だいじょうぶ?マイペット

井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|131ページ目

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  • 高悪性リンパ腫の猫に対してのサプリメント

    質問カテゴリ:
    その他 / 食事、栄養について

    対象ペット:
    / マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

     こんばんは。
     
    17年間一緒に暮らしているともう自分の一部のような存在なのだと思います。
     
    サプリメントについてですがよく藁にも縋る思いと申しますが、本当に藁であり役に立たないものからある程度効果が立証されているものもございます。動物病院にはある程度論文発表もされてデーターのあるものが用意されております。先ずはかかりつけの先生にご相談されてはいかがでしょうか。
     基本的に安全性とある程度の効果が検証されているものはほとんどベーターグルカンが含まれているものです。これらにはイースト菌由来の物やマイタケなどのキノコ類由来のものなどがございます。また、沖縄に自生するセンダン(白檀)のエキスも最近注目されておりますが、こちらは多少吐き気や食欲不振が出る子がまれにおります。

     ただ、私の個人的な意見としては今の状態では体力の温存と免疫力を上げるために食事に気を付けるほうが先決だと思います。
    ...

     2012/06/05 00:14

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  • 突然、勢いよく唸るようになりました。

    質問カテゴリ:
    その他 / しつけ

    対象ペット:
    / トイプードル / 性別不明 / 年齢不明

    今晩は。
     権勢症候群の可能性が高いと思われます。しかし、てんかんのうち部分てんかんと、言われるタイプの中にも突然愛犬が自分で制御できない怒りに襲われる型がございます。このてんかん発作の可能性もほんの少しあるかもしれません。

     権勢症候群はどちらかと言うととても可愛がられている小型犬に多い症状です。症候群と言っても病気と言うよりも飼い主と犬との関係の問題から起こる行動様式の分類と言えるでしょう。
     愛情いっぱいに育てているつもりがその愛情の注ぎ方に知らず知らずに問題が有って起こる物です。
     犬が飼い主よりも自分が偉いと思いこんでしまうと、自分にとって都合が良い場合にはおとなしい良い子で、自分にとって嫌なことや体を触られると突然怒りがこみあげてきたり、また散歩の時にぐいぐい引っ張り散歩の方向やスピードを犬自身が決めたがるようになります。

     一度かかりつけの獣医師に相談されてはいかがで...

     2012/02/09 01:16

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  • 腎臓結石に尿管結石療養食でいいのでしょうか

    質問カテゴリ:
    尿の異常

    対象ペット:
    / アメリカンショートヘア / 性別不明 / 年齢不明

    今晩は。
     腎臓で作られた尿は尿管ー膀胱ー尿道と、流れていきます。
     下部尿路疾患用の療養食は腎臓から尿道までの全ての行程で結石の成長を抑制あるいは溶解をする事が出来ると考えられております。
     したがって、腎結石・尿管結石・膀胱結石・尿道結石の全てに対して適応となります。安心してお使い頂いて良いと思われます。
     しかし、ショパンちゃんの病態を私が存じ上げているわけではないので、あくまでも一般論です。腎不全と尿石症と、どちらを優先するのかは主治医の先生と良くご相談ください。
     お大事にしてください。

     2012/01/29 00:18

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  • 後ろ足

    質問カテゴリ:
    手・足の異常

    対象ペット:
    / ミックス / 性別不明 / 年齢不明

     今晩は。
     
     まだ1歳の猫ですから、今から1本爪を失った状態で長い生涯を過ごさせる事を受け入れがたい気持ちをお察し申し上げます。
     こういったケースの場合、爪の根元から指骨の先端に細菌感染を起こし、「腐骨」と、言う状態になっている事が多い物です。
     腐骨が一度発症するとその部位を切除しない限り容易には完治しません。「瘻管」と、言っていつまでも膿が出続ける状態になってしまいます。
     
     治療法としては、根気良く抗生物質を投与する事・感染している細菌に感受性の高い抗生物質を投与する事も確かにありますし、治癒率はとても低いですが無いわけではございません。
     しかし、確実な治療法としては、やはり主治医の先生が仰っている、爪を根元から摘出する方法が推奨されるのが一般的です。

     もしも内科的な治療に希望を託すのであれば、治癒率が低い事と時間も費用もかかる事をご覚悟の上で、抗生剤の感受性試験を...

     2012/01/18 00:31

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  • アジソン病の処方薬について

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / ミニチュアピンシャー / 性別不明 / 年齢不明

    今晩は。
     アジソン病に関しては同じ副腎皮質の病気でまったく正反対のクッシングに比べて資料や同病者が少なく、ネットで調べてもご苦労されている事と思います。
     
     アジソンは基本的に副腎皮質で作られるホルモンの量が10%以下になってからやっと診断されることがほとんどです。副腎皮質では糖質コルチコイドと鋼質(ミネラル)コルチコイドの2種類のホルモンが作られております。それが足りなくなると体中で免疫が暴走したり自分で自分の細胞を破壊したり電解質バランスが波乗して突然死を起こしたりするとても怖い病気です。
     
     プレドニゾロンやコートりルは糖質コルチコイドで、フロリネフはミネラルコルチコイドと分類されます。通常はフロリネフのみか、二つを組み合わせて維持をしていきます。
     一番まずいのは糖質であるプレドニゾロンのみで維持しようとした場合で、あまり予後は良くございません。緊急の場合にはもちろんこれも必...

     2012/01/07 23:12

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  • 狂犬病予防接種と散歩

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明

     狂犬病予防法上は残念ながら狂犬病ワクチンの免除規定はございません。この法律は人間の公衆衛生の安全のための法律で何ら動物の安全は考慮しておりません。しかし、この法律に則って接種を行うのは我々獣医師です。獣医師は獣医師法に則って安全に動物にワクチンが接種できると判断した時にワクチンを接種いたします。
     獣医師が判断してワクチンが受けられない状態なのですから、飼い主の方は心配せずに散歩をさせてあげてください。
     しかし、咬傷事故等を起こしますと県知事への届け出・狂犬病鑑定が必要になりますので十分注意してください。
     この場合、狂犬病未接種に対する20万円以下の罰金は適応される可能性は低いと言えるでしょう(法律家では無いのでこの表現でご勘弁を)。私は県の狂犬病予防協会の理事をしておりますが、今回と同等のケースでこれが問われた前例はございません。
     
     尚、狂犬病ワクチンの接種は正確に言うと免除...

     2011/09/17 00:13

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  • エナカルド

    質問カテゴリ:
    尿の異常

    対象ペット:
    / トイプードル / 性別不明 / 年齢不明

     今晩は。本当に辛い日々をお過ごしのことと思います。ご不安をお察し申し上げます。
     
     エナカルドに代表されるACE阻害薬は腎臓組織の保護作用が有り、腎不全に陥る腎機能のさらなる低下を防ぐと言われております。また糸球体濾過率・タンパク尿の改善の効果もございます。
     しかし、このACE阻害薬は役目を終え体内から排泄されるときに腎臓・腎臓から排泄されるので長期投与によりこれらの臓器に負担をかける事もございます。

     しかし、人間においても循環器に問題が有る方は続発的に起こる腎不全の進行を少しでも遅らせるために、数十年にわたり投与が続けられる薬です。万が一起こるかもしれない副作用と、それにより受けられる恩恵を天秤にかけて良く考えてください。

     それでも心配であれば、同じACE阻害薬でも腎臓からの排泄の割合の少ないタイプの薬が別のメーカーから出ております。
     大丈夫マイペットの規約で、特定の...

     2011/07/08 21:48

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  • 原因不明の皮膚病

    質問カテゴリ:
    皮膚の異常

    対象ペット:
    / その他(犬) / 性別不明 / 年齢不明

     今晩は。
     
     皮膚の病理検査まで行っているとなると、あまりこれ以上に指摘する検査はございません。しいて言えば蛍光抗体法をバイオプシーした皮膚に対して行うことも考えられますが、これも擬陽性など判断がかえって難しくなることもございます。今までの検査の結果と薬に対する症状の変化から推定するしかないのかもしれません。

     おそらく今までも消去法的に順次疑うべき皮膚疾患を検査、あるいは診断的治療を行ってきていたのではと思います。これからも根気よく主治医の先生と話し合い、治療を進めていきましょう。

     ただし、表在性化膿性皮膚炎の治療の初期段階で抗生剤とステロイドを併用する難治性の今回のような皮膚炎になる事もございますし、虫体がなかなか検出されなくても疥癬として治療を進めると治癒する事もございます。

     今後も皮膚の治療は時間がかかっていくものと思われますが、安易に転院を繰り返すと振り出しに戻...

     2011/07/06 21:05

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  • 下痢が治まりません

    質問カテゴリ:
    便・肛門の異常

    対象ペット:
    / ノルウェージャンフォレストキャット / 性別不明 / 年齢不明

     今晩は。
     下痢の診断治療は、時に非常な時間がかかる事もございます。原因病原体のある場合には診断も治療も容易でありますが、下痢の半分は特発性と申しまして原因不明である事が多いものです。

     その中には免疫介在性・食物繊維反応性・炎症性腸疾患(IBD)その他各種原因による吸収不良性症候群などに分類できる物もございますが、どうしても消去法的診断になりますので、時間がかかります。
     
     そのような中で、内視鏡検査で腸粘膜の一部分を採取し病理学的診断を行う事は時間と正確性いう面ではかなりメリットになります。しかし、希望したくない検査であれば心配せずにお断りして、他の方法を主治医の先生と相談していけばよいと思います。それはいけない事ではございません。
     
     下痢が止まらない事は飼い主にとっても患者にとっても辛い事ですが、我々獣医師も早く診断をせねばと日々焦っております。正しい診断手順は一つでは...

     2011/06/20 00:19

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  • フィラリアは刺される事によってのみ感染するのですか?

    質問カテゴリ:

    対象ペット:
    / その他(犬) / 性別不明 / 年齢不明

     結論からお話しいたします。感染しませんのでご安心ください。

     フィラリアが感染するにはそれなりの条件が必要です。フィラリアに感染している動物の血を吸った蚊が気温15度以上で約2週間以上生存し、ミクロフィラリアが蚊の唾液腺に侵入して感染子虫になり、それが次の動物の吸血のときに吸血した穴から径皮的に入った時だけです。フィラリアの予防薬はさらに動物の体内で約1カ月過ごして脱皮した子虫を殺す薬です。
     蚊を食べた事を気にするよりもそのような環境ですから蚊に刺された可能性が有るわけですから、以降の予防薬の投与をしっかり続けましょう。

     余談ですが、フィラリアに罹っている犬のミクロフィラリアがいっぱいの血液を健康な犬に輸血しても、ミクロフィラリアが成虫に成長して心臓に寄生する事はございません。

     もう遅くなって眠れぬ夜をお過ごしかもしれませんが、今からぐっすり眠ってください。
     完全な予防...

     2011/06/07 01:31

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