日下田隼人 先生からの回答
はじめまして、
まず子猫のFIV抗体検査結果陽性において「今後も陰性になることはない」というのは絶対に言ってはならないことだと思います。
それを言ってしまうことで、一生治らないと勘違いして飼育放棄してしまい大切な命が失われる可能性があります。
院内検査キットでFeLV(猫白血病)が陽性だと意味合いが変わってきますが……
多くのボランティア団体でも子猫の検査は白血病の方が目的で、FIVの方はあくまで可能性であって、その可能性はかなり低いという説明しているところがほとんどだと思います。
申し訳ありません
今手元にきちんとしたデータがあるわけじゃないので経験則で話しますが、
子猫時(生後1~2ヶ月くらい)にFIV抗体陽性だった子達がその時に保護され、他の大人の猫(FIV感染猫)に怪我させられる心配ない環境に置かれた場合、その後の生後半年くらいの検査で再び陽性になった猫ちゃんはみたことありません。
生後4ヶ月くらいになるとやんちゃになり、ケンカとかして感染する可能性が高まるのかなと思いますが……やっぱり保護のタイミングが重要なのかなと感じます。
もちろん保護してる最中にちょっとした怪我や鼻水、くしゃみ等が治りにくいとかあれば、FIVに本当に感染している可能性もあるとかと思いますが…
2018/06/01 11:11 参考になった! 3
投稿者 ちゅん さん からの返答
日下田先生、お返事ありがとうございます。
たいへん参考になる回答でした。
子猫たちの健康状態は非常に良いようで、FeLVは2匹とも陰性でした。
先生の回答を参考にさせてもらって、里親さんを探したいと思います。
今回は本当にありがとうございました。
またお訪ねすることがごさいましたら、よろしくお願いいたします。
2018/06/01 16:26
投稿者 ちゅん さん からの返答
日下田先生
先日はありがとうございました。
あれから病院を変えました。そちらの先生のアドバイスで1ヶ月経った本日再検査し、FIV陰性を確認することができました。本当に嬉しいです。
里親さんもほぼ決まっていて、とりあえず再検査の結果を確認してからお譲りすることになっていました。
元気にスクスク育っています!
2018/07/07 12:55
生後1ヶ月のFIV陽性
2匹の子猫を保護しました。母猫は半ノラと思われます。病院に連れて行ったところ、生後40日くらいでしょうとのことでした。
全身チェックをして、耳鼻目たいへん綺麗、汚れもなく、ノミ・ダニも全くいなくて先生から「こんな綺麗なノラいないよ。どこかで飼われてたんじゃない?」と言われました。ただやはり、挙動がヒトに全く慣れておらず、手をすごく怖がります。
見た目も可愛いので、これなら里親も見つけやすいと思っていたところ、血液検査で2匹ともFIV陽性でした。
医師は「ショックだね。こんなことあるんだね…」と。私もショックを受けて帰宅してから、調べてみると月齢の低い子猫は母親からの抗体が移行していることがあると知りました。医師は移行抗体のことは言及されず「今後も陰性になることはない」とはっきり仰っていましたが、本当のところはどうなのでしょうか?
2匹とも元気で、出血するような怪我をした形跡は全く見られません。また本当にFIV感染してしるとしても、2匹が同じように感染するというのも確率が低いように思うのですが。
母親の移行抗体であれば、一緒に生まれた兄弟が同じように陽性であるだろうし、そう考えてるの方が自然な気がしていますが…。
半年後に再検査すればはっきりする事は調べて理解いたしましたが、うちにはすでに2匹の先住猫がおり、そのうちの1匹が先天性の病気と高齢とで大変に手掛かる状態であるため、この上2匹の子猫を引き受けることは難しいので、早急に里親さんを探したいところです。
この2匹の子猫のFIV陽性が移行抗体によるものである可能性がどのくらいあるのかを教えた頂ければ、それをきちんと説明して里親さんを探したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。