井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|167ページ目
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- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
今晩は。かなり辛い宣告を受け、苦しまれておられる事と思います。このような状況の方にお話いたしますのは本当に忍びないのですが、どうか落ち着いてお読み下さい。
乳腺癌はもともとこれ自体がどちらかと言うと抗癌剤の効きにくい腫瘍の方に入ります。残念ながら今の獣医療では肺転移が確認された時点で効果的な治療法は見出されておりません。もちろんある程度の進行遅延が確認できている抗癌剤による治療法はいくつかございますので、癌専門獣医師・大学病院での治療を希望されるのもひとつの方法ですが画期的な違いがあるかどうかは判りません。
人間の最先端のようなガンマーナイフなどの多焦点を集中させるような放射線療法はまだ動物では適用されておりませんが、もう少し一般的な放射線療法であれば大学病院などで受けられるはずです。専門医の先生に可能性と危険性を良く伺い、慎重に選択してください。
最先端を追い求め治療に全力を...2007/06/12 00:42 -
ひまわりもバジルも犬に毒性のある成分はございません。しかし、ハーブは個別にお答え致しませんと、他が大丈夫とは言えません。
上記植物については、自宅で種から育てた場合には殺虫剤などの農薬を使っていなければ問題ないでしょうが、園芸店で苗から購入した場合には土壌消毒がされている可能性・浸透性殺虫剤が植物に吸収されている可能性・農薬が葉面に散布されている可能性・・・等がございますので、ご注意下さい。
ユリ科のハーブは犬に有毒な成分を含む種がございますので、念のために全て食べさせる事はお控え下さい。
プラムやベリーの仲間にはキシリトール含有量の高い果実がございますので、念のために避けておいて下さい。2007/06/11 23:39 -
7歳と言えば人間では45歳くらいです。本来は脂の乗り切った元気な年代ですが、実は高齢期の病気の初発のピークの時期でもあります。一種の厄年ともいえましょう。膵炎や胃炎のほかにレアケースと言えますが胃腸等の消化管の腫瘍も、可能性として考えなければいけません。
通常の状態では毎日吐く事はございません。何かしらの原因があるはずですので、念入りに検査を受けましょう。何も見当たらなければ食事なども見直す必要があるかもしれません。
お大事にしてください。2007/06/11 00:41 -
ノミなどの外部寄生虫に対する対処の仕方は、現在は安全で確実な方法が豊富にございます。使う薬の選択肢や時期はかなり地域性がございます。ご近所の動物病院にご相談下さい。効果的で安全な薬を処方してもらえるはずです。
2007/06/11 00:22 -
おそらく上皮小体の事だと考えられます。上皮小体はパラソルモンと呼ばれるホルモンを分泌して、血中のカルシウムの濃度を上昇させます。逆に上昇しすぎた場合には甲状腺から分泌されるカルシトニンにより低下していきます。つまり互いに拮抗する上皮小体のパラソルモンと甲状腺のカルシトニンにより血中のカルシウム濃度は維持されるわけです。
上皮小体は通常左右に2個ずつ全部で4つございますが、全て摘出する可能性があるのでしょうか?。甲状腺も摘出するわけですから、かなり綿密に血中カルシウム濃度をモニターしませんとカルシウム濃度を安全に維持する事は難しいです。かなりの覚悟が必要になります。このカルシウムの人為的な維持は手術後数時間後から必要になりますので準備を整えて手術に望まなければいけません。それで延期になったのでしょう。
カルシウムの維持に使われる薬はカルシウム剤のほかに活性型ビタミンD3などが考えられ...2007/06/11 00:18 -
文章だけで判断するのは早急かもしれませんが、軟口蓋の過長が疑われます。この病気は軽度であれば様子を見ても大丈夫なのですが、重度だったり興奮しやすい性格だったりしますと、気管に負担がかかり気管虚脱を併発してしまう事もございます。
診断に特別な設備や技術は必要ございませんので、一度かかりつけの先生にご相談下さい。進行を防ぐために長すぎる軟口蓋を少々切除する必要があるかもしれません。疾患の状態によっては気管自体にも手術が必要な可能性もございます。軽症だと判断された場合には内科的な療法が適用されるかもしれません。
お大事にして下さい。2007/06/10 23:53 -
10ヶ月は人間で言えば高校生か大学生くらいです。妊娠する能力もあれば妊娠させる能力もあるれっきとした大人です。
オスの場合は細かく分けて排泄をするのはごく普通の行為です。ただ、虚勢手術を行っていれば回数は減ってくるのが一般的です。
文章からは判らない問題がある場合もございますので、できれば一度動物病院で診察を受けておくと良いでしょう。2007/06/09 23:35 -
肺の腫瘍は見ていて大変お辛い状況だと思います。呼吸器系の腫瘍はいずれも、飼い主やご家族の方そして患者の方には大変な御負担を強いるものだと思います。
レントゲン撮影と異なり、CTスキャンは麻酔が必要になります。一定以上の肺の面積が腫瘍に冒されているのであればとても危険性のある検査であるといえましょう。腫瘍が肺の一部分に限局していれば手術による摘出も考えられましょうが、これとて一時的に気管の圧迫を解除できるだけで、手術による体力喪失がかえって転移病巣を悪化させる事になりかねません。
文中にある抗癌剤の選択ですが、肺癌に関してはまだまだ効果的な治療薬が見出されていないのが実情です。肺癌の進行を遅くできる量の抗癌剤の使用は在宅では非常に困難と言えます。また効果的な抗癌剤を考えるためには、細胞診による腫瘍細胞の同定が不可欠になります。麻酔をかけて肺の一部の組織を採取し、小細胞癌なの...2007/06/09 23:29 -
出産後の授乳中の低カルシウム血症ですと、呼吸が速拍し、それとともに体が痙攣したり逆に虚脱したり致します。また、子宮からの出血が止まらないときにも呼吸が速拍致します。
ほとんどの場合には出産の疲れが原因ですので、さほど心配は無いと思われますが、稀に上記のような例もございますので、念のため診察を受けておいてはいかがでしょうか。病院に行く際には出産直後である事を説明して、指示を仰いでください。
お大事にしてください。2007/06/09 23:04 -
老化現象は全ての動物に平等にやってきます。しかし、老衰が到来する時期は千差万別です。5歳で目に見えて老化が始まる子もいれば20歳でも全く異常なく元気な子もおります。ですので、年齢で区切ってこの年ではこの状態はやむをえないとは申し上げる事は出来ません。ましては、食欲減退だけで老衰と考える事は無理と言うものです。
昔は老衰と判断されていた状態も、医学が発達し検査も詳細に行われるようになると、それぞれに病名がつく事となり、病名が診断されると治療法の有無も必然的に判ってきます。
さあ、どうか早速動物病院へ行って検査を受けましょう。案外治療によりまた元気に楽しく暮らせるようになるかもしれません。
お大事にしてください。あきらめないで下さい。2007/06/07 00:53