井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|235ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 食欲の異常 / 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
食欲不振と下痢の症状だけからから癌を考えるのは少々飛躍しすぎのような気が致します。どうか少し冷静になってください。
先ずは検便もするべきでしょうし、採血が出来るワンちゃんなら危険の少ない軽い鎮静だけでレントゲンは撮れるのではと思われます。麻酔をしたとしても今は麻酔薬がかなり発達し、安全性はとても高くなっておりますから選択肢として考えてみてはどうでしょうか。
麻酔の危険性よりも下水様痢が続く事の方が危険ではと思われます。
たとえ検査を希望しなくても、対症療法を色々と試していかれる方法もあるでしょう。どうか主治医ともっと相談をしてください。暴れるワンちゃんは結構多いですから心配要りませんよ。2006/01/22 01:35 -
- 質問カテゴリ:
- 食欲の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
中皮腫だったのですね。動物における中皮腫の症例は極めて少なく治療法もまだ確立しておりません。本当につらいことです。
シスプラチンなどのプラチナ製剤の使用や放射線療法がある程度効果を出しているようですが、治療の中心はどちらかと言うと対症療法になります。
中皮細胞の浮遊した胸水を定期的に抜く方法や、胸膜と肺を癒着させて胸水が溜まる空間を物理的に減らす方法等が採用されます。あとはもちろん今続けておられる内科的療法を続ける事でです。どうかがんばってください。
話は変わりますが、動物の場合もアスベストとの因果関係が示唆されております。居住空間の点検を考えてください。数年前までは蘭や観葉植物の植え込み材料にも毛玉状アスベストが使用されておりました。思わぬところに存在する事もあります。2006/01/22 01:23 -
- 質問カテゴリ:
- 性器の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
おっしゃるようなタイプの性器の細菌感染は時々オス犬で見られます。感染経路ははっきりしない事が多いです。通常は抗生物質の投与と局所の切開排膿と洗浄で治癒します。しかし稀にブルセラ菌など、人間にも病原性を示す細菌が感染していることもありますので、細菌検査をしておいた方が良いのかもしれません。
2006/01/21 03:12 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
クロストリジウム属の菌には有名人が結構おります。代表格はClostridium tetani(破傷風菌)とClostridium perfringensです。前者は土壌中に住んでいます。後者は少量ながら色々な動物の消化管内にすんでいます。クロストリジウムの値が高かったとは、おそらく便中からクロストリジウム毒素が検出されたと言う事ではないでしょうか。
犬の感染性結腸炎は、Clostridium perfringensが筆頭の原因菌とされ、その菌が産生するクロストリジウム毒素により出血性カタール性腸炎や強い吐き気を起こさせます。
ただし、この症状は毒素に体が侵されるのを防ぐための体の防御反応で、毒素を一刻も早く下痢で排泄するか嘔吐で吐き出させるか、体ががんばっているのです。以前人間でO-157大腸菌感染症で下痢止めを使わない子どもの方が重症化せずにすんだのと同じ理屈です。
ただし正直申しまして私の病院ではクロストリジウム毒素は測っておりません。毒...2006/01/21 02:58 -
成犬が咳き込んだ場合には、獣医師は先ず循環器疾患を疑います。飼い主の方が心配しておられる心臓病を私も心配致します。
緊急ではないようですが、一度病院で見てもらうと良いでしょう。病態によっては、発症前に投薬を開始した方が良い場合もあります。
心臓病は暖かくなると悪化する事が多いので、念のため春にならないうちに診ていただきましょう。2006/01/20 15:03 -
- 質問カテゴリ:
- 食欲の異常 / 尿の異常 / 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / シェットランドシープドッグ / 性別不明 / 年齢不明
先ず重要な事は診断が付くまでは、さらに検査をする事です。少なくともWBC測定不能でしたら血液塗抹染色で白血球の形態や100分比を確認することと、腹水の内容の確認、尿沈沙の確認は行わなくてはいけません。それと循環器の問題は関係あるかどうかはっきりさせないといけません。
かなり重症な様子なので、飼い主の方は更なる検査を躊躇されてるのかもしれませんが、どうかがんばって検査を受けてください。
今の検査の段階では、病名を絞り込むのは困難です。お大事にしてください。2006/01/20 14:57 -
お話の感じですと結膜炎だけではなく、角膜炎・角膜潰瘍・あるいはさらに角膜穿孔して前眼房炎にまで進行している可能性があります。抗生物質の内服・血清点眼液やパピテイン等の角膜修復作用のある点眼の開始・あるいは外科的治療が必要なのかもしれません。
また、ここまでになった原因も考えなくてはならないので、眼瞼内反・睫毛の異所発毛・マイボーム腺腫・耐性菌の感染などが無いかどうかも良く診てもらった方が良いでしょう。
いずれのしても、途中経過を確認してもらう必要がありますので、早急に診察を受けてください。
目は大事ですから出来るだけ早い段階で治療法を見直したほうが良いでしょう。2006/01/20 14:43 -
遠くても行けるのであれば、動物病院に行く事を提案いたします。
狼爪がそこまで伸びていると血管もかなり伸びていて通常の場所で切っても、かなり出血することがあります。また、刺さった方の皮膚も皮下組織にまで達していれば化膿している危険性もあります。おそらくかなり嫌がる処置なので、保定(しっかりと抱いて動かないようにする事)になれた人がいないと危ないと思います。
おとなしい子で積極的に自宅療法をお考えでしたら、ニッパー方の爪切りを用意して、刺さっているところの直前で、比較的爪根から離れたところを切ってください。刺さった爪を抜いたところを刺激性の少ない消毒薬で殺菌し、きれいなガーゼなどでしばらく圧迫して止血してください。
くどいようですが、お勧めいたしません。2006/01/19 01:24 -
- 質問カテゴリ:
- 目の異常 / 食欲の異常 / 吐き気
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
一度詳しく、消化管の通過障害が無いかどうか、調べていただいた方が良いのかもしれません。
異物を飲み込んで不完全閉塞を起こしている場合・胃の幽門部に問題がある場合・食道に問題がある場合・すい臓に問題がある場合・胸腔内や肝門脈の血管に異常がある場合など、いろいろな原因が考えられます。
ゴールデンという犬種を考えると、布状の異物を飲み込んで腸に停滞している可能性を先ず考えた方がよいのかもしれません。
実際に症状を見ていませんので、私の言っている事が取り越し苦労であれば良いのですが。実際ただの胃もたれなのかもしれませんが、念のための検査を提案いたします。2006/01/19 01:12 -
- 質問カテゴリ:
- 尿の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
キラキラ光るものは燐酸アンモニウムマグネシウム結晶だったのかもしれません。この結晶はストらバイトとも言いまして、先天的に尿がアルカリ性の場合あるいは泌尿器感染症に付随して発症します。ほうっておくと膀胱炎から腎炎を起こしたり、尿路結石が大きく成長して手術をせざるを得なくなる事もあります。
間違えだと良いのですが、念のためにそのキラキラしたものを持って(あるいは尿を持って)診察を受けると良いでしょう。早期であれば処方食や抗生物質の投与で治る事が多いです。2006/01/17 01:54