是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、irohaさん
さて、晟南(セナ)くんですが、肩関節の脱臼があったようですね。肩関節の脱臼もいくつか種類があり、上腕骨と肩甲骨がどういう形でずれているのかにより、術式も異なってきます。ただし、今回のセナくんのように、肩関節を形成する骨が変形している状態ではいくつかの骨を骨切り術により整形して関節面を調える必要が出てきます。
いずれにせよ、現時点で手術をするのであれば関節部分の人工的な整形は丁寧におこなう必要がありますので、かなり細かく時間のかかる手術になると思います。
また、関節周囲の靭帯などの状況を考慮しても、術後必ず良い状態を保てるとはなかなか言えないような状況なのではないかなと推察されます。完全に人工関節に置換するのであれば別ですが、人工関節への置換は成長期の仔犬には不適な手術ですので、おそらくは、肩関節部分の整形で対処する予定だと思います。
現在、痛みがひどくない場合には、成長による偽関節の形成も考慮すると、手術をしないで様子を見るというのも、一つの選択だと思われます。偽関節が出来ると普通の生活には支障がありません。今後、痛みが出てきて、跛行がひどくなってきてからあらためて手術を考えていただいても、いいのではないかと思います。
実際にレントゲン等を見ておらず、また診察をしていない状態でのお話ですので、ご了承いただきたいのですが、このようなケースの場合はいますぐ手術をしても、成長してからの手術ということになっても、あまり結果は変わりないように思います。
参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください
2007/04/12 11:23 参考になった! 0
投稿者 iroha さん からの返答
是松先生ありがとうございます。
現在は全く痛みもないようですし、関節を動かしても痛がる様子もありません。
念のために、別の病院にも行ってみましたが、先生がおっしゃるように、手術しても良くなるというより、また外れたりする可能性があるので、このまま経過を見た方がいいのではないかと言われました。
とにかく、セナにとって負担がなく、生活出来る事が最優先なんで、現状を見守っていこうと思います。
2007/04/19 11:23
肩の脱臼
こんにちは。
今回の質問なんですが、3月末くらいから歩く時に、びっこをひいてるような感じだったんで、気になって病院に行ったら、左肩が脱臼してて、
しかも一ヶ月以上前に脱臼してたみたいなんです。
もしかしたら、先天的なものかもと言われましたが、切り開いて骨をみてみないと分からないと言われました。
肩と上腕骨の大きさが全く違ってて、レントゲンで見たら、明らかに肩の骨が小さくて、外れたまま成長してるんで、はめ込む事は出来ないみたいなんです。
「痛がってた様子はないですか」と聞かれましたが、
生後50日でうちに来た時から、左足を上げてたんで(水を飲む時とか立ち止まる時)その子の癖かと思ってたんですが違ってたみたいです。
お友達のダックスがたまたま足を上げる癖があったんで...
そのままほっといてもいいものか、手術でどうにかなるものか。
骨の変形は確実にあるそうです。(今も変形してます)
今体重が1.6キロなんで、このままあまり大きくならなければほっといてもいいかもと言われたんですが、今後の成長過程で、ほかに支障がないか心配です。
生活していく上での注意点や、手術した方がいいのか否かアドバイスお願いします。