今瀬 覚 先生の過去の回答履歴一覧|9ページ目
全247件中 81 ~ 90 件目を表示
-
こんにちは
様子からすると、以前に質問にあった常同症に一致するようですね。基本的には、骨格等からの神経異常の診断をしたうえで、問題がないようなら精神的な疾患を考えて治療すべきでしょう。
常同症の場合、行動療法(できれば、専門医の指導の下で)と薬物療法を併用して治療することになります。
薬物療法は、各種の抗精神薬を使用することになりますが、マルちゃんに合う薬を探すことで、かなり効果は期待できますが、長期投与になる場合が多いので、維持治療や休薬に関しては、慎重な判断が必要となります。2011/02/23 10:53 -
こんにちは
犬パルボウィルス感染症は、国によってウィルスの型が違うようなので、経過や治療も違うかもしれませんが、当院の場合を書いておきます。
経過的には、最初は、軽い症状(下痢・嘔吐)から始まって、3日目位から頻回の嘔吐・下痢・食欲廃絶等重くなってきます。それに伴い、脱水がひどくなり、7〜10日程度で、亡くなるケースが多いです。ただ、7〜14日位から吐き気が治まって、食欲が戻った場合は、完治するケースもあります。
治療としては、吐き気がひどくなる前(1〜2日目)は、タミフルの内服ガ、有効な場合もあります。
また、初期は、猫インターフェロンの注射も使用します。
その他は、抗生剤・吐き気止め・下痢止め・静脈からの補液等の非経口投与(注射)による対症療法となります。
だいたい、発症後7〜14日位で治るかどうかが、決まることが多いです。2011/02/21 17:09 -
こんにちは
今回の失明の原因が、何だったのかは重要だと思われます。
もし、緑内障が原因だった場合、反対の眼(右)にも起こる可能性が高い場合があります。
できれば、専門医の指導のもとで、右眼に起こる可能性が無いのか?
また、起きうる場合、予防法が無いのか、確認しておいた方が良いと思います。
左眼に関しては、視神経や網膜に異常が起きての失明であるとすれば、残念ながら視力を戻す方法は無いと考えます。
2011/02/21 16:32 -
こんにちは
回虫は、成虫が排泄された場合でも、虫卵が検出されないことが割とよくあります。
原因としては、単性寄生(オスだけやメスだけの寄生)や幼虫寄生で消化管の中に達していない場合やメスが未成熟な場合等です。ほとんどの場合、2週間間隔で2〜3回の駆虫薬投与で、駆除できますが、重度の寄生の場合は、定期的な検便をした方が良いと思います。
人に感染するのは、虫卵ですので、排泄していなければ感染の危険は少ないのですが、最低限の注意は必要です。
1)口移しで食べ物を与えない(顔や口を舐めさせない)
2)舐めさせたり、遊んだ後は手を洗う
3)糞を直接手で触れない
等で、良いと思います。2011/02/19 18:10 -
こんにちは
避妊手術済みの子ですと、乳腺炎の可能性は、極めて低く腫瘍の可能性が高いと思います。
猫の腫瘍の場合、残念ながら、基本的に80%以上悪性度になります。ただし、悪性だとしてもその経過は、かなり差がありますので、きちんとした手術をして、病理検査を踏まえての化学療法や放射線療法を検討した方が良いと思います。
乳腺腫瘍の場合、自壊や転移がない場合は、特に初期症状は無いでしょう。
2011/02/19 14:00 -
こんにちは
痙攣を起こす脳の病気として、いわゆるてんかんとその他を区別して考える必要があると思います。
てんかんの場合は、脳神経の電気的な異常なので麻酔によって治まることが普通です。
ただし、その他の疾患(脳腫瘍・脳炎・脳梗塞等)の場合は、脳細胞そのものの異常となり、不可逆的な変化の場合が多いので、回復は困難となり、麻酔薬も非常にリスクの高いものとなります。これらの病気の鑑別には、MRI検査が不可欠となりますが、ボウちゃんの場合、負担の重い検査となりますので、担当医とよく相談して決める必要があります。2011/02/18 17:24 -
こんにちは
一般的な治療方ですが、1)外科 2)外科と抗がん剤 3)抗がん剤 4)緩和〜対症治療(内科療法)が、考えられます。
もし、抗がん剤を使用する場合には、元気で体力がある内になりますが、当然副作用もありますので、インフォームドコンセントが重要になります。
これからの一般的な経過ですが、1)咳 2)咳に伴う喀血 3)肺炎や胸水の貯留による呼吸困難 4)水や食事の誤嚥 5)突然死 等が、考えられます。2011/02/16 09:29 -
こんにちは
フィラリアの駆虫治療に関しては、それぞれの獣医師によって薬の選択や使用法によって違いがあります。(もちろん、その子の状態に合わせての選択になります)
私の治療とは違いますが、今回の治療も、納得のできるものだと思います。一応、薬の作用と注意点を書いておきます。
1)アスピリン:抗凝固作用を期待(血液をサラサラにして、血栓を予防する) 副作用/胃腸障害や出血傾向が出た場合は、中止
2)プレドニゾロン:ステロイドホルモン/子虫を殺した場合に起きる事がある、ショックの予防 副作用/多飲多尿・食欲増進等
3)Benadryl:抗ヒスタミン剤/ステロイドと同様のショック予防 副作用/軽度の多飲多尿や眠気等
4)成虫駆虫注射:1回の投与で、だいたい50%のフィラリア成虫を殺すと言われています。(死んだ成虫が血管内に詰まった場合、強い反応が出ます)安全な治療としては、1回注射して2〜3ヶ月安静にして、再度...2011/02/16 09:15 -
こんにちは
ぷよぷよした感じの1cm位の腫瘤だと、悪性腫瘍の可能性は低く、嚢腫や血腫・脂肪腫等が考えられます。
ただし、診断にはやはり生検が必要ですので、病院で診てもらう必要があります。
受診するのが大変なら、急激に大きくなった場合(例えば、倍の大きさになった場合)に診てもらうことにしてはどうでしょうか?2011/02/14 11:56 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常 / 尿の異常
- 対象ペット:
- 犬 / バーニーズ・マウンテン・ドッグ / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは
年齢から考えますと、先天的疾患・感染症・栄養性等が考えられますが、バーニーズのフケ症というと先天的な脂腺の異常を疑います。この病気の確定診断には、皮膚の生検が必要となりますので、皮膚科専門医の受診をお勧めします。2011/02/10 10:24