井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|183ページ目
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扁平上皮癌の検査をする事と病院の大きさは全く関係ございません。疑われる部位の皮膚のごく一部分を検体として病理検査センターに郵送して結果を待つだけですので、どこの病院でも診断可能です。
しかし、記載されている情報からは扁平上皮癌はあまり思い浮かびません。どちらかというと免疫介在性の皮膚病か、細菌や真菌の感染、アトピーや食物アレルギーなどの線から疑って行ったほうが良いと思います。こちらの検査も通常のかかりつけの動物病院で受けられるはずです。主治医の先生の話をよく聞き、もう少し治療を受けてみてはいかがでしょうか。
お大事にしてください。2006/12/02 00:30 -
生後間も無い子猫が排便をしようとして力を入れたときに肛門から直腸が反転して出てくることは良くあることです。通常はすぐに圧迫して元に戻してあげると収まるのですが、時々癖になってしまうことがございます。
今回の手術はそれに対して結腸の外壁を腹壁の内側の腹膜に縫合して癒着させ、出てこないようにする癖をつける手術を行ったものと予想されます。一般的には1ヶ月程度で溶けてしまう吸収糸で手術を行いますので、今はもう心配ないでしょう。
この手術は腹部の正中を切開して行いますので避妊手術をする時についでにそこの腹膜を密に縫えば何の心配もございません。ただし、そのときの獣医師には結腸腹壁固定手術を受けておりその合併症で腹壁ヘルニアを起こしていることを伝えることが必要です。アメリカでは特に飼い主側も術前にそういう情報を伝えておかないと不利な面がございますのでご注意ください。2006/12/02 00:11 -
骨肉腫の可能性が高いのか、炎症の可能性が高いのかは、経験を積むとある程度はレントゲンから判断できるようになりますが、確定診断は不可能です。
今は結果が出る前に最悪のことだけを予想しておびえる事よりも、結果により治療方法がわかり、対処できることを考えてはどうでしょうか。感染から来る炎症であれば抗生物質で治療できますし、老齢性の関節症であれば炎症を抑える薬でコントロールして行けばよいわけです。
万が一骨肉腫の結果が出た場合には断脚も視野に入れなければいけませんが、画像にはっきり写る大きさの骨肉腫が存在する場合には既に遠隔転移が起きている可能性がございますので、その事も考えて手術を選択すべきかどうかを判断しなければなりません。なお、断脚をしても慣れてしまえば食事もトイレも不自由なく出来るようになりますので、その心配はございません。2006/12/01 00:32 -
骨盤腔内の手術は確かに非常に時間もかかり、手技も複雑になります。しかし、はじめから可能性を否定すべきなのかどうかは拝見してみないとわからないところです。正確な位置を特定し周りとの癒着の有無や、どこから発生している腫瘍なのか、また病理学的な病態をはっきりさせておくことは治療計画を立てるためにも必要だと思います。
まずはそのための検査や場合によっては試験開腹も考えてみてはいかがでしょうか。危険性はゼロではございませんので、十分納得するまで説明を受け、その上でご自身でご判断ください。
敵がわからなければ勝算があるのかどうかすらわかりません。2006/12/01 00:17 -
必要なシャンプーの種類や頻度は、それぞれの皮膚病によって異なります。主治医の指示に従ってください。しかし今はまだ診断結果が出ていないとの事ですので、結果によって、治療方針が異なってくると思います。
ところで血液検査はされたとの事ですが、皮膚自体の検査は行ったのでしょうか。皮膚の培養や顕微鏡検査も有用だと思いますので、受けておくと良いでしょう。
あまり周りの飼い主の方々の意見に振り回されないことです。皆様がおっしゃっているのは、皮膚病ではない健康なワンちゃんの一般論なのですから。
2006/12/01 00:07 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 猫 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
治療開始から5日目で食欲が無いとの事ですが、全く食べていないということでしょうか。非常にきびしい状態といえますが、インターフェロン療法は行っていらっしゃるのでしょうか。
病原体はパルボウィルスですので、抗生物質は効きません。効果の可能性があるのはインターフェロンになります。インターフェロンは猫ではほとんど副作用がありません。また、ここまで体調が悪化していると副作用が心配ですが輸血も効果がございます。
どうかお大事にしてください。2006/11/29 00:47 -
- 質問カテゴリ:
- のどの異常
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
軟口蓋とは、口腔内の器官のひとつです。おそらく軟口蓋のなんらかの異常を指摘されたのでしょう。
この年ですと、軟口蓋に腫瘍ができたのでしょうか?それとも軟口蓋の過長といわれたのでしょうか?。
どちらの病態にせよ手術で改善が見込まれ、呼吸が苦しく辛そうなのであれば、全身状態が許す限り手術を受けるべきだとは思います。しかし、病名が判りませんので、それ以上は何ともいえません。
レーザーで切除するにせよ電気メスや通常のメスにより手術するにせよ、口腔内の手術を局所麻酔で行うのは、動物にとっても術者にとっても危険ですし、犬にとっても拷問に近いものがあるでしょう。
犬は、たとえ痛くなくても、のどの手術を微動だにせずに口をあけたまま、たとえ10分でも我慢することはできないでしょう。2006/11/29 00:35 -
慢性腎不全の場合には入院させて血管を留置針で確保しての点滴を開始いたしますと、退院のきっかけをつかみ難くなる事が多いものです。むしろ皮下補液のほうが30分程度で体重の10%近いリンゲルの補液が出来ますので、猫にとってQOLは良いようです。
この病気は、一日の代謝で体に溜まった老廃物を補液による利尿効果で下げる事により維持して行きます。また、猫は入院というストレスからたとえ摂食が可能な数値になっていても食べ始めないので、ずるずると点滴により維持することになり、体脂肪の利用も促進され、肝リピドーシスに陥ることもございます。
そういうわけで、理論的には入院の上で維持をしたほうが延命期間は長くなるはずということで、昔はよく入院を勧め、完全看護を致しましたが、最近のデーターでは明らかに週数回の皮下補液と自宅療養の方が維持できる期間は長いようです。
猫にとっても、これからの大切な期間、住み慣...2006/11/29 00:23 -
眼瞼には色々な種類の腫瘍が出来ます。良性の物もあれば悪性の物もございます。一番多いタイプはマイボーム腺種で、これはほとんどの場合良性ですが腺癌という悪性度の高い場合もございます。悪性黒色腫という危険性の高い腫瘍が出来ることもございます。
徐々に大きくなってくる場合には、悪性良性にかかわらず、角膜を傷つけたり目の機能を低下させたり、気になってしょっちゅう引っかいて出血を繰り返しますので、手術により摘出した方が良いと思います。摘出した組織は病理検査を行い今後の治療計画を考えて行きます。
しかし、画像を見ているわけではございませんので、今回の状態が安全に取りきれる病態かどうかはここでは判断できません。2006/11/26 22:39 -
1 ストラバイトは燐酸・アンモニウム・マグネシウムによる結晶です。
2 食欲増進剤の処方や別の銘柄に変えてみる方法がございます。
3 鰹節はマグネシウムが多いので混ぜないようにしてください。出来るだけほかのものも混ぜないほうが良いでしょう。2006/11/25 18:36