だいじょうぶ?マイペット

井上 平太 先生の過去の回答履歴一覧|216ページ目

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  • 金のなる木をたべました

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

     金のなる木は園芸名を花月と言います。正式にはベンケイソウ科のクラッスラ属と言われている植物の一般名です。
     ベンケイソウの仲間にはいくつか毒草が含まれますがいずれも強い毒性ではないようです。クラッスラに関しては毒性の記述は数種類の本を見てみましたがございませんでした。しかし、花月は芋虫も毛虫もナメクジも食害しませんので、おそらく微量の毒素は持っていると思われます。以降気をつけたほうが良いでしょう。
     一般に園芸植物には毒草が多いですから猫を室内で飼う場合には花瓶の花や植木鉢の置き場には気をつけてください。
     これからの季節ですと、サツキ・シャクナゲ・ツツジ・スズラン・ユリ・夾竹桃・掘り出したチュウリップや水仙の球根などの中毒が毎年目立ちます。
     特にスズラン・ユリ・夾竹桃では死亡例がございますので注意してください。

     2006/05/14 00:56

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  • よろしくお願いします。

    質問カテゴリ:
    皮膚の異常 / 体重の異常 / 吐き気

    対象ペット:
    / シーズー / 性別不明 / 年齢不明

     推定なのですがおそらく膵炎にかかられていたのですよね。2月から3月にかけての主治医の先生の説明はそうではありませんでしたか?。
     膵炎だとすると非常に大変な病気です。治療に反応せずに、播種性血管内凝固(DIC)で死亡される子も多い怖い病気です。
     何とか急性期を乗り越えられたと思われますが、合併症の腸の癒着や膵外分泌不全の後遺症が残ってしまったのでしょう。
     膵外分泌不全になりますと食べ物の吸収が非常に悪くなりますので、食事療法や膵酵素の添加が必要なのかもしれません。
     また、稀には膵臓の内分泌機能も破壊されてインシュリン分泌不全に陥っているケースもございます。この場合にはインシュリンの注射も必要になります。
     更なる詳しい検査が必要と思われます。どうかお大事にしてください。

     2006/05/12 01:34

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  • 鉛の誤飲について教えて下さい。

    質問カテゴリ:
    歯・舌・口の異常 / 吐き気 / その他

    対象ペット:
    / ヨークシャーテリア / 性別不明 / 年齢不明

    長期間継続的に鉛を摂取して、血中濃度が0.2PPMになりますと鉛中毒の発症の可能性が出てきます。
     鉛の弾丸が腹腔内や筋肉内入ったままの猟犬で測定しても中毒量まではなかなか行きません。
     1回齧り取っただけでは、胃の中で多少溶けたとしてもまず心配ないでしょう。そのまま便の中に出てきます。
     鉛中毒はどちらかと言うと、鉛で出来た顔料の入ったペンキを塗ってあるフェンスや金網を毎日齧り続けて継続的摂取で発症することが多いようです。あるいは大きな鉛の塊を飲み込んでずっと胃の中で溶け続ければ発症するでしょう。
     ただそれでも心配な場合には動物病院でキレート薬の注射を受けるか、血中濃度を測定してもらってください。ただし血中濃度は特殊な検査センターに送って調べますのですぐには検査は出来ません。

     2006/05/12 01:21

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  • 腎不全と言われました

    質問カテゴリ:
    尿の異常 / その他

    対象ペット:
    / マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

     ほとんどの動物の場合には老化するとその個体により真っ先に機能低下を起こす臓器は異なるのが通例です。たとえば犬の場合には脳の機能が低下して認知症になったり脊椎が悪くなり下半身が麻痺してきたり肝不全になったり心不全になったり・・・老化の過程は色々でも全ての動物に平等に老衰は訪れます。
     しかし猫の場合にはかなりそれが偏っておりほとんどの猫が腎不全を起こします。言葉を変えれば腎臓が猫の寿命のネックになっていると言う事です。
     まことに残念な事ですが動物病院を変えても腎不全を治す事は出来ません。できる事はそれによる尿毒症の悪化のスピードを緩めてあげる事だけです。
     今受けていらっしゃる点滴療法は動物にも飼主にも一番負担の少ない最良の方法の一つです。点滴の時間以外はチョビちゃんは家に居られるのですから。
     少しでも長く一緒に居られるように、そして苦しみが抑えられるように治療を続けてあげてくださ...

     2006/05/11 00:19

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  • キシリトールガムを食べてしまいました

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / コッカースパニエル / 性別不明 / 年齢不明

     犬の場合にはキシリトールを摂取すると異常な低血糖を示す場合があることが報告されております。大学病院などでインシュリン分泌異常などの仮説は発表されておりますが、まだ真の原因は不明です。
     ほとんどの場合症状は一過性なので乗り越えてしまえば大丈夫です。しかし中には重篤な症状に陥る子もおりますので、厳重な注意が必要です。
     現時点では中毒量ははっきりと出ておりませんが、かなり個体差があるようです。とりあえずキシリトール入りのものは全て避けておいた方が良いでしょう。
     具体的なことは研究の結果をお待ち下さい。
     動物病院で処方されている口腔内洗浄薬でキシリトール配合のものがございましたが、非常に微量であり、この製品では過去に中毒例は無いとの事でした。

     2006/05/10 23:58

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  • 去勢の時期

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / ビーグル / 性別不明 / 年齢不明

     ワクチンのプログラムが終わっていれば4ヶ月で虚勢手術は行なえます。
     ただし病院によってはその後の狂犬病の予防注射が条件になる事もございますし、診察をして発育の状態によって決める場合もございますし、3回以上のワクチンの後さらに1~3週間おいてからの所もございます。また、6ヶ月以上を条件としている病院もありまして、どの病院もそれなりの信念と根拠を持って決めております。
     かかりつけの先生にご相談いただくのが一番だと思います。
     
     足上げを覚えてしまってからでも虚勢手術をしますと座って排尿するようになる子もおりますが、そのままの子も多いです。

     2006/05/10 01:40

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  • 対処の仕方

    質問カテゴリ:
    手・足の異常 / ケイレンをおこす

    対象ペット:
    / プードル / 性別不明 / 年齢不明

     人それぞれ事情はあるものだと思いますが、どうか動物病院に連れて行ってあげてください。
     骨盤の骨折は獣医師でもレントゲンを撮りませんと確定できません。骨折をしていない保障は無いと思います。
     そのほか、脊椎や脳の問題も心配です。診断無くして、自宅療法の提案は難しいので、対処法は現段階では説明困難です。

     2006/05/10 01:31

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  • 犬歯と虫歯の治療について

    質問カテゴリ:
    歯・舌・口の異常

    対象ペット:
    / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明

     歯の根元が破折していたり顎の骨が骨折している可能性もございますので、念のために診察を受けた方が良いでしょう。
     二番目の質問ですが、歯の歯茎付近の穴は、歯石で隠れていた虫歯(エナメル質の融解跡)でしょう。故意にそこに穴を開ける治療法はございませんので、おそらく歯肉のポケットに隠れていたか歯垢や歯石に隠れていたものが治療により顕わになっただけでしょう。

     2006/05/10 01:12

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  • 今後の治療方針について

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明

     高分化型の扁平上皮癌と言う事ですね。癌と言うものは未分化なほど悪性度が高く転移や浸潤・再発を起こしやすいといえますので、癌の中では比較的おとなしい部類に入ると思います。
     ただし切除縁の境界が不明瞭とのことですがこの事は「マージン上に腫瘍細胞と考えられる細胞が存在する」つまり体に残された指の付け根側に腫瘍細胞がある可能性が疑われ、これが増殖して再発転移の火種になる可能性が否定できない事を示しています。
     脈管浸潤が見出せないと言う事は、リンパ管や血管内には癌細胞が見つかっていないので現時点では遠隔転移の可能性が低い事を表しています。
     更なる拡大手術を考えるのか、抗癌剤を考えるのか、このまま様子を見るのかは獣医師と飼主の間でよく議論して決めていく必要がございます。医学的な正論だけでは決められないことです。
     お大事にしてください。

     2006/05/10 00:48

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  • アドバイスあれば教えてください

    質問カテゴリ:
    その他

    対象ペット:
    / ヨークシャーテリア / 性別不明 / 年齢不明

     人間同様の透析・腹膜透析なども過去に経験がございますが、現在私の病院ではほとんどの腎不全患者さんを皮下点滴で維持しております。
     今は皮下点滴による維持が一番延命率が高く、副作用も患者さんへの負担も少ないと思います。平均すると週に2~3回で維持できている方が多いようです。
     コバルジンなどの吸着剤投与やACE阻害薬の併用あるいは処方食などでさらに回数を減らせる可能性もございますので主治医の先生と相談されると良いでしょう。
     ただ、今の回数で維持できているのであれば十分成功例だと思います。おそらく他の病院でも治療法に大きな変わりは無いと思われます。
     お勧めするわけではございませんが自宅で点滴を行なう方法を試みる飼主の方もございます。この場合には、病院に行かないですむと言うストレス回避にはなりますが、感染・法律面・飼主とペットの関係の悪化などの問題がございますので主治医の先生とよく相談...

     2006/05/10 00:33

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