井上 平太 先生からの回答
クッシングはほとんどの場合に脳下垂体に異常がございます。脳下垂体から副腎皮質を刺激する物質が分泌されているのですが、腫瘍などによりその量が増えてしまうと副腎皮質ホルモンの分泌量が歯止めなく増えてしまう病気です。
治療をしませんと副腎皮質ホルモンにより皮膚が薄くなり裂けてしまったり、肝不全を起こしたり、突然死を招くこともございます。飲水量の増加と異常な食欲が初期の症状です。食欲が不安定になってくると治療は困難になってきます。
外科的に腫瘍を摘出する方法と内科的に副腎を抑制する方法がございます。獣医師の立場から考えますと治療を受けたほうが良いと思います。副作用の危険性より改善の可能性のほうが何倍も高いのですから。
どうかお大事にしてください。
2007/01/21 23:50 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
早速のお返事をありがとうございました。
とても参考になるご意見でした、本当にありがとうございます。治療をうけさせてあげたいと思います。
2007/01/28 11:50
クッシングの治療を迷っています
はじめまして。アドバイスをいただきたくご連絡差し上げました。よろしくお願いします。Mダックスのメス10歳4.7㎏ですが、先日クッシング症候群だと診断されました。
今、クッシングの治療を始める事をとても心配しています。
検査の結果、脳下垂体に腫瘍があるかもしれないと主治医の先生から説明をいただきました。
治療で使うホルモンを抑制するお薬の副作用が心配で治療にふみ切れすにいます。
大好きなワンちゃんなので1日でも長生きしてほしいですが
副作用で苦しみながら残りの余生をおくる事になったり
副作用で体が弱ってしまってかえって長生きできなかったり・・・もしそうなら
いっそ自然のままの方がいいのかな???と心配で治療にふみ切れません。
現在は前より食欲旺盛で水を多く飲む以外は元気な様子ですが
すこし運動量が落ちてきた気がします。
良いアドバイスがあれば是非お聞きしたいと思います。宜しくお願いします。