井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|96ページ目
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蚊は生まれながらにフィラリアの幼虫を持っているわけではございません。フィラリアに感染している犬の血を吸って初めて蚊の体内にフィラリアが感染します。その後運良く1ヶ月生き延びた後にお宅のワンちゃんの血を吸った場合に限って移すことが可能になります。
ですので、たった一回の飲み忘れで感染するリスクは室内犬の場合には稀です。
あまり心配せずに4月ごろに血液検査をして、陰性であればそのまま予防を再開しましょう。
万が一陽性でもきちんと治療をすれば早期発見ですので発症する前に治療できるはずです。
最近の治療法ですが早期であればテトラサイクリン系の抗生物質で駆除が出来ます。
他にも一般的な治療でもこの段階での治療であれば問題なく健康でいられるはずです。今はあまりあわてないで安心してください。
ただ、毎年同じ失敗をしているとそのうち本当に発症してしまいますので気をつけましょう。
お大事にしてください。2017/11/29 00:21 -
- 質問カテゴリ:
- 尿の異常
- 対象ペット:
- 猫 / ブリティッシュショートヘア / 女の子 / 4歳 3ヵ月
膀胱炎を繰り返すが細菌感染があるわけではない状況を特発性膀胱炎とも呼びます。
症状としては少量ずつ頻回尿で、常に膀胱は小さくあまり尿を溜め込みません。
ストレスが一因とされておりますが、原因不明の場合が多いでしょう。
本当にその状況かどうかは診察してませんので判りませんが、食事療法がございます。
推奨される物としては、ヒルズではC/DマルチケアコンフォートあるいはロイヤルカナンではPHコントロール+CLTなどです。
薬としてはジルケーンやクロミカルムなどが効果がある事がございます。
フェロモンによる治療としてはフェリウェイにより緩和されることもございますので、獣医師と相談されると良いでしょう。2017/11/21 22:52 -
今晩は。
療養食は必ず獣医師の指導の下に使用されるものです。
本来の姿と異なりネットに流れている事もございますが、動物病院で薦められた物を動物病院で購入しましょう。
食事量や方法・食べない時の対処法・その次に薦められるもの等をよく聞き、治療をしていきましょう。
昔から医食同源と申しまして、食事療法も重要な獣医師の仕事です。
お大事にしてください。2017/11/16 21:36 -
手術が第一選択ではないのであれば、細胞診や取れた組織の量によってはもう少し詳しい病理検査が出来るかもしれません。
当院でも飼い主の方が腫瘍を非常に心配している場合や進行が速い場合には即摘出を優先する事もあります。
一般的には飼い主の希望を尋ね、細胞診等を行い先ず敵の素性を確認してから、手術を行うか行わないか、あるいは大きく摘出するか最小限で摘出するかを決めます。
あわてずにもう少し話し合って方針を決めても良いのではないでしょうか。
お大事にしてください。2017/11/12 22:44 -
今晩は。
腎不全による尿毒症がそこまで進んでいますと、今の段階では無理をして強制給餌を致しますと嘔吐が酷くなることがございます。
健康時の突発的な嘔吐と異なり、そのまま窒息や誤飲性肺炎や失神に陥る危険性が心配されます。
皮下補液を隔日で続けることにより尿毒症が多少改善して食べられる時期が来る可能性があるかもしれません。
今は無理をせず指示に従いましょう。強制するとかえって苦しませることになるかもしれません。
そのほかには胃チューブを装着して首から直接栄養剤を消化管に注入する方法もございます。しかし、今回の情報だけでお勧めするわけではございません。
今はもう少し点滴を続けて改善があるかどうかを確認し、再度考えましょう。
お大事にしてください。2017/11/12 22:33 -
チョコレートの中に含まれるテオブロミンが犬猫の中毒成分です。
しかし、、子供向きのミルクチョコレートやパンの餡に入っているチョコレートにはかなり微量しか含まれません。一般的に体重10キロあたりで菓子製品として50グラムが危険量と言えます。
しかし、バレンタインの時期に出回る高級チョコやブラックチョコは一粒でも危険です。心毒性がございます。
さて、今回の件ですがこぼれたチョコレートがさらに家中に広がったわけですから、かなり薄まっているので猫が家中を舐めまわしてもチョコレート中毒は起こらないでしょう。ご安心ください。
それよりもこれからの風邪の時期ですと、よくアイスノン等の保冷剤中毒が起こります。破れた氷枕から滲み出たエチレングリコールを舐めて急性腎不全になり死亡する猫が後を絶ちません。エチレングリコールは甘くとろみがあるので猫が致死量になるまで舐めとってしまいます。破れた保冷材はす...2017/11/09 00:47 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 女の子 / 11歳 8ヵ月
お写真だけでは判断できませんが、何らかの免疫介在性の皮膚病が考えられます。
マラセチアやブドウ球菌などの感染が悪化させているのかもしれません。
舐め壊して表皮が欠損しないうちにお早目に動物病院で診断して頂いてください。
診断にも治療にもある程度時間がかかると思われます。
動物は言葉が話せませんので、人間以上に診断には時間がかかります。
色々と検査をして判断していく方法と、診断的治療と言って投薬をしながら反応を見て治療をしながら病名が決まっていくパターンとがございます。
初診時にアレルギー原因の血液検査・細菌培養・真菌培養・皮膚外部寄生虫鏡見検査・内臓機能の検査など、すべてを行った方が獣医師としては安心して診断を導けますが、ややもすると過剰検査の批判もございます。
動物の場合には特に飼い主の方も率先して話し合って検査内容を考えていくようにしましょう。
獣医師も出来るだけリーズナブル...2017/11/03 00:01 -
自己血小板による再生医療
キチンキトサン膜による結合組織増殖促進
皮膚移植
などによる治療に変更あるいは併用をお勧めいたします。
主治医と相談して、適用を考えてはいかがでしょうか。2017/11/01 20:24 -
検査内容から風邪症状の原因は判りません。
しかし、いわゆる猫カゼ状態だとすると、よくありがちな血液検査結果です。
体調悪化により飲食量が低下致しますと脱水が起こり、どの数値も多少高めになります。
猫の場合には感染が起こると血糖値は高めになりますので、この血糖値だけで糖尿病とも言えません。
ただし、食欲不振が長く続くと体脂肪が分解されてケトーシスになり肝リピドーシスも起こりさらに悪化する事がございます。
今やるべき事はしっかりと風邪を治す事と、食欲がなければ皮下補液や点滴を受けることです。
遠いからと言ってあまり躊躇してはいけません。
結果が気になるでしょうから、ある程度治まってからもう一度採血を受けると良いでしょう。
口内炎かどうかは判りかねますが、カリシウィルスによる呼吸器感染であれば併発する事が多いです。
お大事にしてください。2017/11/01 00:20 -
ブロードラインを塗布すればノミ・マダニ・内部寄生虫・フィラリアなど全てに効きます。
オールインワンでお考えであればこれが良いかともいます。
フィラリアもマダニによる死亡例も西日本の方が多い傾向があります。
駆除を検討した方が良いでしょう。
もちろん病院によってはオールインワンよりもフィラリアとその他寄生虫とで別の薬を勧められることもあると思います。
病院によって考え方は異なります。その土地の主治医の先生に従うのが一番でしょう。2017/10/30 22:36