北森 隆士 先生の過去の回答履歴一覧｜31ページ目

フィラリア予防薬は、飲むタイプ、つけるタイプ、注射
タイプの3剤型があります。

ご質問の注射タイプは、国内販売のものは
一回の接種で6ヶ月間の有効性が持続します。オーストラリア
で販売されているものは、もう少し効果が持続します（確か
８ヶ月か・・・・・12ヶ月か・・・・・）。なので、この子は、オーストラリアのものを先生が輸入して注射されたのかもしれません。


＞注射ではなく飲み薬のほうが良いのでしょうか？

そうですね。私は、飲み薬の方が良いのではないかと
思います。注射は、飲み忘れがないので、その点に関しては
良いのですが・・・・・。

飲み薬は、24時間で速やかに体内から排泄されますが、
注射タイプは、6ヶ月も持続するということは、ようは
お薬を体内に残留しているわけです。

毎年この注射で
予防していくと、犬の一生のほとんどがお薬づけとい
うことになりますよね！。今のところ、生涯接種...

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難しい問題です。

狂犬病予防法が国内から狂犬病を根絶したのは事実ですし、
一部の国で根絶後、接種義務を廃止するような動きがある
のも事実です。ただ、これは法律なので、現在のところは
接種する必要があると思います。下記に書いた科学的な
ことがクリアーになったとしても、例えば、海外からの
動物輸入数の多さ、放置動物の多さといった国民性などを
考慮した場合、為政者としては、この法律を残さないと
危険だと思うのかもしれません。

＞それは、狂犬病の注射の副作用でわんちゃんが死んでし
＞まうと言う物でした。

確かに死亡事故は少なからず起こっていますが、私の
個人的な感想をいうと、集団接種でのケースが多いのでは
と感じます。例えば炎天下で、お熱を測ったり、聴診したり
問診もなく・・・・といったケースでの死亡事故が多いと
思います（正確な統計はありませんが、そんな気がします。
あくまで感想なので...

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>こちらのメーカーのは、一番弱いものだとお聞きし
この部分は、私が書いたものですね。

ワクチンアレルギーは、ヒトでのワクチンアレルギーの
歴史を見ると、ワクチン中の不純物（異種蛋白、牛由来の
アルブミン、ゼラチンなど）が原因です。ヒトのワクチンは
それらをなんとかゼロにしてきた歴史があります。

さて、動物のワクチンですが、確かに、このメーカーのワクチンは、他のものよりも不純物が1/10程度で（数年前の報告ですが）、理論的には、ワクチンアレルギーの発生率は最も少なくなると思います。しかし、このメーカーのものを使用しても、
不純物はゼロではないので、起こるときは起こります。
そして、ワクチンアレルギーは死亡することもあります。

1歳以上で、何度もワクチンを接種した事がある場合は、
ワクチン抗体価を測定して、抗体価が高ければ、ワクチン
接種を止めるという方法がベストです。ただ、1歳以下の
子の...

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いわゆるお薬は、全て、血中濃度といって、経口投与後に
体にどの程度吸収されるかを検討してお薬になるわけですが、
この検討は、健康な子で行うわけです。つまり、下痢で消化管の
吸収に異常がでることが予想される子では、検討されていないのです。おそらく先生は、そのようなことから、『慢性の下痢気味なので錠剤を飲むと効果があまりなくなるので』とおしゃられたのだと推測します。

さて
＞最近注射は長いこと効果が持続するので怖いとうわさでききました。

のことですが、私も『怖い』というところに関しては、同様の感想（科学的というよりは、感想です）を持っています。

なぜかというと、一般的に、飲み薬は
24時間で速やかに体から排泄されます。これに対し、注射剤
は数ヶ月体内に薬剤が蓄積されるので、毎年もし接種すると、
一生のほとんどがお薬にさらされるということになります。
24時間で体からなくなるのと、ほとんど...

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飼い主さんは、しばしば誤解されていますが、そもそも
ドックフードは加工食品ですから、人工合成物（保存料
や酸化防止剤）は必ず入っています（それはヒトの食品
も同じですね）。ただ、その物質が、科学的に安全かどうか
が重要なのです。


さて、良いフードの私なりの基準を上げると

・米国のＡＡＦＣＯ基準を満たしているフード
・獣医師が製造に関与しているフード
・病気の研究をしているような大きな
　研究所を持っているメーカーのつくるフード
・病気対応食を作る事ができるメーカーのフード
・科学的な臨床研究を行えるメーカーのフード
・情報公開をするメーカーのフード
・手作り食のレシピも提供してくれるような
　メーカーのフード


です。特に、上記の3、４、5の項目は重要だと思います。

さてそうなると、国内流通メーカーで有名なところは、ヒルズ、ウォルサム、アイムス系のフードです。

中でも、ヒルズ...

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飼い主さんは、しばしば誤解されていますが、そもそも
ドックフードは加工食品ですから、人工合成物（保存料
や酸化防止剤）は必ず入っています（それはヒトの食品
も同じですね）。ただ、その物質が、科学的に安全かどうか
が重要なのです。


良いフードの私なりの基準を上げると

・米国のＡＡＦＣＯ基準を満たしているフード
・獣医師が製造に関与しているフード
・病気の研究をしているような大きな
　研究所を持っているメーカーのつくるフード
・科学的な臨床研究を行えるメーカーのフード
・病気対応食を作る事ができるメーカーのフード
・情報公開をするメーカーのフード
・手作り食のレシピも提供してくれるような
　メーカーのフード


です。

そうなると、国内流通メーカーで有名なところは、ヒルズ、ウォルサム、アイムスでしょうか・・・もちろん他にもありますが・・・。

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お薬に割線（ニ分割出来る線）が入っているならば、
そのお薬は、分割されることも想定しているので、
使用可能かと思います。

ただし、有効期限や、保管状況による活性の消失
を考慮した場合、あまりよい使い方とは思いません。

＞昨年のお薬が５錠残っています
飲ませ忘れでしょうか？おうであるならば、
非常に問題だと思います。

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>また、念の為他の病院でも見てもらったりしたほうがいいのかなと。。。

とても信頼のおける先生で、血液検査もして、お薬で少々よくなって・・・・とのことでしたら、

あなたはどうして、『手術を前にとても悩んでおります』
と先生に伝えられないのでしょうか？他の病院で見てもらうことは、セカンドオピニオンではなくて単なる転院ですよ。

質問の内容からは、膀胱炎、精巣・前立腺関係の疾患などを疑います。

膀胱炎を疑うならば、お薬を飲んで経過を見ても良いかもしれません。また、まず膀胱炎を否定する意味で、お薬で様子を見ても良いかもしれません（薬が効かなければ、他の疾患）。

先生は、何の腫瘍を疑っているのかわかりませんが、
高齢、未去勢で血尿・排尿障害の場合、前立腺腫大・腫瘍
も疑われます。動かなければエコーでわかりますが、もしかしたら先生は、精巣に加え、それも疑っているのではないでしょうか。その場合...

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ジステンパーの後遺症は、様々なものがあります。私の経験しているものでは、後足麻痺（ステロイドが効果を示しました）、顔面のチック、自傷行為（自分の足を食いちぎりました）です。
どの症状も、教科書に書いてある後遺症です。

実際にその子がジステンパーだったとすると、
麻痺はともかく、自傷行為にような症状が出た場合は
安楽死になることが多いと思います。

治療的には、ステロイドが効果的かもしれません。

＞毎日ラーメンばかりあげている状態なのですが大丈夫でしょうか？

もちろん病み上がりですから、何も食べないのはよくあり
ませんが、ラーメンばかりというのも心配です。
ミネラル、炭水化物は取れるでしょうが、蛋白質やビタミン系
が不足すると思います。少しでもドックフードを食べるように
工夫してください。

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＞病院にすぐつれて行きたいのですが…
＞ストレスで衰弱死するのが怖くどうしたらいいのか分りませ＞ん。

しっかりとした診断はできませんが、
動画をとって、その話を直接先生にしてみては
如何でしょうか？尿が取れれば、それも持っていく
と良いでしょう。

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