樋口 高裕 先生の過去の回答履歴一覧
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ぷちさんへ
SDMA正常は良かったです❗️
クレアチニンと蛋白尿は、古典的な検査なのに、こう言ったよくわからない事象があるんです。明解な説明が出来ず、すみません。
定期検診を欠かさずに、見護ってあげてください。2023/05/15 09:14 -
ぷちさんへ
最近、何の兆候もなく、クレアチニンが急に悪化して、急性腎不全を起こしてしまった若い雑種ネコちゃんに数匹遭遇しています。これらの子は内猫で、アイムやヒルズの品質の良いドライフードのみ食していました。
クレアチニンでは、ご指摘のように、活動的な子の場合、筋肉崩壊による血中増加などもあるので、それらも考慮して「SDMA)を測定します。通常クレアチニンより、感度が良いとされており、これが上昇していれば、腎機能不全を確定します。まして、クレアチニンも高いなら、既に相当、腎機能は悪くなってしまっていると判断します。蛋白尿なら尚更ですね。若いので、病気が進行するのも早く、速やかに治療を開始する必要があります。
この場合、まだ食欲あれば、タンパク質を制限した処方食に加えて、病気進行を抑えるために、降圧剤であるセミントラやラプロスを投薬していきます。うまくいけば、この状態で数年安定する子もいます。...2023/05/11 11:29 -
すみなさんへ
サンダーソニアもチューリップもユリ科なので、猫ちゃんには腎臓への悪影響が懸念されます。年齢的にも腎臓を心配する歳でもあるので、至急診察を受けるべきです。
よろしくお願いします。
まさに、サンダーソニアの葉を4枚食べて、緊急で来院した子がいました。嘔吐剤で、未消化の葉を吐いてくれて、その後も数日診察をして、ことなきを得た経験があります。中には、1週間後に、死亡する例もあるとのこと。怖いです。
症状がなくても、診察を是非受けてくださいませ。血液検査で腎機能を診てあげてください。お大事に。2023/04/19 18:34 -
まいちさんへ
中性脂肪性の高脂血症とALPの上昇ですね。
高脂血症には、ロイヤルカナンの消化器サポート低脂肪やドクターズダイエットのストマックケア低脂肪がベストです。
ALPの上昇もあるので、是非甲状腺ホルモンとクッシング 症候群も血液検査してもらうべきです。察するに、主治医の先生は、こういった症例に疎いのでは?
是非、間など置かないで、セカンドオピニオン、サードオピニオン受けるべきです。
血液ドロドロ状態なので、脳梗塞などを起こしかねませんので、お早めにどうぞ。
お大事にしてください。2023/04/17 17:50 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 猫 / スコティッシュストレート / 女の子 / 3歳 0ヵ月
ななさんへ
猫の検診で、よくわからないでALTが高い事は結構多いです。
室外にもよく行く子は、何を拾い食い、舐めしているか心配です。特に、冬場ではエンジンの温もりのあるクルマの近くで、甘いオイルを舐めて中毒を起こす子がよくいました。ALT上がります。
完全室内飼いでは、食餌の添加物による中毒や先天的病気が結構見られます。食餌はAFFCO適合の質の良いものに変えれば良いでしょう。
先天的なものが厄介で「門脈シャント」というもので、総胆汁酸検査でわかります。腸から吸収されたものを肝臓で無毒化されて全身血管へいく過程で、肝臓を通らないバイパス血管(シャント)が先天的にある子に、本来血液中にあってはならない毒の胆汁酸が多くて、成長とともに肝臓がおかしくなるものです。
そんなに難しくもなく、安価な血液検査ですので、調べてもらうと良いですよ。
ウルソが良いクスリですし、毒の出来にくい食餌(タンパク質の少ないも...2023/02/22 11:37 -
- 質問カテゴリ:
- その他 / ペットトラブル / しつけ
- 対象ペット:
- 犬 / ジャックラッセルテリア / 女の子 / 1歳 1ヵ月
ララームさんへ
獣医の立場から、身体の変調からくる精神異常に関して言及します。
「門脈シャント」が厄介です。
腸肝循環の異常で、肝臓を通らないバイパス血管により、血中にあってはならない解毒されていない毒物により、身体や精神に異常が出るのです。ちょうど成長しきった頃に症状として出ることが多いです。詳細な血液検査(胆汁酸など)などで診断出来ます。身体的にも最も厄介なので、言及致しました。
主治医の先生にご相談されて、検査だけでもやってあげてくださいませ。
そうでない事をお祈りしております。お大事にどうぞ。2023/01/17 14:30 -
みーさんへ
たまに舐めている、赤黒く、出血している時もある皮膚、一般血液検査に問題はない ですね。
慢性皮膚炎が起きています。
原因は、暑くて蒸れる「膿皮症」や柴犬に多い「アレルギー性皮膚炎」ないし治りの悪い「アトピー性皮膚炎」が考えられます。
膿皮症なら殺菌剤の入った薬用シャンプー(ノルバサンシャンプーなど)で何回か洗えば、一旦は収まります。夏のうちはぶり返しますよ。
アレルギー性、アトピー性はシャンプーや抗生剤を用いても治りにくいです。最近は新しい薬がどんどん開発されているので、しっかり治したいなら、主治医の先生とよくご相談されて、ご検討くださいませ。酷くなると、全身の皮膚がボロボロになってかわいそうな事になる子もいるんですよ。
くれぐれもお大事にしてください。2022/07/14 17:59 -
心臓の血液検査は一般検査と別なので、年齢や症状からいって、受けられた方がいいです。
胸部レントゲンは、肺や気管、心臓の画像を調べるものです。
心臓の血液検査に異常がなくても、肺や気管の異常の有無を見る意味でも受けてあげて欲しいです。2022/07/01 20:13 -
この年になると、もう太れません。どんどんと縮んでいくことになるでしょう。
この年になってからは、アレルギー検査は通常必要ありません。アレルギーを持っていても、過剰免疫が次第に低下してくる年齢なので、症状が出てこなくなるからです。もちろん、まめに掃除することは、衛生上でも良いことです。
腎臓、甲状腺、アレルギーが心配ないとすれば、では何に注目するのか?
年齢、咳やしゃっくりから考慮すると、呼吸器系のレントゲンと心臓の検査(猫ちゃんは血液検査のBNPが最も信頼性がある)が必要となるでしょう。
定期検診は、少なくとも半年に一度受けて欲しいです。お大事にしてください。2022/07/01 17:33 -
- 質問カテゴリ:
- 歯・舌・口の異常 / 食事、栄養について
- 対象ペット:
- 猫 / 野良猫引き取りのため不明 / 男の子 / 2歳 2ヵ月
にゃんちーさんへ
若いうちから、歯周病で歯がどんどん抜ける猫ちゃんは結構います。成長期に上手く栄養を取れなかったとか、エイズや白血病、糖尿病などに関連して、口腔内免疫が弱い子がなりやすいようです。ただ、仮に全ての歯がなくなってしまうと、歯周病が逆に治ってしまうこともあります。歯がなくても、もちろんドライフードは飲み込みながら通常食べれます。痛がらずにフードを良く食べていれば、あまり心配しないでもいいでしょう。
黄色脂肪症は、質の良くないフードだと心配ですが、質の良いAFFCO適合品(ヒルズ、アイムスなどのメーカーがベスト)のドライフードであれば、全く問題ないです。
若いうちから、定期検診を受けて、折に触れて、獣医さんのアドバイスがあれば、きっと長生きしてくれますよ。お大事に。2022/05/20 11:44