だいじょうぶ?マイペット

血小板減少症について

質問カテゴリ:
目の異常 / 食欲の異常 / 便・肛門の異常

対象ペット:
/ シーズー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員 (この方の過去の質問 2件)

 
2007/04/06 01:13

はじめまして。アドバイスをいただきたいと思い質問させていただきました。このたび相談させていただきたい犬の名はクッキー、雄のシーズーで、今月末に2歳になります。
今回の血小板減少症とは関係がないかもしれませんが、クッキーは生まれつき両手の爪が1本ずつ多く、もう2歳になるのに肉球の半分がまだピンク色で、体格も他の同じ年のシーズーに比べると1周りか2周りほど小さく、家で飼っている他3匹のシーズーが7キロ(この3匹が太っているのでしょうか)なのに対し、クッキーは5キロほどです。

3月27日朝、左足と性器に紫斑を見つけました。紫斑がある以外には、食欲や便などもはつもと変わりはなく元気な様子だったのですが、夕方病院に行き、血液検査、腹部・心臓の超音波検査、をしていただいたところ、免疫性の血小板減少症と診断されました。検査結果の数値としては、
 赤血球数     6.37 10^6/ul
 赤血球容積比   43%
 Plat 1 10^3/ul
 白血球数     13600 /ul
というものでした。
その日は、注射と飲み薬を頂き帰りましたが、家に帰ると少し元気がない感じで、翌朝は、大好きな散歩にも行きたがらなくなりました。


3月30日、朝の便を見ると真っ黒で、血便かと思い病院に連れて行きました。この日もまた血液検査と超音波検査をしていただきました。内腹部等の出血は見られなかったのですが、血小板の数値は少し回復していたものの、今度は赤血球値が下がってしまい貧血状態になっているということでした。
この日の数値は
 赤血球数     3.57 10^6/ul
 赤血球容積比   23%
 ヘモグロビン   9.5 g/dl
 白血球数     16000 /ul
 Plat 29 10^3/ul
 ALT 108 lu
でした。
また、肝臓が少し大きくなっているとも言われました。
実は3月31日からこの日まで、一緒に飼っているシーズー(雌・10歳)が腸に虫がいるということから、クッキーも虫下しの薬を服用していたのですが、この日でその薬は止め、血小板の治療に専念しようということになり、先日もらった薬に加えて、別の薬が1種類増えました。


クッキーは日に日に元気がなくなり、トイレに行くのさえ辛い様子で、以前は小まめにトイレに行っていたのが、一日に2~3回ほどトイレに行くだけとなり、かわりにその1回の量は大量なものとなりました。

4月1日に再度病院へ行くと、血小板の数値はまた下がってしまい、
 血小板数     10 10^3/ul
 赤血球容積比   29.4%
 赤血球数     3.83 10^6/ul
という結果が出ました。
この日もまた注射(インターフェロン)をしていただき帰りましたが、ぐったりした様子には変わりありませんでした。
しかし翌日から少し元気が出てきて、少しだけ散歩にも行きました。

4月4日、右目眼球の白目の部分が真っ赤になっている事に気づき病院へ連れて行きましたが、出血は見られないということで、目薬を処方されました。しかし、病院から帰る途中の車中で、吐いてしまい病院に戻りました。
血小板の回復も思わしくないということで、6日に輸血を行うこととなりました。

4月5日昨日から、水も飲まず、ご飯も食べず、ずっと横になっている状態が続いています。朝方便が少しだけ出たのですが、色はまた真っ黒でした。
何も飲まず食べずなので点滴をしにいきました。
 赤血球数     2.52 10^6/ul
 赤血球容積比   19.8%
 血小板数     4 10^3/ul

現在最初に出た紫斑は薄くなってきていますが、鼻も乾き、尻尾も下がったまま、ずっとじっとしているばかりで、今日も食事はとっていません。先ほどようやく水を少しだけ飲むことができましたが、腹部がポッコリしていることも気になります。
寝てる体制は、うつ伏せが多く(横向きに寝てることもあります)時々呼吸が苦しいのか、顎を上げた状態でゼーゼーと音を立てて呼吸しています。
これまで処方していただいた薬の名はわからないのですが、いずれも骨髄に働きかけて血小板を増やそうとするものというのですが、投薬以外にできることはないのでしょうか?また生活環境や、食事など、気をつけること、医師でない私にでもできることは何かないものでしょうか?
薬を飲ませ、毎回の血液検査結果を待つことしかできないことが、とても苦しく思います。
ほんの1週間前までは元気だったのに、血小板減少症とはこんなに短期間でこんなにも具合が悪くなってしまうものなのでしょうか。免疫による血小板減少症は、治療が難しいと聞きますが、完治させてあげることは難しいのでしょうか。
どんな些細なことでも、クッキーの助けとなることがありましたらアドバイスをいただきたく思います。
質問内容があいまいな面も多いことかと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。





こんにちは、宏美さん

免疫介在性血小板減少症と診断されたクッキー君、経過が思わしくないようで、心配なこととおもいます。

免疫介在性血小板減少症は比較的予後はいい場合が多いのですが、今回のように、消化管からの出血が疑われるケースでは、治療の経過にも特に注意が必要となります。
治療当初の投薬内容が不明ですが、通常免疫抑制のためのステロイド剤を使って試験的治療を行なうとともに、輸血や抗がん剤のシクロホスファミド等を使って、血小板の増加をうながします。それらの治療をしながら、血小板数や貧血状態の動向をみることで、免疫介在性血小板減少症なのか、それとも他の病気の可能性があるのかなどを判断することになります。

治療の手順(プロトコル)はだいたい確立されているのですが、今回は消化管からの出血がどのくらいコントロール出来ていくかが重要だと思います。
治療の内容に関しては担当の獣医師に任せることにして、宏美さんが今お家でクッキー君の為に出来ることを考えてみると、呼吸を楽にするために頭の下にタオルなどを丸めたものを敷いて枕にし頭を少し高くするとか、出血傾向があるのでぶつかったり、怪我をしないように気をつけていただくといったアドバイスくらいしか思い浮かびません。
ただ、最初に述べたように、免疫介在性血小板減少症は治療は一生必要であるものの、予後は良好な病気です。今回も、消化管からの出血さえコントロールされていけば経過は良くなると思います。
頑張っているクッキー君の為にも、宏美さんもあきらめずクッキー君を見守ってあげてくださいね。

どうぞお大事になさってください

投稿者 さん からの返答

アドバイスいただき本当にありがとうございます。こんなにもご丁寧にアドバイスしていただき、とても心強く思います。
看病の際気をつけられる点もわかり、またこの病気の事も詳しく教えていただけて本当にうれしく思います。
クッキーは今日、輸血をしていただき、少しの食事とお水を摂取することができました。
まだまだ今までのような元気を取り戻すまでは至りませんが、少し回復しているように見えます。
またこれから、先生にアドバイス頂いたとおりできるだけの事はして見守っていきたいと思います。
本当に本当にありがとうございました(>_<)

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