井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|76ページ目
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今晩は。咳は本当に苦しくて、見ていても辛いですよね。お察し申し上げます。
どのようなタイプの心臓病なのか、またどの程度のステージに進行しているのかが判りませんので具体的なことは申せません。しかし、心臓病がコントロールできているかどうかの判断として咳が抑えられているかどうかは重要です。
咳を抑えるために薬の組み合わせを変えたり量を変えたり、またなぜか同じACE阻害薬でもメーカーを変えただけで改善されることもございます。おそらく今そのさじ加減を決めている最中なのでしょう。
ただ、ステージによっては申し上げにくいのですが咳を完全に抑えることが困難な場合もございます。ステロイドやニトロールが必要になることも、酸素テントが必要になることもございます。
気管支炎や気管虚脱や軟口蓋過長が併発している場合もございます。これらを丹念にしらみつぶしに鑑別診断していかなければなりません。
レントゲンの被曝...2019/04/10 00:28 -
- 質問カテゴリ:
- ペットトラブル
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 女の子 / 7歳 2ヵ月
カレーを一人前ですとネギ類が危険な量に達している可能性がございます。
夜間救急の動物病院に行き、場合によっては催吐処置をした方が良いかもしれません。
犬は胃の中の滞留時間が長いので早めに行けば十分間に合うでしょう。
ネギ中毒の発症量はかなり個体差がございます。
ネギのエキスが染み出たすき焼きの肉を一切れ食べただけで血尿を出して倒れる犬もおります。
反面飼い主の方が滋養強壮に良いと思い込み長年ニンニクを与えていても無症状だった犬もおります。
ただ、ネギに弱い子だと心配ですので念のため診察を受けましょう。
お大事にして下さい。2019/04/08 20:34 -
高齢犬は皆それぞれに状態が異なります。
動物病院で血液検査を受けて、健康状態を鑑みた食事を提案していただきましょう。
約11歳と言うことは人間では60歳弱です。
人間でも高血圧・血糖値高め・中性脂肪高め・肝臓や腎臓の機能が下がりつつある人や肥満や削痩など色々です。
中には消化能力が衰え始めた動物もいれば胃腸が頑丈でこの年でも食べ過ぎとの戦いの動物もいるでしょう。
薦められる食事はそれぞれ異なります。お大事にして下さい。2019/04/03 23:24 -
フォルテコールは体重1kgあたり0.25から1mgの量で投与します。
僧帽弁閉鎖不全の重症度によって量が変わってきます。
重症になってくると一日量をさらに二分割して一日二回にした方が症状が安定することが多いものです。
さじ加減は実際に診察した獣医師にしか判りません。
ですので、ここでは投与量が多すぎるとは判断できません。必要な量と判断できる可能性があります。
気になっていることが主治医に聞けない理由がわかりません。これこそ主治医に相談すべき事です。
お大事にして下さい。2019/04/03 13:28 -
業界の裏話をお話しいたします。
私が大学病院で研修をしていた頃、超有名な病理の先生に師事して患者の検査をしておりました。
針生検をして結果によりさらに組織の一部を採取したり全摘出手術をして病理検査をする流れです。
針生検の細胞診と摘出組織の病理検査が同じであったのは6割から7割止まりだった記憶がございます。
飼い主様には申し訳ございませんが針生検による細胞診は手軽に侵襲性無く出来ますが、その分正答率が低くなります。
今回に関しては肥満細胞腫では無かったとのことで何よりです。
お大事にしてください。2019/03/31 00:16 -
今晩は。原因がわからないと心配ですよね。
GPTは肝臓の指標としてとても重要な物ですが、これだけでは病態を把握することは出来ません。
まずは第一選択薬で治療を開始してみているところなのでしょう。
ウルソはとても良い薬ですので、とりあえず安心してしっかりと服用させてください。
これだけで改善することも良くございます。
次回改善無ければ、さらに詳しい検査をしていく事になると思います。
場合によっては詳しい血液検査だけでなく超音波やレントゲンを撮るかもしれません。
ただし、この二週間の間に別の症状が現れた場合にはすぐに病院に行きましょう。
お大事にしてください。2019/03/30 23:59 -
今晩は。
おなかの内出血ですが、念のために検査を受けましょう。
思い過ごしだと良いのですが、紫斑病の可能性がございます。
自己免疫性の血小板減少症や白血病などで起こることがございます。
拝見していないので、ついついリスクの高い疾患を強調してしまいます。
重大疾患の前触れでは無く、単なる打撲跡や皮膚炎だと良いのですね。
お大事にしてください。2019/03/28 22:44 -
今晩は。
結論から先に申し上げます。心配ございません。
蚊がフィラリアにかかっている犬の血を吸い気温15度以上の環境でフィラリアが感染可能な子虫に成長してさらに健康な犬の血を吸うとその犬に感染します。さらにそこから一ヶ月たって脱皮した虫を予防薬で駆虫します。
ですので、4月に感染した虫は5月の投薬で撲滅できます。上記の理由から3月に万が一蚊に刺されても感染しません。
処方期間は地域によって若干異なります。詳しくはお住まいの地域の動物病院に相談しましょう。
もう一度検査しても抗原抗体検査では6ヶ月齢を超えた成虫しか検出しませんので結果は同じでしょう。2019/03/25 23:18 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / アメリカンコッカースパニエル / 男の子 / 4歳 0ヵ月
CRPは炎症が起きていることを示しているだけです。
正常値は0か0に近いので、10前後以上ですと強い炎症が起きていることが示唆されます。
細菌感染でもウィルス感染でも腫瘍でも、体のどこかに炎症があって組織が破壊されれば上昇します。
何が起きていて炎症反応が強く表れているのかを探すことが重要です。
ただ、クロストリジウム属などの芽胞菌によって出血性カタル性腸炎が起こっていれば十分異常値の原因になり得ます。まずは原疾患の治療をしっかり行いましょう。
もう織り込み済みかもしれませんが、膵炎が起きていないかどうかは鑑別診断として重要です。
食欲廃絶であれば点滴や経腸栄養も必要かと思います。
お大事にしてください。2019/03/24 00:07 -
今晩は。
もしも炎症性の乳癌だとすると非常に申し上げにくいのですが、既に遠隔転移や局所での浸潤が起きている可能性がございます。
肺転移やリンパ節転移を起こしている場合には術後に無事覚醒しても、さらに体力や免疫力が低下してしまう可能性もございます。
大事なことは腫瘍の病態と心臓病のステージを正確に評価することです。
手術をする事としない事でどちらが良いかは、それによって冷静に判断すべきでしょう。
転移は今のところ無く、経験上目視上で炎症性乳癌が強く疑われるのであれば、なおかつ心臓病が投薬でコントロール出来ているのであれば当院でも病理検査をせずに即全摘出を行う事もございます。
実際に診察している獣医師の判断はネット上の獣医師よりも尊重されます。
心配であれば他院や二次診療病院や大学病院の診察を受けて評価いただくのも重要です。
お大事にしてください。2019/03/23 02:30