だいじょうぶ?マイペット

井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|174ページ目

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  • 耳の変化

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / ジャックラッセルテリア / 性別不明 / 年齢不明

     スコッティッシュの耳の特異な型は、遺伝的疾患により軟骨の形成に異常を起こし、その結果として形成されたものです。後天的に立ち耳に戻る可能性は考えにくいと思います。どちらかと言うと立ち耳の子が外耳炎や耳介の湿疹や耳血腫により後天的に折れ耳に変化する可能性の方がありえると思われます。
     私の患者さんにスコッティッシュの専門のブリーダーの方もおりますが、私はまだそのような事例に遭遇しておりません。
     理論的には形成手術で折れ耳にする事は可能ですが、当院で実際に行った事はございません。

     話は変わりますが、この軟骨の形成異常は全身の関節に多少の違いはあれ起きております。このため、このネコ種は尻尾を持ち上げる事を極端に痛がったり、足の関節の異常から歩様がぎこちなかったりする事がございます。折れ耳同士の交配ではこの形質が強く出すぎて歩行困難な子が産まれる事がございますので、交配には気をつけてくだ...

     2007/04/06 23:47

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  • 足の向き

    質問カテゴリ:
    手・足の異常

    対象ペット:
    / シェットランドシープドッグ / 性別不明 / 年齢不明

     ご心配のことと思います。しかし、かかりつけの先生のおっしゃるように今の段階では診断困難です。関節の部位の骨はまだ軟骨状態で、まだカルシウムが沈着しておりませんので、レントゲンを撮っても情報が得られません。また、神経反射試験も反応がつかみ難く、判断があやふやになりがちです。
     先天的な問題が無いかどうか・お産の時に傷害を受けたのかどうか・・・色々と心配になりお辛いでしょうが、もう少し見守って行きましょう。
     お大事にしてください。

     2007/04/01 23:30

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  • 老犬の吐き気と消化不良

    質問カテゴリ:
    便・肛門の異常 / 吐き気

    対象ペット:
    / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明

     そろそろ通院での治療には限界が来ている物と思われます。5日以上食物が消化管を通過しない状態が続きますと腸の粘膜細胞が飢餓により萎縮してしまい、回復困難になってしまいます。
     入院治療に切り替え、先ずは中心静脈栄養か少なくとも通常の静脈注射点滴で栄養や電解質や水分を補った方が良いでしょう。
     平行して原因究明もしていかなければいけませんが、対症療法と補液による衰弱の改善を急がなければいけません。
     どうかお大事にしてください。

     2007/04/01 23:20

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  • カルシウム不足

    質問カテゴリ:
    ケイレンをおこす

    対象ペット:
    / その他(犬) / 性別不明 / 年齢不明

     低カルシウム血症は一般的には授乳中に起きます。授乳中以外だとすると、昔なら食事性も考えられますが、通常のドッグフードを与えている限りカルシウム不足は考え難いです。カルシウムの吸収にはビタミンDが必要ですが、この不足も一般的には起こりません。急性の場合にはカルシウムとビタミンDの投与で治癒いたしますが、どうやらそうでは無さそうですね。
     一番可能性として高いのは内分泌疾患だと思われます。血中のカルシウム濃度は甲状腺から分泌されるカルシトニンにより下がり、上皮小体から分泌されるパラソルモンにより上がります。何らかの理由で内分泌のバランスが崩れ、上皮小体から分泌されるパラソルモンの量が減少するか甲状腺から分泌されるカルシトニンが増加すれば低カルシウム血症が起こりえます。
     詳細なホルモンの検査が必要と思われます。
     お大事にしてください。

     2007/03/30 01:31

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  •  フィラリアの子虫は一度蚊に吸われて蚊の中で一度脱皮いたしませんと他の犬に感染する能力を得る事が出来ません。蚊から感染したフィラリアは6から7ヶ月で心臓の中で成虫になります。母親から胎盤感染したフィラリアの子虫が子犬の体の中で成虫になる事はございません。
     結論から申しますと2006年の10月26日に生まれた子犬の心臓の中にフィラリアがいる確立は限りなくゼロに等しいと思います。ホテルの従業員の方のお話はあまり気にしないで、親切な犬好きな方なんだなあと思っておいて下さい。
     寝ているときにピクピクと動いたり泳ぐような足の動作をするのはレム睡眠(夢を見ている)だと思いますので、あまり心配しないで良いと思います。
     咳に関してはご心配であれば先天性の心疾患が無いかどうか検査を受ける方法もございます。残念ながら、診察していない私が必要であるとも無いとも言えません。
     お大事にしてください。

     2007/03/29 01:13

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  • 無菌性結節性脂肪織炎について

    質問カテゴリ:
    皮膚の異常

    対象ペット:
    / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明

     本当にお困りの事と思います。このような事例に遭遇した事は何回かございます。虚勢手術のみならず、開腹手術でも見受けられます。原因の一つとして手術に使った糸や糸に吸い込まれた変性した組織に対するアレルギー反応が考えられます。
     このような病態の患者さんがいらした場合には当院では一般的に手術を行います。前の病院でどのような銘柄の糸を用いたかは聞きづらいですので、見た目で前回と違うタイプの糸・吸収糸を用いて、その部分を摘出し再縫合いたします。
     1回の手術では完全に回復することができない事や、全く改善しない事もございます。その様な訳で、実際あまり気乗りのしない手術です。しかし、飼い主のご理解が得られれば前向きに外科的方法を行っていきます。
     お大事にしてください。

     2007/03/29 00:58

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  • 伝染性腹膜炎

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / ミックス / 性別不明 / 年齢不明

     この病気はとても不思議な感染症です。抗体価の値と症状は比例する事が多いのですが、低くても症状が強い場合も高くても無症状の内に天寿を全うする子もおります。なお、この場合の抗体価はFIPの抗体価を測っているのでは無く、コロナウイルスの抗体価を測っているのです。そのために妙な結果が出る事があるともいえます。
     そもそも普通の感染症は抗体価が高い動物の方が安全に病気が治る事が常ですがこの病気では反対にその抗体が体に悪さをしてしまうのです。まるでウイルスに対して花粉症のようにアレルギーを起こし全身に強い炎症が起こってしまい免疫が暴走してしまうかの様な状態なのです。
     感染を耐過し、事無きを得る子もたくさんおります。落ち着いて少し期間を置いてから再度検査すると良いと思います。
     お大事にしてください。

     2007/03/28 01:43

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  • ワクチンについて・・・

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明

     おそらく、次の接種ではアナフィラキシーショックを起こす危険性が高いと思います。1種にすれば起こらない可能性もございますが、アナフィラキシーショックでは除脈・虚脱・意識混濁や最悪では心停止の危険性もございます。病院内にとどまっていればエピネフリンの投与やソルコーテフの投与で生還し酸素吸入で落ち着くのを待つ事が出来ますが、家に帰ってから起こりますと危険です。
     ワクチンを打つ理由は注射の危険性より感染の危険性が高いからです。この子の様に注射の危険性のほうが感染の危険性より高いと予想できる場合には無理をしないほうが良いのかもしれません。
     この場合にはやむを得ず手術を受けたり入院をする必要がある場合にはインターフェロンで免疫力を高めておく方法もございます。
     
     次にトリミングの可否についてです。抗体価を測定して感染の阻止が可能な免疫力を持っているかどうかを調べる方法がございます。例えばこ...

     2007/03/28 01:28

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  • 皮膚の上に皮膚が出来るような皮膚異常・脱毛について

    質問カテゴリ:
    皮膚の異常

    対象ペット:
    / ビーグル / 性別不明 / 年齢不明

     写真を拝見いたしますととりあえずの想定である細菌感染による表在性化膿性皮膚炎が、私にも疑われました。
     しかし、これに固執せず、真菌症・カイセン・デモデックス等も考えた検査をした方が良いかもしれません。
     
     ここから下の記述はビグちゃんの全身状態を知らない獣医師の言葉として参考までに・・・
     テンポウソウなどの自己免疫性疾患の治療は感染症の治療とは全く逆の治療になります。腫瘍の危険性も考えると私は皮膚の全層採取をして病理検査を受けた方が良いと思います。無麻酔で全層採材できる器具もございますので相談されると良いと思います。

     お大事にしてください。

     2007/03/28 01:12

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  • しこりがあります

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / シーズー / 性別不明 / 年齢不明

     これはあくまでも一般論ですが、3mm程度のしこりが癌であった場合には通常はこの大きさでは痛みはございません。痛みがあるということは別の炎症性の疾患・感染症である可能性が高いと思います。
     皮膚の表面に異常はあるのでしょうか。あるのであればその部分を培養してみたりスタンプ標本を採って細胞診を行うと良いと思います。
     病変が皮下のどこかにあるのであれば穿刺によるニードルバイオプシーという方法で検査をする方法もございます。

     通常犬であっても術前に血液検査やレントゲン検査を行ったり、必要でありかつ飼い主の方が希望されておられれば、細胞診などの病理検査を行ってから手術に望みます。

     2007/03/28 00:55

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