是松 壮一郎 先生の過去の回答履歴一覧|18ページ目
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こんにちは、trump1129さん
早速ですが、目の異常から細菌が脳に侵入し、それが膿瘍(のうよう:膿の塊)をつくりそれがさらに反対の目から出てくるといったことはまずありませんので、ナックリングや認知障害などの症状などとの関連はないでしょうね。
考えられるのは左目を気にして掻いたりしたときに、反対の右目の方も傷つけるなどして、結膜炎や角膜炎などを起こし目やにが増えている可能性、左目に起きている慢性の炎症などにより涙管や眼瞼周囲などを通じて炎症が広がっている可能性だと思います。
獣医師の診察を受け、目に異常がないのならば抗生剤などの点眼薬や内服薬で治療をされると好転すると思います。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください。
2011/01/06 10:09 -
こんにちは、しましまちゃいろさん
りゅうくんのこと、ご心配なことと思います。
脾臓摘出などの手術が本来適応となりますが、様々な事情から手術をされないと決められたということですので、今後のことについて少しお話ししておきます。
経過としては主に血液の凝固障害から、貧血の進行や虚脱(突然力が抜けたようになる)心不全などが起きることがあります。
残念ながら生存期間はあまり長くはないのですが、急激な出血を伴う異変がなければまれに一年以上の生存を見込めるケースもあります。
個人的には血管肉腫については手術と化学療法の併用などによる延命が勧められることも多いのですが、手術後の生活や化学療法の副作用などと、延命の効果などを考慮するとりゅうくんのケースのように手術をしないという選択が正しいこともあると思います。
具体的な自然療法をここで提示することは出来ませんが、高いところに上ったり降りたりをさ...2011/01/06 09:55 -
こんにちは海の地平線さん
DIC(播種性血管内凝固症候群)にしても、免疫介在性血小板減少症でも、投薬に対する反応が悪い場合はその経過は早くて、MEERくんのように一ヶ月くらいで他界してしまうケースはあります。
(場合によってはもっと早いケースもあります)
外から見える出血以上に腸や腸間膜などの見えないところの出血が多いこともあり、病状が落ち着いているように見えても貧血が進行しているケースもあり、症状に気づくことなく亡くなるケースもあります。
今回も飼い主さんと獣医師ががんばって治療を続けられたから、MEERくんも一ヶ月がんばってこられたんだと思います。
とてもおつらい経験をされたと思いますが、どうぞ楽しかった思い出を時々思い出してあげてください。
それがMEER君へのなによりの供養だと思います
MEER君のご冥福をお祈りいたします
2010/12/29 12:10 -
こんにちは、きくぞーさん
11月15日の血液検査の結果を見ると、肝臓の疾患に伴う黄疸の他にも重度の腎不全をおこしているようですね。
今回の食欲不振や削痩も腎臓や肝臓の障害から多臓器不全もおこしているものと思われます。
点滴や投薬(注射や内服薬)も続けていらっしゃるようですので、それらに対する処置を獣医師もしていることと思いますが、それでも病気の進行を止めることは出来ないケースもあります。
ただ、具体的な病名や治療内容などが不明ですのでわれわれもアドバイスが難しい質問です。
食欲がない場合に使える食欲補助剤(ペースト状のもの)などもありますので、獣医師に相談してもらえるといいと思います。
また、病状の進行を確認するためにも、獣医師に再度の血液検査を頼まれてはいかがでしょうか。
きくちゃんの病状がすこしでも好転するように祈っております
どうぞお大事になさってください2010/12/29 11:53 -
こんにちは、hanaaさん
眼が見えなくなった原因が眼のどの部分にあるのかによって、治療が出来るか否かが決まってくると思います。まず強い光を当てた際に瞳孔が収縮するかどうか、眼底を見たときに網膜の異常がないか、水晶体は曇っていたり白濁していないか、角膜に異常はないかなどを調べた上で治療に反応するかどうかを判定していくことになると思います。
特に視神経路の異常の判定として、片目づつへの光刺激による反応の観察は、視神経路のどの部分に異常がある可能性があるかの重要な検査になります。
診察をした獣医師があまり眼に詳しくないのであれば、眼科に詳しい先生に調べてもらってもいいかもしれません。
ただ、先日のご相談のときにも病院に対するストレスもあるようですので、お家で出来る簡単な検査をお教えしておきます。
まずは少し暗いところで瞳孔の大きさを見て、その後片目だけに懐中電灯を照らしてみて両方の瞳孔が小さ...2010/12/22 16:32 -
こんにちはhokuto0611さん
ワクチンに対するアレルギー反応は主にウイルス培養の際に使った細胞のたんぱく質や、免疫反応をよくするためのアジュバントによって引き起こされるものが多いのですが、その他にも予防注射を接種された側の体調などによって体が過剰反応(アレルギー反応)をおこす場合もあります。
ワクチンに含まれる物質によるアレルギー反応であればワクチンのメーカーなどを変えることにより避けることが出来ます。
ただし、7種や9種混合ワクチンを5種や3種混合ワクチンなどにしたからといってアレルギー反応が回避できるかはあまり期待できません。(不活化ワクチンに含まれるアジュバントに対するアレルギーだけは回避できる可能性がありますが)
そのあたりのことは、専門的になり説明も長くなりますのでこの程度にしておきますが、ステロイドを服用した後に同じワクチンを接種することはよく気をつけておこなってもらってく...2010/12/18 11:08 -
こんにちは、hanaaさん
猫の突発性前庭症候群は通常2,3日以内に好転し、2,3週間以内に治ることがほとんどです。
ただし、老齢の場合などはもう少し時間がかかるケースもあるようですので、現在の様子が落ち着いているのであれば、もう二週間ほど様子を見てあげてくださいね。
はなちゃんは病院に行くのもストレスになるようですので、ご自宅でこのまま養生してもらえればいいと思いますが、4週間経っても眼球振盪などが見られる場合は内耳の腫瘍などの場合もありますので、その際はもう一度診察を受けられることをおすすめします
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2010/12/18 10:37 -
- 質問カテゴリ:
- 手・足の異常 / 食欲の異常
- 対象ペット:
- 猫 / スコティッシュフォールド / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、リン蔵さん
CPK(クレアチンホスキナーゼ)は筋肉中に含まれる酵素で心臓の筋肉や骨格筋などが損傷を受けたり、激しい運動などをして筋肉の収縮が激しく行われた場合などに上昇します。
CPK値の上昇だけで、その他の臓器に異常が見られないのに、食欲不振や元気消失ということだと、筋肉の炎症、筋ジストロフィーや急性の心筋梗塞などの可能性が高いのではないかと推測されます。心電図等は調べられていますか?
もう少し検査しないとはっきり言えない部分も多いため、今の時点で私がアドバイスできることと言えばこのくらいになりますが、出来ればもう少し検査を進めてみる必要があると思います。
参考になればいいのですが。
どうぞお大事になさってください
2010/12/16 10:03 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、幸さん
ダックスフンドの直腸ポリープですが、確かに犬種的に直腸ポリープが多く見られますね。処置としては外科的切除が多いのですが、多発性ポリープで全部とりきれない場合には内科的療法を併用することになります。
今回のちょこたん君のケースでも、病理組織検査の結果が良性ということであり、ポリープで間違いないと思いますので、方法としては腸粘膜の引き抜き切除で対処することになるのではないかと思います。
ただこれらも一般論で、ちょこたん君のポリープの状態を実際に診察してみないと判断できない部分もありますので、手術に踏み切るのがまだ不安であれば、セカンドオピニオンとして他の獣医師の診察を受けるのがいいと思います。
基本的には良性の腫瘍で、手術も一刻を争うようなものではありませんので、よく検討して納得してから手術を受けてあげてくださいね
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさって...2010/12/15 18:01 -
こんにちは、にきめぐさん
FIV(猫免疫不全ウイルス)陽性と出てしまったまる君のこと、ご心配なことと思います。
早速ですが、ご質問の擬陽性について回答させていただきます。
正確には、今回問題になるのは、擬陽性ではなく偽陽性になります。
擬陽性とは、ツベルクリン反応などで、反応炎の大きさが「陽性なのか陰性なのかどっちか判定が難しい」場合などに使われる言葉で、「陽性ではないが陽性に近い反応のもの」と定義されています。
一方、偽陽性とは「その疾患にかかっていないのに、ある検査などで陽性の判定が出る」というケースです。偽陰性という言葉もあります。偽陽性の反対で「その疾患にかかっているのに、ある検査などで陰性の判定が出る」ような場合です。
そして、今回のFIV検査ですが、おそらくは簡易キットを使っての検査だと思いますので、ELIZA法という方法を用いて検査しているのですが、幼猫での判定は血清学的特徴から...2010/12/15 09:47