だいじょうぶ?マイペット

前立腺肥大で去勢をすすめられていますが・・・他の病気の疑いも・・・

質問カテゴリ:
食欲の異常 / 尿の異常 / 性器の異常

対象ペット:
/ スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員

 
2006/11/21 23:37

はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。M.ダックスフンド4歳です。まずは経過を説明させて頂きたいと思います。

1ヶ月前の10月23日朝起きてみるとシーツに2ヵ所赤いしみがありました。(9月下旬ごろにもシーツに同じようなしみがついていたことがあります。またぬいぐるみでマウンティング行為をしたときに赤い体液がでていたこともあります。)尿量、トイレの回数、尿の色は特に変わったところはみられませんでした。

同日夕方、動物病院を受診し、肛門からの触診で前立腺がかなり腫れている。膀胱炎の疑いもあるが尿検査をしてみないとわからないので後日尿を採り持ってくるようにいわれました。この日の処方薬
ダイフェン(スルファメトキサゾール・トリメトプリム)480mg 1錠 1日2回朝夕 7日分

翌日尿を採取し動物病院を受診しました。尿検査はたんぱく3+、細菌4+という結果でした。膀胱よりも前立腺で炎症が起きている可能性が高い。前日の処方薬を7日間服用し、再度尿検査をするといわれました。

1週間後の10月30日受診し、尿検査はたんぱく1+、細菌3+という結果でした。たんぱくは減ってきているが細菌は前回とあまり変わらず多いため、抗菌剤を変更しホルモン剤を追加してもう1週間内服するようにいわれました。この日の処方薬
サキオジール(酢酸クロルマジノン)25mg 1/2錠 1日1回朝
サキオジール25mg            1/4錠 1日1回夕
エンロフロキサシン             2錠   1日2回朝夕
                          以上 7日分

さらに1週間後の11月7日に受診し、尿検査はたんぱく+-、細菌1+という結果でした。たんぱく、細菌ともに減ってきているので改善されている。内服はしばらく中止し様子をみる。今後内服を再開し続けるか、去勢手術をするか相談して決めてくださいということでした。

さらに1週間後の11月14日に受診し、ここ2・3日ほど多飲多尿(水を2倍ほど飲み、尿量、トイレの回数が多い)、食欲が増えている(以前はジャーキーや自分の好物はよく食べるが、ドックフードはあまり食べなかったのになんでもよく食べる)、お腹が膨らんでいることを伝えると血液検査をすることになりました。その結果肝機能が悪化(GPT 151、ALP 379)している。薬の副作用か副腎皮質ホルモン増加によるクッシング症候群の疑いがある。1週間後に再検査をし、まだ上記項目の数値が高ければホルモン値を測定する詳しい検査をするということでした。

動物の薬の用量はどうやって計算するのですか?前立腺肥大症で2倍の用量で薬を処方することがあるのでしょうか?(私としては酢酸クロルマジノンの用量が多いため副作用として上記のような症状があらわれたのではないかと疑っています。ポワロは体重8.5kgなので成人の体重を50kgとして換算すると1日量としては8.5mgですが18.75mg処方されています。)

また去勢のデメリットとして食欲の増加による肥満があるそうですが、ホルモン剤で前立腺の働きを抑えてこのような症状がでたのなら去勢をしたらいったいどうなるのかととても心配で、なかなか手術にふみきることができません。それともしクッシング症候群と診断された場合には去勢手術をすることができるのでしょうか?他の動物病院を受診し、セカンド・オピニオンをしようかとも考えています。アドバイスどうかよろしくお願いいたします。


 どうも病態が整理できていないような気が致します。もちろん私は全ての検査データーを拝見したわけでもなく診察もしておりませんので、主治医の先生の考えていらっしゃる事が飼い主の方に伝わっていないのか、まだ診断の途上なのかは良くわかりませんが。
 
 まずは、前立腺肥大・前立腺炎・前立腺腫瘍・前立腺嚢胞・前立腺膿瘍・・・などを鑑別して行かなければなりません。診断がつけばおのずと治療法の選択肢は絞られてきます。
 次に手術が必要な疾患あるいは検査のために麻酔が必要な場合には、それが出来るのかどうか全身状態を見極めなければいけません。このためには一般的な血液検査・疑われるのであれば内分泌検査そのほか類症鑑別にも必要ですがエコー検査とレントゲン検査を行って行きます。
 
 特に慢性疾患を合併していなければ、前立腺肥大であれば虚勢手術(場合によってはウロエース等の内科療法を併用)、前立腺炎では的確な抗生剤を十分な期間服用、前立腺腫瘍であれば手術やホルモン療法(および虚勢)や放射線療法、・・・と、ある程度第一選択療法は決まってきます。
 慢性疾患があった場合には、それに気をつけながら前立腺疾患の治療を先行するか、そちらをコントロールしてから前立腺疾患にアプローチするかを慎重に決めて行くことになります。
 
 お大事にしてください。

追伸)投薬量は一般的に体重よりも体表面積に比例いたします。
よって、通常は人間の体重1kg分量よりもかなり多い量を投与することになります。

投稿者 さん からの返答

主治医の先生ときちんと信頼関係が築けていないと思います。今はポワロの状態も落ち着いてきているようなので、このまま治療を続けるか他の病院を受診するかしばらく考えてみます。お忙しい中ていねいなご回答を頂きありがとうございます。

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