井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|111ページ目
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- 質問カテゴリ:
- その他 / 食事、栄養について
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 男の子 / 16歳 3ヵ月
一度低下した腎臓の機能は回復いたしません。
血液検査はおそらくBUNやクレアチニンの数値の事だと思います。これについてお話しいたします。
腎不全はゆっくりと進行するものですが、BUNは処方食や治療により改善する事はございます。
そもそもBUNが高いからと言って必ず腎不全かどうかは言い切れません。脱水や逆にむくみやうっ血で上昇する場合もございます。
この場合には心臓の疾患も同時に疑わないといけません。
高かったBUNが自然に低下した場合は一時的な脱水による尿毒症やその時に肉の食べ過ぎでタンパク質が急激に代謝された場合にも起こりえます。
人間の場合ですと極度な消耗たとえばトライアスロンやマラソンの直後や発熱を伴う感染症の直後に一時的に上昇する事もございます。
注意が必要な状態としては肝不全がございます。肝不全になるとBUNなどの代謝産物が減りますので一時的に改善したように見えることがございます。肝臓...2017/03/14 01:27 -
手術を受けるべきかどうかは、かなり総合的に考えないといけません。
肺などにすでに遠隔転移をしている場合には、厳しいかもしれません。
心臓や他の内臓の機能に問題がないかどうかを考慮しないといけません。
平均余命を考えて腫瘍が破裂するまでに寿命的に全うできるのかどうか、つまり逃げ切れて天寿を全うするのかどうかです。
それらは実際に拝見している獣医師の直観と検査データーから複雑に判断されることなので十分に話し合ってください。
ただ、炎症性乳癌は特に再発の場合にはかなり広くマージンを取って摘出しても、抜糸の直後からその周囲に浸潤病巣が出現したり、そもそも術創がうまく皮膚癒合出来ないこともございます。
もちろん手術が成功すればきれいな体で痛みから解放され気持ちよく天寿を全うできることが期待できます。
勝算は実際に診察をした獣医師にしか判りません。慎重にご検討ください。
お大事にしてください。2017/03/08 00:16 -
先ず、自然に出てくるのを待つという選択肢はございません。
運よく出ることはあるかもしれませんが、それを待つと手遅れになる事がございます。
動物病院では一般的に、産道を潤滑剤で卵が出やすくして、少しずつ総排泄孔の方に誘導していき、卵に針を刺し少し中身を抜き直径を小さくして、そうっと摘出します。万が一卵が割れた場合にはその場で傷つけないように破片を摘出します。
嘔吐の原因は総排泄孔が詰まり、排尿が出来ず尿毒症になった可能性が濃厚です。あるいは便が出来ないための腸閉塞症状かも知れません。
もちろん全く別の事が起こった可能性もございます。たとえば無理に力を加えて内臓打撲や破裂が起こった可能性やたまたま何かの病気を発症した可能性もございます。
体調が悪く数日食べなければそのまま死に至ります。
色々な病気でその症状は出ますので、すぐに受診するべきです。2017/03/08 00:05 -
鳥類は飛ぶ事と引き換えに体内に十分な栄養の貯蓄が出来ません。体を軽くするためには仕方ない事ですが、そのために余力がないので食欲廃絶状態が続くと危険です。
割れた卵が総排泄孔内に癒着していると排泄が出来なくなりますので、早急にセキセイインコを見ている動物病院にて診療を受けた方が良いでしょう。
今後できる事なら動物に医療を施すときは、是非とも獣医師に相談するようにしてください。お大事にしてください。2017/03/07 11:21 -
どちらかと言うと心臓病に気づかず過ごしていた今までの方が心臓に負担がかかっていたはずです。
ピモベハーとは、血管の直径を広げて抵抗なく血液が流れるようになり、血圧も安定していきます。
結果的に心臓から楽に血液が全身に流れていきますので、心臓の負担は減ります。
窮地に陥った心臓を助ける薬ですので、かかりつけの獣医師の指示通りにしっかりと投薬を続けてください。
ただし、これから季節が変わっていき気温が上昇すると、さらに併用薬が増える事がございます。
欠かさず経過を観察して頂きましょう。
お大事にしてください。2017/03/07 00:15 -
- 質問カテゴリ:
- 食事、栄養について
- 対象ペット:
- 犬 / ポメラニアン チワワ / 男の子 / 10歳 1ヵ月
シュウ酸カルシウム結石は非常に溶解困難で、一定の大きさになると処方食だけでの対応が出来なくなります。体質的な問題が根底にあると考えられますので、できれば処方食を継続した方が良いでしょう。
特にオスの場合には突発的な排尿困難が発症して緊急手術が必要になる事もあり、高齢になってから発症すると手術のリスクも高まり、予防で済めばその方が断然に良いでしょう。
自家製食はカルシウムが不足しがちになり、その割には植物性のシュウ酸含量が増えてしまう傾向にありますので便中へのシュウ酸カルシウムの排泄量が減ってしまい逆に尿中が増加します。ですので、あまりお勧めできません。
ナチュラルハーベストの食事がシュウ酸カルシウム結石に効くかどうかは当方にはデーターがございませんのでコメントできません。2017/03/02 18:57 -
シリカは結晶性シリカと非結晶性シリカの2つに分類されます。
結晶性シリカは代表的にはアスベストと言って発癌物質として有名ですね。非結晶性シリカにはシリカゲル・バーミキュライト・パーライトなどがあり、現時点では発癌性は認められません。
しかし、国際化学物質安全性カード と、言う基準ではパーライトは1%未満の結晶性シリカを含む可能性があるので細かい粉じんやミストの吸引を避けましょうと、呼びかけております。職業的に扱う場合には安全眼鏡の着用が望ましいとされております。
暴露と程度によっては定期検診が必要と注意喚起されております。
猫砂として使う場合には、寝室や飼い主の顔の近くの高さに置かなければ、あまり飼い主への発癌性は考慮しなくても大丈夫でしょう。猫は人間より非常に寿命は短いので人間のような長期毒性は報告がございません。
国が危険性物質に分類しない以上、このサイトで使用しない...2017/03/02 18:45 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 猫 / おそらくアメリカンショートヘア / 男の子 / 7歳 1ヵ月
先ず矛盾がありますが、虫下しをしてもらえなかったとの事ですが、アドボケートと言う虫下しの薬を投与したわけですから回虫などの線虫類は虫下しできたはずです。
しかし、3時間で洗ってしまったという事であれば、十分に効果が出る前に洗い落としてしまった可能性があります。再度動物病院に行って相談するといいでしょう。
次に体に傷があるという事ですから、ペットショップではなく動物病院で皮膚病なのか怪我なのかを診断して頂き、適切な治療を受けてください。
最後に、救いを求めて来院された飼い主の方に、また来たのかと思う獣医師はさすがに存在しないと思います。
悩んだときには自己判断せずにかかりつけと決めた動物病院に相談しましょう。お大事にしてください。2017/02/27 22:24 -
全ての動物で陰嚢は夏や暑いときには弛緩して大きくなり冬や寒いときには収縮して小さくなります。
睾丸自体の直径が小さくなったのでは無いのではと、思います。
どちらかと言うと高齢の場合には大きくなる方が腫瘍など色々と問題になります。
おそらくは心配ないと思いますが拝見しないと大丈夫とは断言できません。
お大事にしてください。2017/02/27 22:10 -
今はまだ療養食に切り替えない方が良いでしょう。療養食は一般食より不味いので、せっかく出てきた食欲が廃絶してしまう事もあります。まずは一週間続いた食欲不振による体力低下を改善してからでしょう。
正常値は検査機械にもよりますし、教科書により色々考え方がございます。また、日内変動も結構大きいので一回の検査だけで一喜一憂しない様にしましょう。今後治療をしながら数回検査をしていくことになるでしょう。
雄猫ですから腎不全ではなく一時的な排尿困難による尿毒症かもしれません。もう少し対症療法を行い、主治医の指示に従って良いと思います。
まだ、予後について話す時期ではございません。たとえ腎不全だとしても今はフォルテコールやセミントラのような良い薬もございますし。近日中に(おそらく4月ごろ)さらなる新薬が発売され処方できるようになります。また、いったん起きた尿毒症も補液で改善できることが多いで...2017/02/24 01:41