井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|89ページ目
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腎不全は進行してしまうと元に戻すことが出来ません。
いかに早く治療開始をするかどうかが寿命を延ばすカギとなります。
進行を防ぐ薬としてはフォルテコールやセミントラやラプロスなどがございます。
尿毒症を改善する方法としてはコバルジンに代表される薬用炭などの吸着剤がございます。
脱水が始まっていれば皮下点滴などの補液が必要なのかもしれません。
病態によっては食欲増進剤や制吐剤も有用です。
療養食は大事ですし、サプリメントに頼る事も否定しませんが、そろそろ本格的な治療が必要なのではないでしょうか。
お大事にしてください。2018/06/28 22:56 -
子犬は何頭生まれたのでしょうか。
頭数によっては十分に食べているつもりでも乳汁の分泌に栄養を取られて、低血糖や低カルシウム血症に陥る事がございます。
また、貧血はないでしょうか。子宮収縮が出来ていないと胎盤が剝がれた所から出血が続き、貧血から呼吸が速迫している事もございます。
そのほか感染症や心臓病の発症の可能性も否定できません。
一度、血液検査やレントゲンやエコー検査を受けてみると良いかもしれません。
お大事にしてください。2018/06/23 23:48 -
生後2か月から3か月ごろの間は親から受け継いだ母子免疫が切れ始め、ワクチンにより獲得する免疫も十分ではないので、非常に感染症のリスクが高い時期です。30年ほど前の私が獣医師免許取りたての頃はジステンバーやパルボで本当にたくさんの子犬の死に臨しました。
ショップの説明はこういった伝染病で不幸な事にならない様にと、ちょっと目を離したすきに異物誤飲や事故にならないようにと、遊ばせすぎて疲れさせないように・・・などの理由が考えられます。
しかし、一方では社会性を身に着ける大事な時期ですので日々欠かさずスキンシップを図る事が必要です。本来は親兄弟と密着して遊んでいる時期なので、飼い主が親犬代わりに触れ合う事が必要です。また、そろそろ色々な経験をし、たくさんの物を見て見識を広げる時期でもあります。節度を守って触れ合いましょう。
ただ、不特定多数の犬の排せつ物がある公園や植え込みは避けてワクチネーションが...2018/06/23 18:20 -
この薬は全ての病院で取り扱っているわけではございません。
既存の薬を体重に合わせて分割して対処する方法もございます。
それに関しては主治医の先生とよく話し合って下さ。2018/06/21 22:09 -
2日おきでは血圧が乱れてしまう恐れがございます。一日ごとに高血圧と低血圧を繰り返すことになるわけです
これでは心臓にも腎臓にも血管にも負担があると考えられます。
半分量を一日二回の方が良いと思われます。2018/06/21 22:06 -
残念ながら混合ワクチンで防御する事はできません。
この病気を予防する猫用のワクチンはありません。
人間用のジフテリアワクチンは人間には効果がございますが、猫への安全性や有効性は検証されておりません。2018/06/21 22:01 -
ミルベマイシンA顆粒であれば体重100グラム単位で安全な必要最低限な量で処方することが出来ます。
こちらを希望されれば解決します。2018/06/21 00:11 -
子宮蓄膿症の完治には手術が一番ですが、的確な抗生物質で子宮を温存しながら治癒させる事も可能ではございます。
しかし、常にどこかで手術を踏み切らざるを得ない事がございます。
抗生物質は徐々に効くものですので、どこからと区切る事はできません。
しかし、一定以上病態が進むと手術が不可能になりますので、主治医の先生とよく話し合いましょう。
どちらが良いかは拝見した獣医師にしかわかりませんし、内科的にも外科的にもリスクのある治療ですので、十分に話し合い最終的には飼い主が決定しなければいけません。決定のために十分に相談を致しましょう。
お大事にしてください。2018/06/21 00:05 -
僧房弁閉鎖不全の症状は高温多湿の状況下で悪化します。
ですのでこの一週間は4月から5月の気候になり先週までは夏日が続いていたので、病気の症状で元気がなかったのが低温で調子が良くなった可能性もございます。
それはさておき、エナラプリルは1日一回の投与で良いとされておりますが、実際に血液動態を見ると一日の血中濃度が倍以上違います。ですので私の病院では半量を12時間ごとに飲ませてもらっております。
そうすると、副作用も少なく効果も安定致します。
ただ、拝見しておりませんのでそもそも薬が合わないのか、別の薬を追加すべきなのかどうかが判りません。
主治医の先生とよく相談されると良いでしょう。
エナラプリルなどのACE阻害薬は継続して服用する事により僧房弁閉鎖不全の進行を防ぎ、動脈硬化を防ぎ、将来的に肺水腫に陥る時期を遅らせることが出来る比較的副作用の少ない薬です。人間でも数十年服用している方がかなり...2018/06/20 23:54 -
spとは属まででその次の種までは特定できていない事をさします。ですのでコリネバクテリウム属の菌ですがウルセランスかどうかは不明であるという事です。
この菌は通常は伝染力も病原性もそれほど強いわけではないのですがジフテリア様の病態を発症し死に至る事もございます。今までに日本で3人の方が亡くなっております。しかし、多くの反芻類や肉食獣の口腔内の常在菌であることも事実です。
ですので過度に心配せずに一般的な衛生面に注意して飼って行けば良いでしょう。特にペットとのキスや箸などの食器の共有は避けましょう。
もしそれでもご心配であれば、飼い主の方がジフテリアのワクチンを受ければ感染を防御できます。
ただし、飼い主やご家族の方が重度の糖尿病だったりリュウマチや免疫介在性の病気で免疫抑制系の薬を服用していたり抗がん剤治療を受けている場合には飼うことをあきらめる事をお勧めいたします。
なお、人から人への...2018/06/20 23:39