北森 隆士 先生の過去の回答履歴一覧|32ページ目
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質問から時間が経過しておりますが、如何でしょうか?
>低血糖のほうの原因は膵臓の機能が低下しインシュリンを出している戸の事・・・
低血糖ですが、単純にガンによる肝機能の低下でも起きますし、
膵臓のガンでも起きる事があります。
犬の肝臓ガンに関しては、治療法が非常に難しい
と思います。肝臓全体に広がるようなガンの場合は
(犬では少ない)、手術・お薬での治療は無理です。
一部に(一葉に)限局するような場合のガンは、
肝臓の一部を切除する事により延命が可能との
報告もありますが、事前にCTなどをおとって、
部位の確定などをしなくてはいけません。ただし、
低血糖を起こしていル場合は、手術は言うに及ばず
CT検査自体もリスクがあります。
例えば、先生にお願いして、大学病院や、高度医療
設備を有する病院へ紹介してもらうのも良いかもしれ
ません。
2007/04/14 17:53 -
逆くしゃみは、発作性の、激しい努力性吸気(息を吸うこと)状態を指します。おそらく横隔膜と肋間筋収縮の繰り返しが症状の発生機序と考えられています。原因としては、鼻咽頭疾患、異物、鼻洞疾患が考えられているようです。イメージ的には、ヒトの過呼吸症のような感じでしょうか・・・。
>それと 逆くしゃみはあまり知られていない病気なのでしょうか?
難しい質問です。まず、病気名というよりは、症状を
指す言葉です。一応、私達が参考にするような有名な
海外の内科学全書にも掲載されているような症状です。
また、国内の専門誌にもまれに取り上げられることも
あります。しかしながら、知らないからといって、そ
の先生が勉強不足というものでもないと思います。
このように回答している私自身でさえ、実際にはあまり診た事がなく(病院でたまたまそれが出ることは可能性としては少ないですからから)、
飼い主さんの話、動画...2007/04/13 21:20 -
通常は、3回でよいのですが、8種ワクチンの5種以外の部分が、
一度しか接種されていないので、4回目(8種ワクチンの5種以外の部分の2回目)が必要ということではないのでしょうか?
>また、犬の抗体検査とはどのような検査で料金はいくらくらい>かかりますか?
抗体検査にも色々ありますが、おそらくここではワクチンの効果を調べるための抗体検査のことだと思います。この抗体検査は、1項目数千円(病院によってことなります)ですが、残念ながら
検査をする病院としない病院があると思います。ただ、一般論を言えば、現在のワクチン接種直後に測定するよりも、例えば1年後とかに測定して、ワクチンの効果がちゃんと持続しているかどうかを見る場合の方が多いと思いますよ。
2007/04/13 20:59 -
乳腺腫の3cmは、非常に重要な数値だと思います。
WHOでは、犬の乳腺を、3cm以下、3~5cm、5cm
以上で、分類しています。
報告では、3cm以上になると、急速に、摘出後の
予後(つまり延命効果)が悪くなります。もちろん、
それはあくまで統計的な話なので、全ての子がそうなる
というわけではありませんが、3cm程度ならば、直ちに
手術すべきです。
3cmは非常に重要な数値なのです。
早めに手術しましょう。2007/04/11 19:32 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
ワクチンのアレルギーは、ワクチンの中にある異種蛋白というものに反応します。そして、場合によっては、死亡するのがワクチンのアレルギーです。
そしてそのワクチン中の異種蛋白の量は、数年前の報告ですと、メーカーによって10倍以上差があります。おそらく9種のワクチンは、国内のメーカーのものと思われますが(京都微研のものではないですか)、そのワクチン中の異種蛋白量は、他のワクチンよりも、実は少ない・・・つまり、異種蛋白量の面からは、最も安全なワクチンなのです。
なので、もし次にワクチンを接種するのであれば、他のメーカー
を選択すると、もっとアレルギーがひどく発生する可能性が
あります。
接種するのであれば、前もって抗アレルギー薬を接種して、
そのメーカーの数の少ないワクチンを選択しなくてはいけません。
ただし、本当に接種の必要があるか、しっかりと先生と
お話して決めましょう。
2007/04/11 19:24 -
卵巣の残存には、3つ考えられると思います。
比較的ラフに卵巣組織を分離される先生がいますが(もしかしたら手術時間短縮の意味かもしれません)、そのような先生の手技で、稀に取り残しがあります。
子宮と卵巣を別々に摘出する先生、または卵巣だけ摘出して子宮を残すような避妊術の先生で、子宮側の卵巣の剥離が完全でなく、取り残しが出る事が報告されています。
副卵巣といって、正常の卵巣以外の場所に、小さな卵巣が発達している場合があると言われています(私は見たことはありませんが)。この場合は、気付かなければ、どうしようもありません。
通常、残存卵巣を確実に除けば、発情が再びくることはないと
思いますが・・・・。もう少し経過を追うべきかもしれません。
>その残った卵巣が肥大化して発情していたとのことです。
2回目の手術で、摘出したものは、あなたは確認されましたでしょうか?
2007/04/10 16:09 -
私の考えでは、自宅にきて1週間から10日は極度のストレス下
にあるため、ワクチンは避けたほうがようかったのかもしれませんし、また、ワクチン後のシャンプーも1~2週間は間を空けたほうが良かったのかもしれません。この子にとっては、飼育環境の変化、ワクチン、シャンプーと、少々疲れる事が重なったのかもしれませんよ。
もちろん、他の先生が指摘されているように、チワワさん特有の疾患が発症した可能性もあります。
いずれにせよ、ちゃんと病院にかかって、状況をしっかり
お話して、原因を突き止めるとともに、治療をしなくては
いけません。
お大事にしてください。
2007/04/08 19:25 -
- 質問カテゴリ:
- 歯・舌・口の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
大まかに説明します。
歯石を取る方法は、超音波の機械を使う方法と、
獣医師が器具を使って削り取る方法があります。
超音波の機械を使ったほうが、綺麗に細かい歯石
も取れますが、全身麻酔下での処置になります。
麻酔をかけずに獣医師が器具を使用して取る方法は、
数箇所の大きな歯石を取る場合に犬が動かなければ
可能ですが、歯石の付着が多くの箇所に及ぶ場合、
細かい歯石をとる場合、犬が協力してくれない場合
(動く場合)は、まず出来ません。
2007/04/08 10:30 -
手術が手技的に可能か?と言う問題と、手術は時期的には
ベストか?と言う問題の二つの観点があると思います。
私は、手技的にはまったく問題ないと思いますが、時期的に
はベストではないと思います。
発情中は、手術部位の血管も発達し、摘出組織も腫大しています。なので、出血が多くなることがあります。また、犬では、まれですが発情中の血糖値が高くなる事がありますが、やはりこの時期は、血液性状、血圧、またその他諸々の生体反応が、正常を逸脱している可能性もあります。避妊手術は、健康な子に行う手術なので、リスクは限りなくゼロにしなくてはいけません。そういう意味では、わざわざ発情中にしなくても良いのではないかと考えます。また、他の先生が指摘されているように、発情中はホルモン産生がピークにあります。手術によって、それがゼロになるわけですから、理論的には・・・現象論的には、明確にこうなるという証明はされてい...2007/04/07 22:06 -
- 質問カテゴリ:
- 背中・腰を痛がる
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
ヘルニアだったとしての話をします。
このサイトでも何度も言っていますが、世間の方は、
イヌの椎間板ヘルニアをヒトと同じように考えておられます。
とても危険なことです。いいですか、イヌのヘルニアは半身不随まで進行する場合があるのですよ。
人の椎間板ヘルニアとイヌのヘルニアはまったく
症状、重傷度が違うのです。イヌでは、神経の
太いところが圧迫されるため、下半身不随に移行する
ことが比較的多いのです。つまりどちらかというと、
人の交通事故の脊髄損傷に近いのです。ヒトでは安静に
していれば軽症ならば治りますが、イヌは半身不随まで
いくのです。ぜひ、ぜひ覚えておいて下さい。
現段階で治療効果が明確なものは、
絶対安静+手術or特殊な注射タイプのステロイドです。ただし、重症のもの(麻痺があって痛覚も消失している場合)には、手術の方がより効果的と報告されています。
もっとも洗練した治療法は...2007/04/06 23:44