井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|164ページ目
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完全に輪ゴムが切除できずに残っておりますといけません。血行不良により壊死脱落を起こしたり、ゆっくりと輪ゴムが皮膚や皮下組織を切断して行き、深いところに埋まっていく事がございます。
小さな子供のいるご家庭に多い症例です。珍しい事故ではございません。おそらく遊びで輪ゴムをくくりつけて忘れてしまったのでしょうが、子供にとっては想像の範囲を超えた結果です。決して叱らずに諭してあげてください。
お早めに動物病院を受診してください。傷口の化膿を止めることご重要です。
追加の質問の答え
診察の上で抗生剤が処方されたかった場合には、必要無しとの判断で良いと思います。全ての薬に副作用がございますので、化膿していなければ、あえて希望する事はございません。2007/07/28 00:52 -
- 質問カテゴリ:
- 目の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ウェルシュコーギーペンブローク / 性別不明 / 年齢不明
ワクチンの直後なのであれば、主治医の先生の診察を受けた方が良いでしょう。単純なものもらいなのかもしれませんしワクチンの副反応かもしれません。
画像を拝見いたしますと麦芽腫という状態で、抗生剤の投与や小切開で治る病態だろうと思われますが、診察無しでは大丈夫とは即断いたしかねます。2007/07/25 00:20 -
ミクロスポーラム・カニスと言われる真菌ですと人間にも感染致します。胞子がたくさん放出されている状態ですと危険ですので、早急に診察を受けてください。
人間の場合でも全身性の皮膚病により地図状に瘡蓋と脱毛と発赤斑が入乱れたり、胞子を大量に吸引すると真菌性肺炎を起こす事もございます。真菌と気づかずに抗生剤や副腎皮質ホルモンでの治療を行なうとかえって悪化してしまう事がございます。
培養や顕微鏡検査を含めた皮膚検査を希望された方が良いかもしれません。ご友人の了解を取り付けて是非診察を受けてください。2007/07/25 00:12 -
先ず最初にご納得いただかなくてはならない事がございます。「下痢は非常に難しい病気だ」と言う事です。
寄生虫や細菌やウィルス感染など、原因がはっきり判っている場合には、治療薬と効果、予後についてはある程度予測がつくのですが、これに当てはまらない場合には非常に厄介な病気となります。
中には治療や診断に1ヶ月以上を要するような症例もございます。例えば炎症性腸疾患や食物アレルギーがそれにあたります。
また、原虫の一種のジアルジアによる下痢はなかなか診断がつかない事も、ままございます。
治癒しないたびに転院を繰り返すと、また最初から診断のしなおしになりかねませんので、信頼のおける主治医にしっかりと時間(日数)をかけて診察を受ける事が重要です。たかが下痢と思われるかもしれませんが、レントゲンや内視鏡検査や病理検査が必要な場合もございます。
下痢が長く続く場合には血液検査も必要になります...2007/07/24 23:56 -
猫伝染性腹膜炎は非常に治療が困難な病気です。確かに本によっては治療法はございませんと書かれている場合がございますが、進行を遅らせる方法は色々ございます。
ウイルスに対する抗体(免疫の一種)がかえって体に悪影響を及ぼしてしまう病気なので、主として免疫力を低下させる治療が一般的です。
しかしその前に詳しく検査をして本当に猫伝染性腹膜炎なのか・他に疑われる疾患はないか等を判断していく事が大切です。
飼い主の方の疑問をしっかりと獣医師に伝えて、納得のいく検査と診断と治療を受けてください。
お大事にしてください。2007/07/24 23:40 -
術後の被毛の成長が悪い場合にはいくつかの原因が考えられます。先ずは内分泌系の検査を受けてみてはいかがでしょうか。
甲状腺機能低下症・副腎皮質機能亢進症・脳下垂体の腫瘍などで被毛が生えにくくなっており、たまたま毛剃りをした時にそれが発現した事が可能性として考えられます。
どのホルモンのバランスが悪いのか原因不明のままでも、R&Uと言う酵母菌製剤が著効を示す事もございます。
別の原因としてはその部位に真菌症・表在性化膿性皮膚炎などが発生して脱毛している可能性も考えられますが、診察を受けていらっしゃるとの事なので、これは否定されているものと思います。
お大事にしてください。
追伸 R&Uはどこの病院でも処方可能なはずだと思います。感謝のお返事ありがとうございます。でも、当院にこだわる必要はございません。主治医の先生にご相談されてはいかがでしょうか。2007/07/24 23:26 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
ラブラドールレトリーバーは、犬種の特性として非常に異物の誤飲が多いようです。
今回の場合大きさ的にモモの種は非常に微妙な異物です。そのまま腸を移動して行き便の中に出る可能性と腸閉塞になる率は五分五分といえましょう。
慎重に様子を見て、閉塞の兆候があればすぐに病院へ行くべきだと思います。兆候としては食欲廃絶・沈うつ・吐き気・腹痛・便秘あるいは水様下痢・などです。
ただし、症状が出て初めて受診するのではなく、念のため診察を受けておき、指示を仰いだ方が良いでしょう。もう少し具体的に対策を説明されると思います。あるいはレントゲン検査やエコー検査により、すぐに手術の必要性が指摘される事もあるかもしれません。
もし自宅にあれば同じ大きさのモモの種を持って診察を受けると良いでしょう。モモの種はレントゲンには写りにくいのですが、造影剤により輪郭が判り、実物があると比較しやすくなり診断の助けに...2007/07/24 23:15 -
悩んでしまう気持ちよくわかります。私も記述のような症状ですと非常に悩みます。手術に成功しても臆病な子ですとその足を使う事を躊躇してしまい、怖がって症状が残っているかのように歩く事がございます。お話のような症状ですと、効果が目に見えて実感されると言う事ではないかもしれません。
しかし、手術をすれば、心配なく走り回る事が出来るようになるわけです。少なくとも現状よりは改善されるはずです。
今回の程度の症状の場合には、突き放すようで本当に恐縮ですが、手術を受けるかどうかを決める事が出来るのは飼い主の方だけです。手術を提案されたから行う。あるいは様子を見る事を勧められたから様子を見るというのでは、後悔するのは飼い主自身です。2007/07/07 23:43 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
これに関しては動物病院により内容にかなり違いがあると思いますので、診察を受ける動物病院に問い合わせるのが一番だと思います。
当院では健康診断は予約制になっております。予約時に採便容器と採尿器をお渡しいたします。
前の晩は深夜0時以降は食事を与えずに当日は飲水のみで来院していただきます。そのとき朝の便と尿を持ってきて頂きます。
当日は朝9時に来院して頂き午後6時頃のお返しになります。
次に検査項目ですが通常は血液検査10から15項目位・尿検査11項目位・検便2項目・心電図6誘導・レントゲン検査は腹部と胸部2枚ずつ・エコー検査・検眼・視診聴診触診による身体検査などとなります。
希望があれば飼い主との話し合いでそのほかに増やす項目を決めていきます。
後日解析結果をお知らせし、さらに必要な検査が出てきた場合はそれをお知らせいたします。2007/06/26 00:52 -
- 質問カテゴリ:
- 食欲の異常 / 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
当院の症例でビールの空き缶を食べてしまい、同じような症状を起こしたラブラドールがおりました。話し合いの結果手術は希望せずに様子を見ていく事になりました。私はどこかで説得して手術をする事になると思っていたのですが、なんとアルミ缶がねじれて絞ったタオルのようになって便の中に出てきたのです。
それからは見る見る元気になりそのまま治療の必要がなくなりました。生命とは不思議なものです。
許される事であれば念のために診察を受ける事をお勧めいたします。しかし、元気も食欲もいつもどおりに回復しているのであれば、今回はこれで様子を見ても良いような気が致します。
ただし、もしまた食欲が低下したり吐き気があった場合には次の便で病院へ行く事をお勧めいたします。再発する場合には紐状異物による不完全閉塞や腫瘍等による閉塞も考えなければいけません。
消化の良いものを少量から試してください。しばらくは充分な...2007/06/24 22:45