井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|133ページ目
全2438件中 1321 ~ 1330 件目を表示
-
確定診断は症状から判断するものではございません。血液検査をしてホルモンの定量を行えばハッキリいたします。
もし甲状腺機能低下症であれば通常は生涯ホルモン剤を投与することになりますが、これは健康のために必要だから投与するものです。この病気は皮膚のみにとどまらず循環器系を含めて全身に症状が及びます。早目の検査と治療が望まれます。
ちなみにシベリアンハスキーはこの病気の発症率が高いようです。
また、睾丸の腫瘍から皮膚症状が出ている危険性も否めません。腫瘍によっては悪性の貧血や血液凝固不全を起こし、生命の危険も起こりえます。
どちらにせよ毛が薄いだけ・・・と、考えずに対処した方が良いと思います。お大事にしてください。2010/07/10 02:51 -
- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
リン酸・カリウムはともに動物にも植物にも含まれている物ですので、中毒の原因にはなりにくいと思います。
しかし、液体肥料には食用を意図しない防腐剤や合成着色料やペーハー調整剤が入っております。輸入物の安価な物ですとアジ化ナトリウムと言う毒性の強い防腐剤が入っている可能性も否定できません。
窒素に関してはどのような形態で入っているかが問題です。アンモニアや硝酸やメラミンで窒素含量を上げている場合には危険と言えましょう。
しっかりと治療を継続してください。直後には検査に反映しにくい問題もあるかもしれません。また検査をした方が良いのかもしれません。お大事にしてください。2010/07/08 02:10 -
- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
本当に写真の見た目だけからの判断なのでセカンドオピニオンとは言えません。この事をご了承ください。
表面がスムースですしあまり大きくないので、エプーリスと言われる良性の病変である可能性が高いと言えます。
しかし、歯肉には悪性の腫瘍も発生しやすいので、注意して経過を観察して下さい。大きくなる兆候が見えるようであれば病理検査を行い、結果によってはしっかりと治療をされた方が良いでしょう。
ただしご心配で仕方がないのであれば、現時点で摘出して頂き、念のために病理検査を受けてみてはいかがでしょうか。
お大事にしてください。2010/07/06 01:26 -
今晩は。チワワは体が小さいので飼い主の方のご心配は本当に切実だと思います。
この犬種は極端に体を小さく特異な体型に改良したため、体の随所にひずみや無理が生じております。このため神経疾患が多いのが現状です。
拝見しておりませんので軽率には答えられませんが、てんかん発作・部分てんかんなどを疑わないといけないのかもしれません。また、水頭症でもこのような症状が出る事がございます。
血液中のカルシウム濃度の低下や電解質バランスの異常でこの様な症状が出ることもございます。
取り越し苦労だと良いのですが、一般的な検査ではつかめない病気もございます。御心配でしょうから、さらに詳しい検査を依頼してみてはいかがでしょうか。
お大事にしてください。2010/07/06 01:12 -
- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
必要なのは全血ではなく血清です。全血のままですと腐敗しやすいですので、ドイツで採血してもらった後に遠心分離してもらって下さい。
なお、IgEの検査用の血清は常温で数日間大丈夫なはずです。しかし、動物病院によってこの検査のために血清をアメリカに送付している病院もございます。(伝染性疾患フリーの証明書が必要)また、日立やサルーンなどの国内の検査センターを利用している病院もございます。検査センターによって必要な量や保存容器も異なります。
まず最初に帰国後に利用する病院を決めて、その動物病院の指示を仰いでください。
おそらく血清は本来生物学的製剤にカテゴライズされるので、正規に機内持ち込みする場合には注意が必要と思われます。(行間を読み取ってください。)持ち込み不可の事もございます。
しかし、ドイツの病院では本当に受け付けないのですか。?ドイツ国内で無理でも、アメリカに検体を送付...2010/05/18 20:32 -
- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 犬 / アメリカンコッカースパニエル / 性別不明 / 年齢不明
可能性としてはまずは、皮膚病の方から考えた方が良いでしょうが、拝見せずに子宮蓄膿症を否定する事は出来ません。
子宮蓄膿症はかなり進行してきますと典型的な症状が出てきます。しかし、初期の段階ですと獣医師でも見た目の症状からは判別がつきません。
5歳と言う年齢では子宮蓄膿症の発生率はまだ低いのですが、念のために動物病院を受診すると良いでしょう。
これは提案なのですが、年を重ねるごとに子宮蓄膿症の発症率が上昇します。手術のリスクも少しずつ上がっていきます。今回子宮蓄膿症では無かったとしても子宮卵巣の全摘出を考えてみてはいかがでしょうか。
お大事にしてください。2010/05/15 00:53 -
今晩は。
1.術前検査は病院のスタンスにもよりますが通常は行われます。
貧血の有無・肝臓腎臓の機能検査・血糖値などの血液検査
状況によって胸部や腹部のレントゲン検査など
2.去勢の有無にかかわらず最近は肥満の子が増えております。
年齢や体重に応じた食事を心掛ければ大丈夫です。
なお、手作りでバランスを取るのは大変な事です。
例えばささみと野菜とご飯では完全にカルシウム不足です。
3.腹腔内で睾丸は流動的ですので正確な場所は開腹で確認。
腎臓の後方から鼠径までの線上を探すことで発見できます。
(腫瘍化していない限りレントゲンやエコーでは確認困難)
4.ほとんどの場合見つかります。ご安心ください。
お大事にしてください。2010/05/12 00:48 -
今晩は。
すべての薬に副作用はございます。そういった中で確かにフロントラインは副作用の非常に少ない安全な薬と言えます。
しかし、副作用は無いかと言えばそういう訳ではございません。局所の発赤・痒み・などの炎症反応が起きたり、沈鬱・流涎・嘔吐などの有機リン系統の薬で起こる副作用が出ることも経験しております。
ですので、心臓病や腎臓病などの慢性疾患の治療薬なら別ですが、一時的に用いる治療薬とあえて同時に使わない事をお勧めいたします。たとえば抗生物質による治療中にフロントラインを使用すると発現した症状が抗生物質の副作用かフロントラインの副作用かわからなくなり、飼い主にとっても動物にとっても不利益な事になるでしょう。
この薬は構造上一部は血中に吸収され全身に移行するはずです。ただしその量が非常に少ないという事です。ほとんどが皮脂腺に貯留すると認識頂いて差支え御座いません。
当院では慢...2010/04/28 00:58 -
白内障は老化現象の一つです。体質により進行の速さにかなり差がございますが、6歳ぐらいから徐々に目の水晶体が白く濁ってくるものです。10歳を超えてくるとほとんどのワンちゃんに程度の差はあっても白内障は発症いたします。
白内障は加齢変化や紫外線の影響により水晶体の蛋白質が酸化されていき白濁することにより起こります。ですので老化を加速するような暮らしや紫外線を過度に浴びるような環境が良くないと言えるでしょう。
教科書的には白内障を防ぐ治療薬はございません。しかし、老化を防ぐという意味合いでは十分なビタミンの摂取・過度な栄養の摂り過ぎを慎む・強い太陽光線を浴びないようにする・・・などの事柄はある程度発症年齢を遅く出来るかもしれません。
点眼薬などでは、ある程度進行を遅く出来るとされる薬が何種類か処方されております。
人間の方でもまだ保険適用されてはおりませんが、最近N-アセチルカル...2010/03/28 00:22 -
- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
ネギに含まれる成分が犬の血液中に吸収されると、赤血球が溶けて血球の中にある色素が腎臓から排泄されます。この結果、症状としては赤色尿が一般的に認められます。
長期的に与えると溶血性貧血が進んでいきますが、一回少量与えただけでは通常心配ございません。一時的な赤色尿(血色素尿)が起こるか下痢をする程度でしょう。
この様な事はユリ科の植物でかなりの種類で起こりますので注意してください。
ラッキョウ・ニンニク・ニラ・タマネギ・ナガネギ・園芸用ユリ科の植物などで起こるようです。
通常緊急性はございませんが、消化不良や嘔吐や血尿等の症状が続くようであれば診察を受けてください。
ネギ中毒が起こる投与量はあまりにも個体差が大きく、エキスが溶けた汁をちょっと与えただけで発症する犬から、全く人間並みに無症状の犬まで本当に多様です。
お大事にしてください。2010/03/16 00:15