井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|232ページ目
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低蛋白食を飼い主の方の自家製で安全に作るのは難しいと思います。出来れば動物病院で処方食として購入する事をお考え下さい。
今どのような治療をなさっておられるのか良く分かりませんが、腸管からのアンモニアの吸収を抑える薬(ラクチュロース)やカナマイシンなどの抗生物質の投与は行なっているのでしょうか。これらの事も併用した方が良いと思います。
ただし肝門脈シャントは確実に時間の経過と共に肝臓を冒していく先天的病気です。一刻も早く確定診断をしてもらってください。食前と食後の血中胆汁酸を測定するだけでもかなり診断に結びつきますので是非考えてください。異常が出たら手術を考慮すべきです。2006/02/10 23:16 -
猫は環境変化というストレスにはかなり弱く、精神的ダメージの修復に数ヶ月かかる事もございます。修復にかかる時間を短縮するためには内服薬を使用する方法やフェロモンを利用した香水状のスプレーを用いる方法がございます。いずれもアメリカの動物病院でも処方されますので一度相談されると良いでしょう。
精神的な問題を薬で解決する事を日本人は案外嫌いますが、ニャニャチャンは苦しんでいるのですから、薬に頼って早期解決を図るのも良い事だと私は考えます。2006/02/10 00:16 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ジャックラッセルテリア / 性別不明 / 年齢不明
肥満細胞腫という診断だったのですね。この腫瘍は名前から受ける印象とかけ離れた病態をとります。
しかし、悪性度は個々の腫瘍でかなり異なり、完全摘出すれば様子見でよいものからすぐに全身転移を始めるものまで多様であります。
先ずは病理検査結果を見せていただき細胞の悪性度・手術でとった境界線上に腫瘍細胞があるかどうか(マージンがクリアかどうか)・所属リンパ節は大丈夫なのか・など、総合的に考えて評価していかなくてはいけません。選択肢とそれぞれの効果や危険性を提示していただきご自身が納得された治療を受けてください。
とても大事な事ですから何回でもじっくりと質問をしてきてください。2006/02/10 00:02 -
発情中は出血が止まりにくくなります。これは、子宮の膣に近いところから分泌されるプロスタグランジンI2と言うホルモンのためです。
ですので、私は個人的には発情中の抜歯処置は好きではありません。飼主の方が発情中と自己申告していただければ喜んで日にちを変えます。
しかしきちんと止血をコントロールすれば危険な手術ではありませんのでご安心下さい。2006/02/09 23:45 -
お話から察しますと僧帽弁閉鎖不全の末期で弁の腱索が切れてしまっているのだと思われます。本当に看病していてお辛い状態だと思います。
聴診いたしますとシーガル雑音と言ってクークーとかもめが鳴くような心音が聞こえますので、この音を聞いたとたんいつも、飼主の方になんと言って説明しようかと、私どもも辛くなります。
この状況になると投薬でもなかなか改善は認められず、もし少しでも呼吸を楽にと思うと、酸素テントでの入院になりますが、これを行なうとワンちゃんを住み慣れた家から連れ出し、家族からも離してしまうことになり、なおかつ最後の瞬間に家族の方が立ち会えない事になる場合が多いので最良の策とは思えません。
酸素発生装置や酸素ボンベと酸素テントのリースも今はそれほど費用がかかりませんので考えてみてください。
向精神薬を使った吐き気止めで鎮静と制吐を図る事もできますが今の状況ですとそれが引き金とな...2006/02/07 00:59 -
- 質問カテゴリ:
- 性器の異常 / その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアシュナウザー / 性別不明 / 年齢不明
特に心配はございません。病気ではないと思います。半年おきというよりも、春早い時期と秋遅めに生理が来ます。また近所のワンちゃんたちと同調して同じような時期に偏るも多いようです。
かなり個体差が多いですが、通常よりおとなしくなったり、食欲が落ちたり、逆にいらいらして落ち着かなくなる子もいます。
避妊をするかしないかを含めて今後の対処の仕方を、一度かかりつけの先生に相談してみると良いと思います。
野犬に襲われる事やワンちゃん連れの方と立ち話中に交配してしまう事もありますので、散歩には気をつけてください。特に子供だけでの散歩は生理中は避けましょう。2006/02/07 00:29 -
- 質問カテゴリ:
- 目の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
おそらく緑内障と診断されたのだと思いますが、いかがでしょうか。以下は緑内障としての話ですので、もう一度診断名を確認しましょう。
一定期間眼圧が亢進した状態が続きますと視力は衰えてしまいます。この衰えは網膜の神経の質的な変化ですので、まことに残念ですが進行を食い止める事は出来ても元に戻す事は出来ません。
犬に対して正確な視力検査が出来ないので今どのくらい見えているかは判断が難しいと思いますが、治療を続ける事により牛眼といって目が巨大になる事を防いだり、眼球が変形してしまう事や眼圧亢進による痛みを抑える効果はございます。
点眼のほかに内用薬を併用する方法や手術を行なう方法もございます。
どのような治療の選択肢をとるかは主治医の先生とよく相談してみてください。2006/02/07 00:16 -
- 質問カテゴリ:
- 吐き気 / その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
膵炎は死亡率の高い危険な病気です。特にDIC(播種性血管内凝固)を併発すると致命的になりやすいので、その辺をよく監視していただく必要がございます。症状が安定するまでは絶食と安静が必要で、その間は点滴による補液とFOYの投与が基本的治療法になります。
できれば移動しない方がよいのですが、状況を今の先生によく説明して治療がうまくバトンタッチできるように紹介状を書いていただき、主治医の受け入れ態勢を確認してから転院するとよいでしょう。ただし、長距離の移動ですと認めていただけないかもしれません。
入院期間は1週間以上は覚悟しないといけないでしょうし退院後も食事療法や投薬などの治療がしばらく続きます。再発をし易いので十分な看病が必要になります。
お大事にしてください。2006/02/07 00:02 -
先ずは、もっとしっかりと主治医の先生とコミュニケーションをとって下さい。大切なあなたの家族なのですから、飼主の権利をもっと主張しましょう。
診断名・処方薬の名前や理由・今後の事は納得のいくまで聞きましょう。飼い主の方が推定した病名からさらに我々が推定して予後の事を申し上げるのはかえってりゅうのすけちゃんの不利益になる事もございます。
どうかがんばって再度説明を受けてきてください。今回はこんな事しか申し上げられず、ごめんなさい。2006/02/06 01:45 -
とても心配ですよね。人間で言えば20~30㎏体重が減ってしまった状態ですから、非常に厳しい状況といえましょう。もちろん糖尿病は既に打ち消せているのでしょうね?。
膵外分泌不全はきっと発症しているのでしょうが、それだけではないのかもしれません。病院内で出来る血液検査だけでなく、検査センターにて行なう、ホルモンなどの特殊検査も行い、さらに詳しく診断して行かないといけないのかもしれません。何らかの内分泌疾患を併発しているのかもしれません。
どうかお大事にしてください。2006/02/06 01:34