栗尾雄三 先生の過去の回答履歴一覧|93ページ目
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獣医師の栗尾と申します。
上下に頭を振るというのは痛みからきている可能性もありますし、脳などの中枢神経症状なのかもしれません。
痛みの場合は、歯の痛みかもしれませんし、脳でのトラブルによる頭痛かもしれません。
認知の症状があったということであれば、脳の問題も十分に考えられます。
脳の問題である場合はMRIなどの検査をしないと確定的なことは申し上げられないのですが、ステロイドなどの治療をすることがほとんどです。
全身麻酔をすることで、脳圧が上がり、中枢神経の症状が出ることは稀にあります。
私自身も何度か経験があります。こればかりは予測が不可能で、適切に対応して落ち着くこともあれば、ダメなときもあります。
今となってはなのですが、抜歯程度であれば麻酔をかけずに行うこともできたのかもしれません。
歯がグラついていた場合は、簡単に抜けたりするものです。
ただ、歯周病全体のケアにはどうしても...2021/02/05 12:16 -
腰を先生が押さえて”びくっ”となった
というのは、腰を痛めている可能性があります。
触診での感触というのは非常に重要です。
ヘルニアかどうかは分かりませんが、腰痛はあるのかもしれません。
薬をのんでT4が1.0というのは薬が足りていません。
足りていなければ、症状の変化も感じなくて当然かと思います。
1からやり直すのもありですが、、、だいたいは同じことの繰り返しとなります。
現状、不足気味の甲状腺の薬をやめたところで、ほとんど変化はないかと思います。
悪化するということは感じないはずです。
ただ、甲状腺の検査は体調が良いときに検査しないと意味がありません。
腰痛や腹痛があるときには検査をするべきではありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償...2021/02/05 10:57 -
おっしゃられるように僧帽弁閉鎖不全症にはステージがあります。
心雑音があっても症状がなければ、投薬が不要な場合もあります。
ただ、BUNが高いこと、肺水腫になったことがあること、後肢が滑ることなど
あきらかな症状がみられています。
特に肺水腫になったということは死にかけたという話になります。
いくら元気にしているといっても、内服なしでの生活は普通は考えられないと思います。
悪化を防ぐためだけの飲み薬ではあるので、投薬に前向きでない先生もいるとは思います。
飲み薬をした方が寿命が延びるというエビデンスはあるのですが。
※注意※
飲み薬をしていても肺水腫になるときはなります。それは仕方のないことだと認識するようお願いします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能で...2021/02/05 10:52 -
獣医師の栗尾と申します。
入院が必要だったかどうかはなんとも言いづらいところです。元気さなどの見た目も重要なので。いわゆる視診ですね。
ただ、検査値(LIP 215)で膵炎というのはかなり厳しめの診断かと思います。
本当の急性膵炎であればLIPが1000以上となり、頻回の嘔吐や真っ赤な血便が出てきます。
慢性膵炎であってもLIPが300以上にはなるのかなと思います。
一般的にLIPが200程度であれば胃腸炎という判断となるような気がします。
胃腸炎であれば、腹痛が伴いますので、腰を丸くするようなしぐさがあらわれます。
ヘルニアかどうかはレントゲン撮影も重要ですが、触診にて痛がるか反応をみることが最重要です。
腰をさわって痛がっていたのでしょうか?
そうでなければ、ヘルニアでもなく、膵炎でもなく、胃腸炎ということで良いような気もします。
ただ、胃腸炎であれば嘔吐や下痢などのいわゆる消化器症状が確認できてもよいよ...2021/02/04 14:29 -
獣医師の栗尾と申します。
お話の内容だと確かにおかしな点が何点かあります。
・「年齢相当の心雑音」というのはかなりおかしな表現です。高齢で足腰が弱ったり、視力や聴力が低下したりというのは人間を含めてすべての動物で起こりえますが、心雑音はそうではありません。高齢になって心雑音が聞こえる犬は10%もいないかと思います。足腰が弱るのはほぼ100%見受けられます。要は、心雑音を年齢のせいにしてはいけないということです。心雑音はあきらかな異常であり、それなりの処置が必要となります。
・BUN/CREは40を超えると腎前性腎不全という評価になります。BUN57.7、CRE0.39であればBUN/CRE=148となり、心機能がかなり弱っているはずです。つまりはピモベンダンなどを用いた心臓のケアが必要となるはずです。BUNが下がったわけでもないので、薬をやめるというのはよくわかりません。おそらくは内服による影響で膵炎になってしまったのでは...2021/02/04 14:13 -
- 質問カテゴリ:
- 歯・舌・口の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ポメラニアンとマルチーズ / 女の子 / 6歳 0ヵ月
獣医師の栗尾と申します。
口内炎の可能性もあるし、エプーリスというような良性腫瘍の可能性もあるし、メラノーマのような悪性腫瘍の可能性もあるといった状況かと思います。
左右にあるということなので、悪性腫瘍ではないのかなとも思いますが、どうしても気になるようであれば、病理組織検査が必要です。
ということで動物病院にて検査を受けるのが最善となります。
いわゆる、できものというのは見た目では判断がつきにくいものです。ただ、認知しておかないといけないのは、犬は口腔内の悪性腫瘍の発生率が高いということ、年齢的には十分ありえるということです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願い...2021/02/04 13:50 -
獣医師の栗尾と申します。
記事の出どころはどこでしょうか?
どういう手術かがいまいちよくわかりません。
また、肛門括約筋を切除されてからそれなりに時間が経過していれば、なかなか肛門の再建は難しい気もします。
あとは何より、肛門から(お尻から)便が出ているのであれば、あまり問題はないような気もします。
下手に手を加えると、状況が悪化してしまう可能性もなくはないので。
もちろん排便ができなければ、大問題ではあるのですが、トイレができているのであれば、再手術の必要性が低いように思えます。
ただ、記事の出どころ次第ではなるほどと思えるような可能性もあります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応...2021/02/04 13:44 -
あくまでカルシウムを意識する場合ですが、
・乳酸リンゲルよりも生理食塩水の方が良いはずです。理にかなっています。ある程度、食事がとれていれば、電解質バランスを崩すということは意識する必要はありません。他の猫の話はたまたまか、他の要因が考えられます。
・利尿剤は腎臓に良くないというのは認識として正しくはありません。腎臓の治療に利尿剤を使用することは一般的です。「腎臓 治療薬」と調べていただけたら、利尿薬が必ずといっていいほど治療薬にあがっています。正しい使用をすれば問題ありません。トイレに何回も行っているということですが、腎機能低下による尿量の増加と、利尿剤による尿量の増加は作用機序が異なります。あくまでカルシウムを排せつさせることのためには利尿剤の使用は問題ありません。使いたくないということであれば仕方ありませんが。
・T4が0.85というのは低値という判断になってもおかしくありません...2021/02/03 22:08 -
獣医師の栗尾と申します。
脱毛部位がどんどん広がるようであれば、ダニなどの寄生虫疾患を疑いますが、正直、室内飼育の猫では稀なので、一般的にはストレスやクセではないかと判定されることが多いです。
発疹はなめすぎてできているように思えます。
かゆみ止めなどの成分が入った塗り薬をぬってあげたり、飲み薬をするのがまずは良いように思えます。
もちろん服を着させるのもありだと思います。
ただ、猫の多くは服を着させると動きが鈍くなります。
服によるストレスはそこまで気にしなくても大丈夫かと思います。個人差があり、着させてみないと、はっきりとはわかりませんが。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージ...2021/02/02 20:34 -
獣医師の栗尾と申します。
血液中のカルシウムイオン濃度が高い場合はまず、PTHというホルモンの測定が必要になります。
問題が上皮小体にあるかどうかということです。甲状腺とは異なります。
もし、異常があれば、上皮小体の摘出手術が適応となりますが、高齢ということもあり推奨しにくいかもしれません。
反対にPTHが正常であれば、腫瘍性疾患の有無を探ることとなります。
ガンがないかどうかということですね。
ガンが見つかれば、抗癌剤や腫瘍の摘出手術などを検討しないといけません。
ただ、これも腎機能が弱ってきている猫では推奨しにくいかもしれません。
カルシウムが高いときは静脈点滴をしたり、利尿剤を投与することである程度改善させることは可能です。
T4が0.85というのが本当かな?というのも若干思うところではあります。
、、、とはいえ、まずはPTHの測定ではないでしょうか。そこは最低限必要な検査となります。
...2021/02/02 20:28