中津 賞 先生の過去の回答履歴一覧|24ページ目
全878件中 231 ~ 240 件目を表示
-
診断が確定して,初めて薬物が選ばれます。従って,診断のない治療は意味が全くありません。なお核硬化症は老眼を示してまして,視力には影響有りません。通常は治療は必要有りません。
2008/03/06 18:51 -
通院は必要です。腎不全では嘔吐と食欲不振が必発します。それで体重が減少しますので、嘔吐がないようでしたら、流動食を回数多く与えて,少しでも体重が下がらないようにして下さい。病院食として種々の流動食が有ります。口からのませるのを拒否する動物には,局所麻酔で,鼻から食道に細い管を留置して,毎日一定時間に流動食をその管を通じて、のませる事も出来ます。体重減少の対策について,担当医とご相談されると良いでしょう。
2008/03/06 18:43 -
水頭症と頸椎の椎間板ヘルニアでは,生活の質をどの程度に保ってやるかは飼主が決定します。全く正常な状態に戻る事を期待するのなら、頸椎の椎間板ヘルニアはCTやMRIで正確に形態的な病変を把握して,外科的な処置を含めた治療を進めることが出来ます。また水頭症は超音波での診断が可能なほど大泉門が開いているということが推察されます。通常は超小型イヌでも1年くらいで閉じますので,小さい頃から水頭症で脳圧型が高かったかもしれません。脳圧が高い状態が続きますと脳の神経細胞は次第に死んでゆき、脳実質が萎縮します。こうした事は開いている大泉門から,超音波で詳しく見る事が出来ます。超音波による検査は極めて体に影響の少ない検査方法です。神経の症状は7日以内に改善しなければ、その後の回復は悪いのが普通です。検査で得られる情報がリスクをかなり上回りますので、検査を受けて,障害のどの程度なのかを早く把握して,治療を進められ...
2008/03/03 12:19 -
全身麻酔下で,動物が動かないようにして,顕微鏡を使って行うのが最善の方法です。術後も確実な点眼ができる事が条件になります。かみついて、目薬を差させない様なイヌでは経過が悪くなるので,手術は出来ません。是非専門医の診察を受けて下さい。
2008/03/03 11:58 -
質問:心配なのは、首の腫れが細菌感染等によるものかリンパ腫かが分かりまんーーーーーー
●リンパ節のバイオプシー(生検)を受けて,細胞の種類を調べると,感染と腫瘍の区別がつきます。針で刺しますのが、いつもの注射するのと痛みは変わりません。すぐに検査をお受けになるのが良いでしょう。
2008/03/03 09:58 -
ヘルニアは早期に閉鎖の手術を受けておく必要が有ります。閉じておけば死につながる問題(膀胱や腸の挟み込み)が起こりません。
2008/03/03 09:54 -
去勢手術をするまでに交尾行動を繰り返して行っていたイヌはその行動は習慣となっていますので,術後も交尾行動を行う可能性はあります。術後も行動が止まらない時は持続性黄体ホルモンを使ったホルモン療法で矯正できる事があります。うまく行くかは個体差があります。
術野の豆粒大の変化については手術受けた獣医師の診察を受けくて下さい。2008/03/03 09:51 -
アカラスは皮脂腺と言う皮膚の深い部分に寄生するダニです。健康なイヌの皮膚にも見いだされる事から、アカラスが皮膚炎と言う症状を出している時は、体に免疫不全と言って、このダニの増殖に体が抵抗を示せない状況が背景有ります。そのため非常に治りにくい病気です。
治療法は
1ダニに効果のあるイベルメクチンを注射あるいは経口投与を続ける。
2化膿を抑えるために、膿の培養検査から,増えている細菌に対する感受性を調べ,効果が期待できる選択した抗生物質を長期与える。
3皮膚の抵抗性を向上させるために、脂肪酸やビタミンEを含むサプリメントを獣医師の処方により与える。
いずれも数ヶ月に渡って与える必要が有ります。
2008/03/02 13:20 -
翼の羽根と栄養的な問題が有ります。羽根は常に乾燥して,きれいに揃っている必要が有ります。鳥が自分で羽繕いして,常に整えています。脚が不自由ですと全く出来なくなり,羽根が不潔な状態になります。
栄養の問題は,与えている餌を点検する必要が有ります。起き上がれないのは脚が悪いのではなくて、筋肉と神経の連携が調和がとれてない状態で、起き上がり反射がうまく出来てないからです。多くは栄養の改善で回復する事が有ります。神経の病変が回復不可能になりやすいので、早期に治療を開始する必要が有ります。すべての与えている餌を持参の上,診察を受けて下さい。その際は新しい糞便をサララップに包んで同時に持って来られると良いでしょう。2008/03/01 11:25 -
白濁物が眼の構造上どの部位に有るかが問題です。白内障が除外できるのであれば、白濁を起こす眼の疾患のうち,よく有る症例は,角膜の損傷に伴う潰瘍がなかなか治らすに、時間が経過してやっと治癒した時です。瘢痕化といって、角膜本来の透明な細胞に代わって,不透明な結合組織がその傷を被った結果としてみられます。これは外科的その部分を取り除いて,一気に治癒まで持っていく事で透明化を期待できます。次によくある症例は,角膜のジストロフィー(異栄養症)です。角膜中心部か、その近くに灰色、白色あるいはきらりと光る銀色の円形ないし長円形の混濁が起こります。両眼に起こる事も有ります。角膜は3層からなっていますが,この病変は角膜実質(中層)に見られます。この病変が角膜のどの部位に発生しているかを検査するには細隙灯顕微鏡が必要です。まず病変がどの部位に発生しているのかを診察してもらって下さい。正確な診断は効果のある治療を...
2008/03/01 10:43