北森 隆士 先生の過去の回答履歴一覧|48ページ目
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イヌ科の動物は、食糞は野生化では正常な行動です。オオカミなんて、えさが取れないときは、ウンチばかりたべます。
犬では、食糞は確かに膵炎や栄養障害に伴ってもみられますが、ほとんどの場合で正常(本能的)な行為です。
ある日突然現れて、ある日突然治まることもあります。
動物はいかに栄養素を摂取するかで進化の過程が分かれています。肉食獣は丸ごと動物を食べ、草食獣は胃内発酵することによって栄養素を摂取するわけですが、ここで雑食獣である人、犬などはそれらとは異なった戦略をそれぞれ選択しました。人は火を使い栄養素(特に炭水化物)を分解させてより効率よく吸収する方法を、犬は他の動物の糞を食すことにより少しこなれたた状態で摂取する方法に気づきました(無論それだけではないのですが)。
現代では食糞は異常行動のように考えられていますが、その昔(平安時代ぐらい)まだトイレがなかった時代、日本では人糞を...2006/11/22 18:29 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ウェルシュ・コーギー・ペンブローク / 性別不明 / 年齢不明
あなたは、少々勘違いしておられると思います。
膵臓の消化酵素の分泌量が少ない膵臓外分泌機能
不全という疾患と、
膵臓の消化酵素が高くなる膵臓炎(膵炎)という
疾患があります。
機能不全と炎症ですが、どちらも膵臓の障害です。
>アミラーゼ・リパーゼの値が低いのは問題ない
確かに、少々の逸脱であれば気にしなくても
よいですが、程度問題で、この子の場合は、
低すぎると思います。2006/11/22 11:57 -
動物は、イヌはヒトに近い雑食、猫は肉食性と・・・種によって栄養特性がまったくことなります。鳥も種類によってまったく食べ物が異なることはご存知だと思います。
実は、獣医も、一般的には、イヌにどのような栄養バランスで・・塩分がいくらで、蛋白質がいくらで、ビタミンが・・・
食事を作ると良いか、などということは覚えていません。なぜ
ならば、覚えなくて良いようにドックフードが開発されたからです。そもそも野生で食料を調達していた動物に、完璧なバランスで栄養を取らせるのがドックフードのコンセプトなのですから・・・。
そういう背景を認識いただいた上でお答えすると、
もしあなたが、イヌの栄養バランスをしっかり考えて
お食事をつくるのならば、
↓
鶏肉(ササミ)牛肉(ヒレ部)野菜(人参・キャベツ・しめじ・レタス・ブロッコリー・さつまいも)等はやはり身体には良くないのでしょうか?
のような材料を使用...2006/11/21 16:57 -
- 質問カテゴリ:
- 性器の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアシュナウザー / 性別不明 / 年齢不明
>しこりが見つかってから転移するまでの期間はどれくらいなので>しょうか
個体差があると思いますので、なかなか正確には回答
出来ないというのが正直なところではないでしょうか。
ただ、私達は、その他の指標をつかって、飼い主に
説明する事があります。WHOの基準ですが、大きさが
3cm以上であれば、一般的に言って、予後はあまりよ
くない(転移している可能性が高かったり、するという
ことです)。
皮膚の良性腫瘍が悪性に転化することはあります。このことは
一般論です。
さて、乳腺腫に関して言えば、私は、一度見たことがあります。
良性のものを放置して、炎症性乳がんが出来たという症例
でした。また、もっと言えば、沢山ある乳腺で、良性と「悪性
が混在することもあるのではないでしょうか。
>インターネットのサイトによっては悪性腫瘍は
>比較的早くしこりが大きくなり、
例えば、年齢、子宮の有無、遺伝的...2006/11/21 16:37 -
大きく分けて、内分泌系の腫瘍(インシュリノーマなど)と
外分泌系の腫瘍があります。内分泌系のほうは、まれに出会いますが、外分泌系のものは、極めて稀で、私は1回しか見たことがありません。このどちらかが分からないとなかなか正確な解答はできません。摘出術が基本だと思いますが、既に転移があれば、
それもなかなか困難なのかもしれません。
ただ、どのタイプのものでも、腫瘍の末期は、痛みを伴うことが一般的です。その際のケアーは、担当の先生と十分話し合っておくべきです。
2006/11/20 00:24 -
現在、猫のいわゆる老齢期に起こる慢性腎疾患(Creが上がる疾患)で、しっかりとした研究で、延命効果が確認されているのは食事療法と点滴です。なので、担当の先生の言う事は間違いです。
飲み薬は、延命効果は確認されていません。コバルジンは、小スケールの研究では、QOLを改善しています。
一般的に、糖尿病のための処方食は、腎臓によくありませんが、腎臓のための処方食は、糖尿病にはあまり影響をあたえません。
無論、定期的な検査は必要ですが・・。2006/11/19 12:14 -
イヌのワクチン接種に関しては、このサイトでも何度も語られていますが、
基本は、
1回目2ヶ月齢(月例ではなく週齢で語られる場合もあります)
2回目3ヶ月齢
3回目5ケ月齢
で、あとは年に1回の接種です。つまり、3ヶ月で3回ではありません。
国内のメーカーで1ヶ月齢で接種可能なワクチンも
ありますが、5種未満のワクチンなので、結局、
5種以上をその後3回打たなくてはいけません。
2006/11/15 17:37 -
もしあなたが、高度な検査を、望むのならば、MRIよりもCTです。最新のCTであれば、椎間板ヘルニアも、肝臓の腫瘍の状況もあわせて診断できるからです。MRIは、ヘルニアの方は診断可能ですが(それにしても最近ではCTの方がよいといわれています)。肝臓はやはりCTでしょうMRIでは無理ではないでしょうか。
まずその決断をあなたがするかどうかだと思います。ちなみに肝臓癌は、場所によっては腫瘍を摘出することによって、延命効果があると報告されています(しかし、それもCTで場所を確定して手術可能かどうか調べる必要があります)。
腫瘍の場合は、とりあえずの制癌剤は、百害あって一理なしだと思います。なので、③はお勧めできません。病理検査はいずれにせよ数日で結果が出ます。その時間が待てないような進行具合ならば、制癌剤なんて効かないと考えるべきです。
病理結果をまって、先生ともう一度話し合ってください。...2006/11/15 12:14 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
手術の糸によるアレルギー様反応(腫瘤のようになります)がまれですがおこります。術後に、今までになかった皮下の腫瘤状のものが数箇所現れたと聞くと、そのような可能性をまず想像してしまいます。糸による過敏反応は、最近のトピックスの一つだと思います。場所も、思わぬところに出たりします。
やっかいなことに、糸はおなかの中にも使用しているので、
その反応が腹腔内でもおこっているのであれば、これは大変です。
もしあなたが、転院をしたいとしても、その先生に
ちゃんと状況を書いた紹介状をもらうべきだと思います。
手術の失敗ならともかく、手術時の糸の種類当も含め、
どのように手術を行ったかなど、今後の治療に非常に重要
な情報は、今の先生しかわからないのですから。
ちなみに、体内に使用する糸は、安物から非常に高価なものまで
様々です。高価なものを使用したとしても、発生率は下がりますが、やはりこの反...2006/11/14 01:19 -
- 質問カテゴリ:
- 鼻の異常 / 便・肛門の異常 / せきやたんが出る
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
<心配のし過ぎなのか、分からず困っています。
<もう一度、受診すべきでしょうか?
心配のし過ぎではありません。
早めに病院に行きましょう。
ポイントはジステンパーかどうかです。確かに
検査でなかなか判断でないことが多いのですが、
こまめに再検査をした方がよいと思います。
またジステンパーではなくても、他の一般的な感染症
の肺炎であれば、早急の対処が必要です。
2006/11/11 20:03