今道 昭一 先生の過去の回答履歴一覧|40ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
舐めているところに皮膚病変がある場合は、
●異常がない場所を舐めているうちに皮膚病変ができた
●最初に皮膚病変があった場所を舐めだした
のどちらの過程を経たかで診断がスムーズに進みます。この点について思い出して下さい。
そして、現在は病変部を舐めているということなので、悪化することが十分に考えられます。できるだけ早急に診察を受けて下さい。2006/02/09 13:06 -
生後3週間目のフケから考えると、もともと皮膚に何らからの問題があるのかもしれません。全身フケだらけ、大量の抜毛などは外部寄生虫(アカラス、疥癬、ノミ)、微生物感染(マラセチア、細菌、糸状菌)、脂漏症、各種先天性脱毛疾患などと関連があるかもしれません。
現在、かゆみがあるなら、外部寄生虫(アカラス、疥癬、ノミ)、微生物感染(マラセチア、細菌、糸状菌)をチェックして下さい。アレルギーなども考慮に入れなければいけません。
また、脱毛が主体の皮膚疾患となれば、全く原因が異なるでしょう。タンの部位だけに出る脱毛症というのもあります。
アトピーなどで結膜炎を併発することはあります。しかし、生後3週間目に発症するアトピーは考えにくいでしょう。
ムムちゃんの場合は、しっかりとした皮膚科検査を実施して診断をしてもらう必要がありそうです。皮膚科に詳しい獣医師を紹介してもらうことも視野に入れ...2006/02/06 18:41 -
ホルモン性皮膚疾患には数種類あります。
多くの場合、頭や足に病変を見るよりも胴体にみることが多いです。脱毛と同時に皮膚に黒色の色素沈着を見ます。また、一般的に1歳でホルモン性疾患を起こす頻度は低いでしょう。
どのような場所か正確に判断できませんが、耳の付根と踵は正常なワンちゃんでも少し毛が薄めです(前足の甲は薄くはありません)。
脱毛がある場合は、まず、その部位を舐めたり、掻いたり、こすったりしていないかを見て下さい。同時に外部寄生虫と微生物感染をチェックして下さい。
これらの情報が得られた後に今後の計画を立てていくべきですね。また、体重がこれ以上減らないかを常に自宅でチェックして下さい。
2006/02/06 13:15 -
環境が変わると、ワンちゃんは不安になります。
特に飼主さんが変わることは強い恐怖や不安を与えてしまいます。
また、屋内で誰かと一緒にいたワンちゃんが屋外で過ごすようになると、これも大きな不安やストレスを与えてしまいます。
また、いきなり良好なコミニュケーションを築くことはやはり困難です。コミニュケーションは信頼関係を築くには欠かせないものですから、辛抱強く良好な関係を築いて下さい。
仲松さんも気付いているように、ビビちゃんの精神状態は良くないでしょうね。
1つの例として、常同症という不安や恐怖を紛らわせるために目的のない行動をとって気持ちを紛らわせるという行動学的な問題があります。常同症のワンちゃんの中には穴堀行動をとり、自分の鼻や口を傷つけても止めないこともあります。
もちろん、常同症以外の別の問題ということもあります。
精神的不安からくる行動学的問題が予想される場合、...2006/02/04 10:55 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 猫 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
猫ちゃんの脱毛の原因は非常に多様です。
診断のためには、これまでの経過に関する情報は欠かせません。
また、症状の情報も重要で、脱毛の範囲、痒みの程度、フケが多くないか、被毛の状態なども診断には必要です。
検査は私のような小さな病院でも十分にできます。何ら特殊な器具は必要ありません。不可欠なのは皮膚疾患に対する知識です。皮膚疾患に精通した獣医師の診察を受けて下さい。
たとえば、去年くらいから症状が出始めたということが正確な情報であれば、アレルギー以外の疾患も考えなければいけません。また、猫ちゃんには外用薬が向かないことも多いです。
また、疑問が解決しないからと、転院しては損をするだけです。以前にした治療の情報も不明になるし、検査も治療も全て最初からになります。転院するなら、担当医に相談して下さいね。私にとって、以前の検査と治療歴を知ることと紹介元病院を知ることは何に...2006/02/02 19:33 -
体の痒みや外耳炎の問題は最低限、体と耳に対して外部寄生虫と微生物感染のチェックをします。
外耳炎で毎日手入れをしても再発するようなら、マラセチアや細菌がいないかチェックして下さい。
特に細菌がいるようなら、場合によっては抗生物質への感受性試験が必要になるかもしれません。
また、微生物感染があるなら、それぞれに効果的なイヤークリーナーに変更するというのも1つの方法です。また、ずっと軟膏やクリームを点耳するのはよくありません。
ただ、いつも耳にかゆみがあるようなら、弱いステロイド剤の点耳を継続することはあります。この場合は耳に微生物感染がないことが大前提です。
外耳炎といっても治らないなら、治療法を変えなければいけません。
アレルギーの治療ということであれば、ステロイドだけではありません。食事の見直しは重要でしょうし、シャンプーも大事です。そして、何よりも前述した検査を...2006/02/02 19:11 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
肝臓疾患があって、肉球がガチガチになる(角化亢進)あるいは足や口の周囲のただれ、と言えば壊死性遊走性紅斑を考えます。
もちろん、外部寄生虫、微生物感染などの検査は必要ですが、参考までにこの疾患の特徴についてお話させてもらいます。
壊死性遊走性紅斑(違う名称もあります)はあまり原因が知られていなのですが、肝不全や膵臓腫瘍があるときに見られる皮膚症状です。稀ですが、よく知られている疾患です。症状はその他にも、目、耳、足の関節などにも見られることがあります。
ちなみにこの疾患の特徴は、血液検査にも見られます。
肝不全が根底にある場合は、低アルブミン血症、貧血、肝不全徴候(ALP、ALT、AST、ビリルビン、総胆汁酸の上昇、BUN低下、ただし、高血糖を示すことがある)。
膵臓腫瘍が根底にある場合は、血液検査に特徴は見られません。
この疾患の治療にはステロイドは欠かせません。しかし、同時...2006/01/31 12:35 -
本来、母犬や兄弟の中で甘咬みはいけないことだと学びます。母犬や兄弟がいない環境では飼主さんが変わりに教えてあげなければいけません。方法は、当院HPに詳しく記載していますので、実施して下さい。
2006/01/31 11:29 -
このようなケースはどこかで妥協点を見つけなければいけません。人間ですから、みんな同じ考え方ではありません。
しかし、ワンちゃんの健康を守るためには守るべきルールは守りたいものです。
一番理想的なことは他の家族の方に食事の大切さを知ってもらい、栄養バランスの崩壊がどのような弊害を生むのかを知ってもらうことでしょう。私達はそれを知っているので、おやつを与えることに対して一定のルールを守っています。
そして、こういう時こそ、ワンちゃんを自分の子供と同じように考えて欲しいですね。
自分の子供がおかしばっかり食べていると本気で何とかご飯を食べるように工夫するはずです。
こうは言ってもおそらくなかなか人の考え方を変えることは難しいです。
ですから、家族で妥協点を見つけるために相談して下さい。
おやつは種類を決めて何でも与えることは止める、おやつは手作り(ささみなど)のものを与える、味の...2006/01/30 12:47 -
- 質問カテゴリ:
- 鼻の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
写真を見た印象では、アレルギーも考えなくはないですが、まずは他の原因を疑うべきだと考えます。
この部位の皮膚疾患は、まず外部寄生虫(特にアカラス)、微生物感染(特に糸状菌や細菌)の検査と細胞診(自己免疫性、その他の炎症性疾患)はして下さい。また、初期の症状、発症してからのどれくらい経過したのか、他の身体所見、さらに、これまでの治療内容も重要な情報になります。
これらの検査で異常が見つかれば、それに対する治療を開始します。しかし、上記の検査で異常が見つからなければ、バイオプシー、念のために甲状腺ホルモン測定なども必要になるかもしれません。
今の治療で改善しないのであれば、別の原因について考えなければいけません。2006/01/30 12:29