井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|91ページ目
全2438件中 901 ~ 910 件目を表示
-
てんかんに関しては可能性ありです。
しかし、先ずは重要な疾患がないかどうか、血液検査やレントゲン検査や超音波検査が必要です。
場合によってはCTやMRIで脳内の問題を確認した方が良いかもしれませんが、麻酔と言うリスクがありますので受けるかどうかは主治医の先生に助言して頂きましょう。
てんかんは消去法で診断していきますので他の疾患を見過ごさない事が大事になります。
なお、詳しい検査を希望しない場合にはてんかんの薬で改善するかどうかを観察する診断的治療と言う手もございます。
治療計画は飼い主の方と獣医師とでよく話し合って決めていきましょう。お大事にしてください。2018/06/01 00:31 -
検査データがございませんので無責任な答えになります。それを踏まえてお読みください。
肺の曇りと咳があるとの事ですが天気が崩れ始めて悪化しているとすると循環器の問題が考えられます。
僧房弁閉鎖不全による肺水腫が悪化している場合には緊急性があるかもしれません。
強心利尿剤の投与や酸素テントへの入院を考慮すべきなのかもしれません。
次に子宮の問題ですが子宮蓄膿症に発展していないかどうか心配です。上記ほどの緊急性はございませんが子宮から膿が出ないからと言って安心はできません。
ただ、手術をすべきかどうかは何とも言えません。一定以上の体調悪化の場合には賛否両論ありますが抗生物質による治療も一法です。抗生物質の選択が的確であれば十分完治する可能性がございます。しかし、循環器がコントロールできており麻酔が可能であればこの病気は手術が第一選択です。
首の問題があるとすれば第一頸椎と第二頸椎の間で...2018/06/01 00:17 -
僧房弁閉鎖不全ステージB1なのですね。
アピナックでコントロールできているのであれば、当院では他に問題がなければ狂犬病予防接種をおそらく注射致します。
しかし、ワクチン可否は他にも色々な要因を考えなければいけません。診察をされている主治医の判断が一番です。一度も診察をしていないネット上の獣医師が軽はずみには答えられません。
ただ、ここで問題なのは引っ越しを控えていらっしゃる事です。
すぐに越されるのであれば引っ越し先で落ち着いてからの方が良いでしょうし、引っ越すのが数週間先であれば状態をよく把握されている今の主治医の先生にお願いする方が良いと思います。
ワクチン後数日で引っ越してワンちゃんにダブルでストレスがかかるのだけは避けた方が得策です。
どうぞお大事にしてください。2018/05/25 23:39 -
トイプードルは血統的に血液凝固遅延が起こりやすく、内出血やかみそり負けや傷口からの出血がありがちです。
通常の過程で一般的な手術をしても、記述されたような事例が起こりえるものです。ほとんどのケースは時が解決しますのでもう少し様子を持ても良いのではないでしょうか。
しかし、内出血は通常は大きな痛みを伴いませんので、手術をした獣医師の仰る通り、皮下組織の炎症を起こしているのでしょう。鎮痛剤を処方して頂くと楽に術後を過ごせるのではないでしょうか。
ただ、拝見しているわけではないので実際に過誤があったかどうかは判りません。ご心配であればしばらく様子を見てセカンドオピニオンを受けるのも一法です。
お大事にしてください。2018/05/13 01:16 -
非常に微妙で難しい問題です。
以前当院でワクチン前ワクチン後さらに次のワクチンの前後に数十頭の犬の抗体価を測定したことがございます。
ほとんどの犬の抗体価は2年間維持できておりました。一方2回目のワクチン後も抗体価が上がらない犬も存在しましたし、2年後には抗体価が感染危険域まで下がってしまった犬もおりました。
ですので完全な感染阻止を考えるならば1年以内に1回の接種が望ましいと考えられますが平均を考えると2年に一回でも良いのかもしれません。
個々に考えるのであれば一番確実なのはワクチンを受けるかどうかは抗体価を測定してから・・・と、言う事になります。
ただし、別の側面から考えると、日本では長い間(今でも)1年に一回のワクチンが慣例化されておりました。
ワクチンを受けてから1年以上経過してしまうと入院やペットホテルを断られる可能性・ペット同伴可の旅館が断られる可能性・ドッグランなどの施...2018/04/29 00:18 -
全身状態が把握できませんのでリスクに関しては拝見しないとわかりません。
しかし、お写真を拝見する限りにおいては左目は眼球摘出が妥当であるように考えられます。
前眼房炎が悪化したものか腫瘍か原因は不明ですが、おそらく相当に疼痛が持続しているはずです。
お大事にしてください。2018/04/28 23:56 -
麻酔とは鎮静剤と鎮痛剤と筋弛緩剤などの一部や複数を組み合わせて行う治療法をさします。
ですので麻酔と鎮静が全く違う事ではなく境界はあいまいです。
ただし、実際に大学では鎮静とは意識を低下させる事・鎮痛とは痛みを抑える事・筋弛緩とは筋肉が動かないようにする事と習います。
教科書上はあいまいさはないですが、臨床の現場では飼い主の方に説明する方便として使い分ける事もございます。
おそらく今回の説明は整形外科手術をするには痛くて起きてしまうが歯の治療程度では意識レベルが低いままでいられる安全で浅い麻酔ですよと、言う事だと思います。
心配であれば直接聞いてみるといいでしょうが、おそらく聞きにくいのですよね。
でも、私であれば術前に十分に質問をして頂いてご納得の上で治療に取り掛かりたいと思います。
説明で判らない単語があればすぐに質問しましょう。大事な家族の施術ですから無用な気遣いは禁物ですよ。
...2018/04/23 00:07 -
ステロイドは膵炎治療の重要な選択肢の一つです。
急性や劇症の膵炎に陥るとかなり死亡率が高いので、必要な場合には投与すべきです。
以前は副腎皮質ステロイドが膵炎の治療に対して問題視されることもございましたが、今はそのような事はございません。
ただ、今回に関して適用かどうか・適切な量かは診察した獣医師にしかわかりませんが、自己判断で休薬する事は危険です。
副腎皮質ステロイドは炎症を抑えるには効果的で、飼い主の方が恐れるほど副作用の多い薬ではございません。
お大事にしてください。2018/04/17 18:02 -
一般的に転移巣がある状態で原発巣または浸潤再発腫瘍のみの手術を行いますと転移巣がさらに成長したりさらなる転移が起こりやすくなります。これは手術による免疫力の低下が関与いたします。
ですので手術は転移巣がなく、しっかりと腫瘍の摘出が出来る事が原則です。
ただ、大出血や自壊や痛みが予測される場合には緊急避難的に手術をするべきでしょう。
今回は肺転移なのでしょうか。肺転移であれば乳腺腫瘍は播種性転移をしやすいので肺の転移巣の完全摘出は困難なのではないでしょうか。肺の病巣がそのままで原発巣の再発部分を手術する事で咳などの苦しみが改善するかどうか何とも言えません。それとも肺の転移巣の手術をする予定なのでしょうか。
拝見していない者には転移巣の大きさやそもそもどこに転移しているかもわかりませんので、主治医の先生と十分に納得がいくまで説明を受けて決めると良いでしょう。お大事にしてください。2018/04/14 23:13 -
一般的な投与量は体重1キログラム当たり10から20mgを1日2回です。ただ、拝見していない獣医師が今の量が適切でないかどうかは判断できません。病態によっては大目に使う事もままございます。
当院でも効果が出にくい場合には薬用量より多く処方する事もございますが、高齢で肝臓や腎臓の機能が衰えている場合には副作用が出やすいので心配です。
お大事にしてください。2018/04/09 00:35