井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|94ページ目
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目の角膜や結膜に問題があって目を細めているのであれば、原疾患を治療する事で対処できますし、花粉症などのアレルギーであれば抗アレルギー剤で対処できます。
しかし、ご相談の経過ですと何れでもないような気がいたします。
拝見しないとわからないのですが、ホルネル症候群の可能性がございます。また、第三から第五脳神経に腫瘍による圧迫があった場合や、眼瞼を支配する末梢神経打撲があった場合にもこのような症状が起きます。
診断的治療になりますが、ネオシネジンを用いた治療を開始するのも選択肢の一つになるのではと考えられます。
お大事にしてください。2018/02/14 02:58 -
糖尿病の治療中で起きたことであれば治療法の変更で対処するのですが、糖尿病ではなく吸収不良症候群でもないとするとインスリノーマが疑えます。そのほかには肝門脈シャントがありますと肝臓でのグルカゴンと言う糖のストックが少ない為に血糖を維持する余力が少ないために低血糖を起こすことが多いようです。
そのほかにも種々の原因疾患が考えられますが根底に大きな問題を抱えているために起きている事と見受けられます。
ご近所の病院で対処できないとすると大学病院など二次診療の病院で代謝病や内分泌疾患の検査を腰を入れて取り掛からないといけないでしょう。
インスリノーマは膵臓に腫瘍が出来てインスリンが過剰に作られてしまう病気です。膵臓と言うデリケートな内臓の疾患なので治療は困難と言えます。肝門脈シャントも今となっては対症療法が可能かどうかなんと言えません。
間に合うかどうかご覚悟が必要な状況と思われます。お大事にして...2018/02/14 02:48 -
治療にタイミングはございません。特に虫が出たタイミングで行く必要はありません。
出来るだけ早く病院へ行きましょう。
できれば便を持って行った方が良いでしょうが、肉眼で何かが見えている必要はありません。
ワクチンや健康診断などとの兼ね合いがありますし、駆虫や避妊などの順番は主治医の指示に従いましょう。
ちなみに当院では地域(のら)猫の場合にはやむを得ず、駆虫と避妊を同時にすることが多いです。
飼い主のいる猫の場合には猫の負担を考えて、駆虫・ワクチン・健康診断し避妊手術日の決定・避妊手術の順番になります。
先ずは動物病院に行って主治医によく相談しましょう。お大事にしてください。2018/02/11 01:21 -
二次診療病院は高度な技術の維持・優秀な人材の確保・最先端の設備投資のため、診療報酬は高めになります。
決して自由診療だから高いわけではございません。人間の医療の場合には3割負担でなおかつ6万円を超えた分は健康保険が負担してそこから病院に直接支払われます。
むしろ動物病院は自由診療ですから自由競争という経済原理により適切な(リーズナブルな)価格に落ち着きます。実際に避妊や去勢手術の料金や予防注射やフィラリア予防薬はここ30年間下がり続けております。
小さな病院にも素晴らしい経験豊富な腕の立つ獣医師はたくさんおります。年間一人だけ選ばれる獣医学会賞を取得して片田舎で一人で開業している先生や大学病院で連日手術をし医局に残らず地元に戻って親の小さな病院を継いだ先生もいます。学会発表はせず無名でも近隣の獣医仲間では神の手と言われ、個人病院で引っ張りだこの先生もいます。
時間が許すのであれば近所...2018/02/11 01:09 -
今は麻酔薬も鎮痛剤も非常に進んでおります。
手術中もその後もほぼ痛みを耐えなければならない事は無いでしょう。
周術期の痛みに関してはご安心ください。
私は長生きさせることが飼い主のエゴだとは思いません。
生きているという事はそれだけで素晴らしい事です。
この子があなたと出会えてよかったと思えて、今までの不幸を取り戻して余りあるくらいに長く幸福に暮らさせてあげましょう。2018/02/10 00:06 -
再発防止のためには手術による胃固定手術が一番なのですが年齢や検査データーによるとお勧めはできません。
先ずは出来るだけ消化の良い食事を少量ずつ数回に分けて与える事です。消化酵素剤やガスコンなどのガスを抑制する薬の投与も併用すると良いでしょう。
病院専売の療養食の中に最短で胃を通過できる食事も開発されておりますので、処方して頂くと良いでしょう。
他の処方食を使う場合には体重減量用の製品は避けてください。不消化雑穀類や大豆含量が多いと胃内発行が進んで胃拡張が起きやすくなります。
散歩の時間は満腹時を避けましょう。特に食後3時間は厳禁です。食後に飛んだり跳ねたりする年齢ではないでしょうが、食後はしばらく安静が必要です。
お大事にしてください。2018/02/09 23:55 -
今晩は。
推定12歳の保護権を飼い始めて頂き、動物医療に携わる者として感謝いたします。
手術が出来るかどうかは年齢よりも検査による全身状態によります。
12歳は人間で60代ですので決して老犬ではございません。
ところで精巣の腫瘍ですが、精巣を構成するどの細胞が腫瘍化してしまったかにより、予後は異なります。
この腫瘍は一般的には、進行すると再生不良性の貧血が進み全身の脱毛も起こりかなり厳しい状況になる事が多いです。
ですので、当院では血液検査や循環器検査による麻酔のリスクの判定が良ければ、この年齢であれば手術をお勧めしております。
ただ、実際に拝見しておりませんとこの子なら大丈夫かどうかという経験上の感が働きませんので、何とも言えません。
主治医の先生とよくご相談いただき、検討してください。心配であればセカンドオピニオンを受けるのも良いかと思います。
お大事にしてください。2018/02/09 00:58 -
ワンちゃんは若くて今が一番遊びまわりたい時期なのに、頑張って闘病されているのですね。
飼い主の方もワンちゃんも大変辛い思いをされていることと思います。
おそらく骨折を修復した人工材料の何かにアレルギーを起こしているか、人工材料にバイオフィルムが形成されている事と予想されます。
骨折がしっかり癒合されているのであればプレートとビスや縫合糸の除去を行う事により改善する可能性がございます。
昔は今と比べられないほど骨折の手術が多く、今回の様な症例にも遭遇した経験がございます。細菌培養に出すと陰性なのですが、摘出すると結果的に治った場合があります。
バイオフィルムが形成されると慢性的に白血球が遊走し続けてイムノコンプレックスと言う物質が常に産生され続けて傷が癒合しづらくなります。
また、金属アレルギーの診断はなかなか困難ですが、ステンレスにはニッケルが含有されております。
犬のニッケルアレ...2018/02/02 19:07 -
今晩は。
小型犬でグレード2程度であれば安静にして炎症反応が収まるのを待つと、案外落ち着き症状が消失する事も多いようです。
特にこの時期は雪や氷で足を滑らせないように気をつけえ下さい。飛び降りや跳び乗りは厳禁です。
2から3週間は安静にしてその後は少しずつ運動量を増やしていきましょう。
積極的に炎症を抑えるようにカルトロフェンベットの注射を週一回受ける方法もございます。
当院ではこの方法で手術適応と考えていた症例でも内科的に改善した患者が数例いらっしゃいます。
あわてずに養生してお大事にしてください。2018/02/02 00:30 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 男の子 / 12歳 1ヵ月
コクシジウムは一般的に猫と子犬の病気です。
成犬の場合、他の病気で衰弱していなければ、ほぼ発症しません。
ですので、あまり心配しすぎないでも大丈夫です。
以前は治療には長期間かかりましたが、今では一回の投与で駆除できるプロコックス(バイエル社)と言う薬が承認されております。
猫糞を食べてしまうごとに心配であれば、こちらの利用をお勧めいたします。
お大事にしてください。2018/01/30 00:17