中津 賞 先生の過去の回答履歴一覧|21ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 猫 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
腎不全があるかは外観からは全く判りません。やはり血液検査は必要でしょう。また排尿困難がありますから、カテーテルを膀胱まで挿入して、常時排尿できる様に設置します。そうして尿の排泄路を確保して、充分に輸液が出来ますと、尿は希薄なものとなり、結石が結晶が出来にくくなります。尿道から3cm位のところに尿道の狭窄があるようですから、この部の狭窄をとる手術が必要な事もあります。もっと積極的な治療をしてもらえる獣医師のセカンドオピニオンをもらえると良いでしょう。
2010/03/05 07:27 -
涙で常に皮膚が濡れていますとその部位は湿疹になります。一日一度は乾いた綿等で、皮膚は擦らずに、この部の毛を乾かす様にして下さい。毎日の乾燥がとても大切です。炎症が激しいようなら、獣医師の診察を受けて下さい。涙管の閉塞状況も検査してもらうと良いでしょう。
2010/03/05 07:17 -
臍ヘルニアといいます。先天的に臍周囲の結合組織の発達が悪く、直径が数ミリのものから、このネコの様に数センチに及ぶものまで様々です。余り大きな症例では裂体と呼ばれる状況で、腹部正中線の癒合がうまく行かなくて、大きく離開しています。いずれも非常に危険な状態です。消化管や膀胱、その他の臓器がが皮下に脱出していますので、捻転や外傷を受け易くなります。捻転しますと動物は苦悶状態になり、数時間しか生きていく事が出来ません。直ちに正中線の縫合手術を受けることを御勧めします。腸管が今のところ自由に皮下から腹腔内に戻るようですから、手術自体は特に困難を伴いません。しかし外傷等で、炎症が発生して腸管が癒着してからでは、癒着した消化管の一部を切除する必要も生じるかもしれませんので、リスクは飛躍的に大きくなります。
2010/03/05 07:13 -
粘液は正常な便でも多少は認められますが、便の表面に多くの粘液が付着している場合には大腸に炎症が起こっている可能性があります。
また、鮮血便が診られた場合には、結腸、直腸、肛門部における、寄生虫や細菌、ウイルス、真菌などの感染性疾患や炎症性疾患、腫瘍性疾患や食事が原因として考えられます。
牛乳など人の食べ物は、下痢を起こす原因になることもありますので与えないようにしてください。
食事だけが原因とは限らないので、一度、動物病院で診察、検査を受けることをお勧めします。2010/03/03 16:17 -
- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 犬 / イタリアングレーハウンド / 性別不明 / 年齢不明
てんかん発作は時に発作の間隔が極端に短くなって次々と発作が重なって起きます。これをてんかん発作の重積といいます。この時は全身麻酔を掛けて脳を一時休止状態にして、治療します。やがて覚醒して痙攣が止まっていれば通常の薬物投与に切り替えて発作が起こらない様に管理します。継続した薬物投与が大切です。通常は1年以上投与して一度も発作が起こらなければ、半量にして3ヶ月~6ヶ月間投与を続け、その間も発作がなければ投薬を止めます。一度でも起こせば投与は続けます。
CPKは筋肉の中の酵素ですから、痙攣発作時には上昇します、今回の数値では特に心配はいりません。2010/03/03 07:50 -
- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
変形性脊椎症の可能性が有ります。脊柱の打診あるいは触診で部位が判りますので、レントゲン写真で確認します。ダックスフントですと後躯の麻痺まで進行することもあります。早速診察を受けて下さい。
2010/03/03 07:42 -
インスリンに対抗する薬物にプレドニソロンがあります。ステロイド剤です。この処方量を調整する必要があるようです。もう少し量と回数を多く投与して、血糖値をふらつきが起こらない程度に高めにします。低血糖発作時には死亡する可能性がありますので、早速獣医師と相談して下さい。
低血糖発作時にはガムシロップ等で急速に血糖値を上げる必要がありますが、実は体内では、吸収された糖の影響で、インスリン分泌が亢進しています。この後に正常な食欲を示さないで、空腹が続きますと高くなったインスリンの為に致命的な低血糖に移行します。ですから、正常に回復したなら食餌を与えて下さい。また常日頃から低血糖発作が起こらない様に、食餌回数は増やすと良いでしょう。空腹が一番いけません。2010/03/03 07:36 -
- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 犬 / ウェルシュ・コーギー・ペンブローク / 性別不明 / 年齢不明
ご質問の文章を読んでみての感想ですが、この獣医師は手順を踏んで慎重に、しかも良心的に診断を進めていると感じました。診断とは体の中のどこで、どういう変化が、どの程度に起こっているのかを把握することです。
症状から推察して治療を始めるのが対症療法といいます。しかしこれで治っても診断の上記の3原則は推察する事は出来ますが、確定する事は出来ません。内視鏡検査では変化のある部位から直視下で検査試料を採取して、病理組織学的に診断できます。こうした診断は確定診断といいます。病気の原因が正確に判明すれば,治療方針が決まり、そしてこれからこの病気はどう変化して行くかがよくわかります。通常は確定診断には費用がかかりますが、適確な治療を進める事が出来ます。
対症療法で良いのか、確定診断まで求めて治療を進めてゆくのかは飼い主が決める事です。
本症例では、免疫性が関与する腸炎であれば、多くは血液中の総蛋白質量...2010/03/03 07:23 -
- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 猫 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
オス猫の尿道は先端にいくほど内径が小さくなり、1mm以下の細いものになっています。細かな砂状の結石(結晶)でも先端部分で閉塞します。排尿困難がある時は、通常は以下の通りの処置をします。
1現時点でのの腎機能の評価は大切です。血液検査で行います。尿成分の尿素態窒素(BUN)とクレアチニン(CRE)それとカリウム値です。まず血液検査を実施します。
2次に尿路の確保がとても大切です。
血液検査の結果が出るまでの数分間の待ち時間内で、尿道に細いカテーテルを設置して、持続的に排尿して常に膀胱内を空っぽに出来る様にします。こうすると痛みは全く無くなります。血液検査のカリウム値の結果から、点滴液をを選択して持続点滴をし、薄い尿の排泄を計ります。尿が薄いと結石は出来にくくなります。こうして排泄路の確保と、点滴による尿生成の維持によって腎臓機能の回復を図っていきます。そして順調に尿量が確保できれば、尿毒症があって...2010/03/03 07:06 -
新しい環境で戸惑っているのだと思います。いままでと良く似た場所にトイレを置いて下さい。そして尿の臭いを少し残しておいて下さい。いままできちんと出来ていたのなら、間もなく、トイレで排泄が出来るでしょう。獣医師が便秘と診断するのは便の不通過によって、吐き気が出たときです。それまでは便秘とはいいません。便は、食欲があって充分食べれば間もなく出ます。散歩時間を少し長めにされると良いかと思われます。
2010/03/03 06:42