だいじょうぶ?マイペット

井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|163ページ目

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  • アレルギーと、肝臓病の両方の治療について

    質問カテゴリ:
    皮膚の異常

    対象ペット:
    / シーズー / 性別不明 / 年齢不明

     今まで受けられた皮膚病の検査内容を詳しくご報告いただくともう少し回答しやすいのですが・・・。あくまでも一般論として聞いてください。拝見した獣医師だけに判る経験的な視診による診断も重要な検査法のひとつですから、診察をしていない獣医師がそれ以上に確定的なことはいえません。
     
     血液検査により食物アレルギーを診断されたとの事ですが、どのような検査をされたのでしょうか。
     IgE抗体価の検査だとしますと、これだけで食物アレルギーとは確定できません。この検査では全くアレルギー症状の無い犬でも複数の食物で陽性が出る事も多いので、なかなか判断に苦しむ事がございます。
     食物アレルギーの原因食物を突き止めるためにはZ/Dやアミノプロテクトケア等の除去食を数週間与えた時に症状が緩和されるかどうか・次に1種類ずつ食材を与え悪化する食物を探ることが必要です。他の処方食を使用中でも一定期間であればこれに変更...

     2007/08/14 01:22

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  • 急に老化の諸症状が・・・

    質問カテゴリ:
    手・足の異常 / 食欲の異常 / 尿の異常

    対象ペット:
    / シベリアンハスキー / 性別不明 / 年齢不明

     今晩は。15年から20年前にシベリアンハスキーのブームがありましたよね。そういう私も17年前の動物病院開業当初にシベリアンハスキーを飼い始めました。うちの子はもうおりませんが、質問を見て懐かしく思い出されて、今、回答をしております。
     あの頃のシベリアンハスキーは今ではほとんど見られなくなりました。15歳を迎えられたと言う事は本当に愛情を持って上手に飼っておられたのでしょう。有難く思います。
     
     動物は人間と異なり成長がとっても早く一気に大人になります。次に人間で言う20代から30代が非常に長く続きます。個体差がございますが、ある年齢に達するとまた急速に老化が進みます。相互扶助の少ない動物社会の場合にはやむを得ない年のとり方なのでしょう。
     老化現象と言ってしまえばそれまでですが、その中には医療の手を貸す事により完治できるもの・改善できるもの・進行を遅くできるもの・何も出来ないものがございます...

     2007/08/05 23:28

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  • 肺炎と診断されました

    質問カテゴリ:
    熱が出る / 頭、胸、腹を痛がる

    対象ペット:
    / ミックス / 性別不明 / 年齢不明

     文章からですと肺炎だけなのか膿胸も併発しているのか何とも言えませんが、非常に重篤な状況だと思います。また、肺炎のように見えても猫伝染性腹膜炎の胸水が溜まるタイプなのかもしれません。
     原因をしっかりと把握して治療法を選択しなければいけないでしょう。インターフェロンも併用すると良いかもしれません。
     胸腔内に膿が溜まっている場合には外科的な処置も必要になるかもしれません。しかし、肺炎も膿胸もしっかりと治療すれば完治が望める病気です。動物の体力によっては不幸にして病原体に打ち勝つ事が出来ない場合があるのも事実です。
     お大事にしてください。

     2007/08/02 00:57

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  • アドバイスを 頂きたいのですが。

    質問カテゴリ:
    体重の異常 / 食欲の異常 / 吐き気

    対象ペット:
    / マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

     非常に心配されている飼い主の方のお気持ちが良く伝わりました。私も獣医師でありながら自分の飼い猫ですと考えがまとまらず、方針も決められず、誰かに後ろからちょっと押してもらわないと先に進めなくなる事がございます。
     先ずひとつ言える事は「老猫では無い」と、言う事です。まだまだ人間で言えば60代です。政治家なら「洟垂れ小僧」の域からまだ脱していない年零です。しかし、色々な病気が出てくる年代でもあるわけです。ここの過ごし方が、その後の寿命を左右するのは人間同様です。
     私から言える事はこれだけです。是非、勧められる検査を受けてください。治療により完治する病気や食事療法で抑えられる病気かもしれません。チャンスをみすみす逃してはいけません。
     他の子も掛かっていらっしゃるのであればお支払いなどもご相談されてはいかがでしょうか。当日予算オーバーだからといって受けるべき検査が出来ないと言う事は無い筈で...

     2007/08/02 00:46

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  • 犬の避妊について

    質問カテゴリ:
    しつけ

    対象ペット:
    / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明

     この方法は手術の危険性から開放されると言う意味では非常に意義深い方法です。麻酔の危険性を回避できますので、とても安全な治療法と言えますし、気が変わったときには妊娠させる事も可能なわけです。
     しかし、ホルモン剤の注入による避妊にも副作用がございます。ただ、全ての治療法に副作用がございますので、この事だけを大きく取り上げると不公平になりますが。
     しかし、使用できる回数にも制限がございますし、高齢になってからの子宮蓄膿症などの生殖器病発症の問題を考えると、悩むところです。
     この治療法が発表されたときには画期的な方法としてかなり脚光を浴びました、しかし、年数がたつにつれマイナス面も判明して来たため、今は賛否両論です。
     
     それぞれの利点欠点を良く見極めたうえで、選択してください。どちらが良いかは飼い主の考え方により異なります。もちろん検査結果により手術が出来ない場合には、選択の余地は...

     2007/07/30 23:38

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  • 嘔吐について。

    質問カテゴリ:
    吐き気

    対象ペット:
    / トイプードル / 性別不明 / 年齢不明

     「人間で便を吐くときはかなり危険」と言うのは全く意味が異なる病態です。腸重責や腸ねん転などで閉塞が起こると、腸が逆蠕動を起こします。本来は便として排泄されるものが逆に回腸→空腸→十二指腸→胃→食道→吐出される状況です。場合によっては胆管や膵管にも逆流が起こり肝膿瘍や膵炎にまで波及する事もございます。

     今回のクレアちゃんの場合は食べた便を吐いたわけですので、全く別の事柄です。元気で食欲もあるのであれば、あまり心配はないでしょう。
     しかし、緊急で有る無しどちらにせよ、一度診察を受け指示を仰いだほうが良いと思われます。

     2007/07/30 23:13

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  • 食欲低下でほぼ寝たきりです

    質問カテゴリ:
    食欲の異常

    対象ペット:
    / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明

     ネット上で病因を推測している時間はございません。一刻も早く動物病院へ行き、検査を受けて的確な治療を受けて下さい。
     診断がつかなくてもとりあえず対症療法だけでも早急に受けた方が良いでしょう。
     ご自宅で療養を続ける事にはもう限界が来ていると思われます。お大事にして下さい。

     2007/07/30 22:58

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  • 小肝症門脈シャント

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明

     出来るだけ早急に大学病院で詳しく検査をして頂きましょう。この病態は遅れるほどに肝臓を蝕み、肝細胞の数は確実に減っていきます。


     全ての動物は生きていくうえでたんぱく質(アミノ酸)が必要です。必要最低限のたんぱく質(または必須アミノ酸)は常に供給されなければいけません。供給が止まった時点で体は「異化」と言って体細胞を次々と壊して行きそれを栄養源に食いつないでいきます。その事によりさらに毒素が産生され、肝臓が疲弊いたします。
     自己流ではなく専用の処方食を与える必要がございます。肝性脳症を防ぐためにカナマイシンなどの抗生剤の投与や毒素の排泄を促すためにラクチュロースなどの投与が必要と思われます。


     現在は画像診断学がかなり進歩しております。開腹手術(試験開腹)無しにかなり具体的なことが判断できます。先ずは実際に門戸を叩き専門医に詳しく相談しましょう。


     排便排尿のための最低...

     2007/07/29 01:00

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  • 赤い軟便と水気の嘔吐

    質問カテゴリ:
    便・肛門の異常 / 吐き気

    対象ペット:
    / ミックス / 性別不明 / 年齢不明

     消化不良を2週間様子見る事はお勧めできません。特に夏場は脱水により熱中症に罹患しやすくなります。
     早めに便を持って動物病院へ行ってください。検便やそのほかの検査を受けた上で治療が行なわれる事と思います。
     治療法は原因により異なりますので、ここでは言及できません。
     お大事にしてください。

     2007/07/29 00:37

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  • 肺に水がたまっている。

    質問カテゴリ:

    対象ペット:
    / ミックス / 性別不明 / 年齢不明

     手術により液体を抜く事が考慮されていると言う事は、肺の水と言うより胸水なのかもしれません。
     この手術は決して高度医療が必要な処置ではございません。問題は高齢で衰弱した猫に麻酔をかけるところに有るといえます。残念ながらリスクはかなり高いと思われます。しかし、胸腔内に水が溜まり肺に空気が入らないのはとても苦しい事です。このまま家で看取って上げるのも厳粛な事であると思いますが、リスクを飲み込んだ上で、呼吸が楽になる手術を選択してみる考え方もございます。
     人に言われて決めた事は後悔が付きまとうものです。ご自身の愛猫なのですから、獣医師にとことん質問して、ご自身で決めてあげてください。大好きな飼い主の決めた事であればきっとアドちゃんは喜んで受け入れてくれると思います。
     最後に。奈良にも素晴らしい獣医師が大勢いらっしゃいます。素晴らしい動物病院も沢山ございます。テレビやインターネットの情報...

     2007/07/28 01:12

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