吠えについて。

質問カテゴリ：: ペットトラブル / しつけ
対象ペット：: 犬 / ミニチュアピンシャー / 性別不明 / 年齢不明
質問者：: 神奈川県 / ごちるんさん（この方の過去の質問 4件）
: 2011/05/05 00:03

アドバイスお願いいたします。

ミニチュアピンシャーの雄もうすぐ６歳になります。
去勢済みです。

約一年前に大型犬に噛まれてかなり危険な状態になり緊急手術をしました。その後なんとか愛犬の頑張りで奇跡的に回復することができ現在は傷跡は残るものの元気に過ごしています。

しかし、術後からだんだんと人や（特に子供）犬、バイクなどいろんなものに吠えるようになってしまいました。
散歩の最中に吠えそうになるときは座らせるなど落ち着かせることができるのですが、我が家はマンションのため外にでるまでは抱っこしなくてはいけないのですが、抱っこをしてる時に吠えると制御できません。
エレベーターに乗らなきゃいけない時（カートで出かける時など）は狭いエレベーターに中で吠えまくるので迷惑がかかってしまています。

手術の後《生きていてさえくれればなんだっていい》と思い甘やかしすぎたこともあります。でも、最近は酷くなる一方でどうしたらいいのかわかりません。

２度、トレーナーさんに訓練してもらいましたがヘルニアのような様子をみせていたのでチョークチェーンで衝撃を与えるのが怖くなり中断してしまいました。(今はグルコサミン等のサプリを飲ませています。)

散歩に出るたびに周りを気にして吠えてしまうのは犬にとってもストレスなのでしょうか。だとしたら早期に解決してあげて堂々と凛とした毎日を送らせてあげたいです。

それと、術後から急に顔の毛が白くなってきてしまいましたが、これは免疫力と関係あるのでしょうか、最近は疲れやすい気がします。

回答よろしくお願いいたします。

牧口香絵先生からの回答

ペットの行動コンサルテーション（神奈川県）

ごちるんさん、こんにちは。
ペットの問題行動の治療専門としております獣医師、牧口香絵と申します。

大型犬にかまれ、とても衝撃的な体験をしきっと大きなショックをご家族および愛犬ともに
辛い思いをされたとお察しします。

命が助かり本当によかったです。

さまざまな刺激に対して吠える行動が事故のあとから起こった新たな問題
であるとすれば、おそらくこの事故が大きな影響をあたえていると考えます。

不安や恐怖と言ったネガティブな感情から生じる吠えは厳しい修正法（チョークチェーン）はあまり
よい効果を示しません。

この問題を改善させるためには日頃からワンちゃんがご家族の言葉に耳を傾け喜んで従う（服従ではありません）
状況を作り毎日、遊び、スキンシップからコミュニケーションと信頼を増やし、ご家族がいれば自分自身ががんばって
防衛をする（つまり吠える）必要がないことを教えていくことが大切です。

また、ジェントルリーダーという特殊なトレーニングツールを上手に利用し、心の動揺を安定させる練習も効果的
ですが、このリードは使用方法を熟知されている方に使用方法と装着方法教えていただく必要性があります。

早朝などあまり人や犬など苦手な刺激にたくさん出会わない時間を見計らい散歩にでて、平常心で散歩ができているときに
たくさん声をかけてほめてあげてください。
苦手な刺激をみつけ本人が吠えだすまえにＵターンをしてあげてください（この際に声掛けとターンをするタイミングが
大切です。また同時に家族とアイコントをとりながら散歩をする練習も必要になります。散歩の際に怖い刺激を見ないでご家族の
顔をみると安心することを学習させるためです）
時間をかけて自信をつけるレッスンをしてきます。

ワンちゃんがご家族に攻撃的な振る舞いをしないコでしたら行えることはたくさんあります。

また、アロマセラピーやフラワーレメディーなどワンちゃん情緒を安定さえことができるホリスティック療法を
取り入れることもよいです。

散歩に出るたびに周りを気にして吠えてしまうのは犬にとってもストレスかどうかについてですが
ストレスだと思います。
常にアンテナを立て、自分を防衛しようとし続けることは心身が疲労します。

術後から急に顔の毛が白くなったとのことですが、年齢的に白髪が増える年齢であることは事実ですが、
過度の長期のストレスや体に衝撃的な痛みなどが加わると白髪が増えることがあります。