井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|132ページ目
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今晩は。
まず重要な事は原因を究明する事です。今の症状が本当にフードのせいかどうかは分かりませんが、まずは皮膚病であるかどうかを診断する事です。
皮膚病にはかなりの種類があり、そのほとんどが見た目は似たり寄ったりです。
判定には検査が必要な事もあれば試行錯誤で、消去法で診断を付けていったり薬に対する反応を見て決める事もあれば、Z/Dやアミノプロテクトケアのような特別食を一定期間あたえて、改善するかどうかを拝見する事もございます。
我々獣医師には時間が必要ですし、飼い主の方は忍耐力が必要になります。
良い方法に対するアドバイスは出来ませんが、まずは診察を受けてみてください。
お大事にしてください。2011/05/26 21:33 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
今晩は。
アトピカと言う薬は免疫抑制剤でシクロスポリンが主成分です。人間の場合でも高齢で臓器移植を受けた方の拒絶反応を防ぐためにもつかわれておりますので、慎重に用いれば通常は問題ございません。しかし、もともとこの薬には腎機能低下・肝機能低下などの副作用が一定の確率で起こりえますので、年齢にかかわらずそのことを踏まえなければいけません。腎機能がもともと低下しているという事であれば血液検査などでクレアチニンや尿素窒素の濃度をモニターしながら使用した方が良いでしょう。
しかし、ここで話は変わりますが、アトピーは消去法で診断をせざるを得ない病気ですので、疥癬・毛包虫・マラセチアがいないかどうか、膿皮症・真菌症などの感染症の有無等ももう一度検討すべきかもしれません。IGE検査により原因の分かるアレルギーがないかどうかも検討すべきかもしれません。
副作用の少ない方法としてインターフェロン療...2011/05/23 21:07 -
副腎は免疫反応を監視して抑制する役割を果たしております。言い換えれば異物などが体内に入ってきたときに炎症反応が起こるのですが、これのストッパーになり、行き過ぎた戦いを終わらせて不必要なストレスから体を守るわけです。
ですので、アジソン病の動物にワクチンを接種する場合には細心の注意が必要です。必要最低限が良いでしょう。
①予算が許せば抗体価を測定して大丈夫なら延期、また測定してまた大丈夫なら延期・・・で、例えば2から3年に1回の注射にする。
②パルボとジステンパーの2種混合など、特に致死率の高い病気に厳選して接種する。
③通常よりかなり少ない抗原量の接種にとどめ、数週間後に抗体価を測定して大丈夫なら終了・低ければ再接種する
しかし、主治医とよく相談をしてこの子のアジソンの重症度がどのくらいなのかをよく考えた方が良いでしょう。ワクチン未接種のために感染症にかかる確率よりも...2011/05/19 00:27 -
今晩は。
16歳でマイボーム選手の再発。私が飼い主でも本当に悩みます。
麻酔の危険性は、この子の病歴・体質や過去の麻酔に対する反応・直近の検査データーなどから冷静に判断することになるでしょう。主治医は検査データーや予想されるリスクを説明しますが最終的には飼い主が決定しなければなりません。
しかし、ここで重要なのはそれがこの子に必要な手術かどうかです。
二次感染がひどい・機械的に眼結膜を刺激し炎症や潰瘍を起こすことが予想される?・成長スピード等を考慮しなければなりません。
さて、手術するからには今度が最後に出来るように眼瞼の中にあるマイボーム腺の根の部分をしっかり取る事を考えた方が良いかもしれません。術式も良く話し合った方が良いでしょう。
手術時間はとても短ので今の進んだ麻酔技術・麻酔薬・麻酔中のモニターを駆使すれば危険性は麻酔だけと考えても良いでしょう。とことん主治医の...2011/05/16 23:41 -
本当に福島の原発の事が心配だと思います。私も毎日自宅の放射線量を測っておりますが常に0.01ミリシーベルト/24時間以下です。
日々戦って頂いている技術者の方は私たちのヒーローだと思います。本当に自らの命を削って私たちを助けるよう努力していらっしゃるのですから。せめて一日に食ではなく十分な食事と睡眠をとって頂きたいものです。
本題に入ります。軟水であればどの銘柄の水でも大丈夫と考えられます。
軟水であればミネラルの絶対量が少ないので特に心配はございません。また、PHに関してはもともとイオン強度が低いので胃液や腸内環境のPHを変化させる事もございませんしましては体液のPHを変化させる事もございません。
※イオン強度が低いとは簡単に申し上げますと、酸性アルカリ性にかかわらずイオンの量が少ないので、混ざった相手のPHを変化させる事が出来ない事を指します。
なお、今の埼玉の水道水は放射性ヨウ素...2011/03/29 01:03 -
こんにちは。
大変お辛い事と思います。
おっしゃる通り、文章からですとホルネル症候群が疑われます。しかしこのホルネル症候群は、中枢神経から末梢神経まで、例えどこに障害が有っても発症しますので、特定の病気を指し示すわけではございません。つまり、症状に名前を付けただけで、診断では無いのです。
頭部がへこんできたとの事ですが、おそらく脱神経麻痺による筋委縮だと思われます。筋肉が麻痺により動かせなくなり、退縮してしまい、へこんで見えるのではないかと思われます。
ホルネル症候群はネオシネジン点眼で治まるものから脳腫瘍が原因の物まで色々ですので、病気の本態を見極めるためには、MRIやCTスキャンが必要になります。しかし、真の原因がわかっても対症療法しか出来ないのが実情です。
今現在行われている治療は神経繊維の再生や神経細胞の壊死を防ぐためには有効だと思われます。また、標準的と治療であ...2011/03/07 17:28 -
鶏痘の可能性がございます。
もしこの伝染病ですと周囲の家禽農家にに甚大な被害を及ぼす事がございます。
早目に家禽ポックスウィルスに詳しい動物病院への受診をお勧めいたします。
無い場合には家畜保健所などに相談してください。
宜しくお願い致します。2011/02/26 23:08 -
今晩は。
犬の皮下に入って3週間未満のフィラリア子虫はまだ脱皮をしていないので殺せない可能性が高いですが、1から2カ月経過した子虫はほぼ100%駆除できます。ですのでそんなに難しく考えなくても大丈夫です。
またフィラリアに罹っている犬の血を吸った蚊が2週間以上(温度によって異なる)生きてからでないと次の犬を刺してもフィラリアをうつせません。蚊の体の中で成長して脱皮をして蚊の唾液腺に移動しなければならないからです。また、この間に気温が15度以下になるとフィラリアは成長に失敗して感染できません。
ですので、一般的には蚊が出始めてから1ヵ月後に投薬開始して月1回投薬して蚊がいなくなってから1ヵ月後に投薬するのを最後にしても良いはずです。
10月10日にフィラリアに罹っている犬の血を吸った蚊が15度以上の環境で11月10日まで生き延び次の犬を刺せば感染が成立する危険性があるので12月10日以降にもう一回服用する...2010/11/24 01:05 -
- 質問カテゴリ:
- 性器の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
今晩は。
色々な情報が入ってきて本当にお困りのことと思います。
ヒートに関連する病気は加齢とともに増加していきます。私の病院ではワクチンやフィラリア予防などの条件が同じ場合避妊手術をしている子の方が約1.4倍寿命が長いようです。
これは性周期にかかわる病気がいかに多いか、またそれがいかに危険かを物語っております。子宮蓄膿症・卵巣嚢種・性周期による異常出血・乳がんなど、挙げればきりがございません。
避妊のデメリットは何でしょうか。メタボリックシンドロームが挙げられますがこれは飼い主の責任でコントロールできるはずです。手術のリスクは0%には出来ませんが、今は獣医療もかなり発達しており相当に低く手術のメリットと比べ物になりません。
どうか主治医の先生と良くご相談され、正しい判断をしてください。助けるのはあなたです。獣医師は飼い主の希望する範囲内でしか治療は出来ません。
お大事にして...2010/11/24 00:46 -
- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
原因化学物質が何であれ今起きているのは肝細胞の壊死と炎症です。原因物質により治療法が大きく変わる事はないでしょう。原因物質により中毒の治療に違いがあるのは初期段階です。
尚、この薬品名やメーカーの連絡先はかかりつけの先生にお知らせするのが一番です。私ではございません。メーカーも治療中の担当獣医師にはもう少し詳しい話をすることと思います。
肝臓は再生能力の強い臓器です。希望を持って治療を続けてください。具体的な治療計画は今の状態を把握している獣医師にしか判りません。
お大事にしてください。2010/07/11 01:48