増田 国充 先生の過去の回答履歴一覧|5ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
ご心配のこととお察しいたします
いわゆる下痢症ですが、比較的目にしやすい症状でありながら原因は非常に多岐にわたり、ときとして慢性化することもあります。今回のワンちゃんの場合、食餌アレルギーの可能性が比較的強いです。両方食以外で日常口にしやすいたんぱく質がアレルゲンになることが多くあります。鶏肉や牛肉などで多いように思います。
食餌アレルギーであるための診断としては、除去食(ヒルズz/dやウォルサム低分子プロテインなど)のみを与えて下痢が起こらないかを確認し、そこからアレルゲンとなりそうなものを含んだものを追加で与えて下痢があるかどうかを確認する方法です。添加したものでも下痢を起こさなければその食餌はアレルゲンである可能性が低いといえます。
他には今回の症状とは異なるかもしれませんが、膵外分泌不全や炎症性腸疾患、原虫感染などが鑑別診断としてあげられます。
アレルギーだとした場合、その...2008/03/05 16:50 -
高齢ですので、老犬に良く見られる脳症状と考えられます。脳の「前庭」といわれるところに障害が生じ、平衡感覚のバランスが取れなくなり常に頸が傾いた状態になっているのだと思います。
原因は脳血流に原因があったり、あるいは耳の疾患からも派生することがあります。
進行しますと、眼が泳ぐようにゆれだします。そうなりますと、悪心を生じるようになるため、食欲不振や嘔吐などが出てくる恐れがあります。高齢ですので出来るだけ早めに診察し適切な治療を受けることをお勧めします。2008/03/05 16:11 -
(手術間近の為、早急な返信をお願いしたい)片方だけの停滞睾丸
- 質問カテゴリ:
- 性器の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
先生によって意見の分かれるところだと思います。
片側睾丸は陰嚢内にない場合には腫瘍化しやすくなりますので原則手術をお勧めします。遺伝要因がありますので、基本的に繁殖には適しません。ですので、私の個人的な手段として、正常な睾丸も摘出してしまうことが多いです。
おっしゃるとおり、去勢後の肥満は十分に起こりえます。ですので、十分に体重管理を行っていくことが要求されます。片方だけ摘出した経験がありませんので片方のみ摘出して何か不具合があるかどうかについては、申し訳ありませんが明確なお答えをすることができません。2008/03/05 16:06 -
目をしょぼしょぼさせているということで、炎症があると考えるほうがよいように思います。
単純に流涙症なのか、あるいは感染性の眼病なのか…目やにの色や量などでおおかた評価が出来ますが、慢性の場合は目やにの細菌検査をしてみることをお勧めします。
ちなみに、ウイルス性の結膜炎の場合には点眼のほか、アミノ酸のひとつである「リジン」をふくようすると改善するという報告があります。2008/03/05 15:49 -
- 質問カテゴリ:
- のどの異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
ケンネルコフの可能性はあるかもしれません。ワクチン接種をしていても幼犬の場合は感染・発症する可能性があるからです。
もしそうですと、治療の対象になると思います。
とはいえ、他の要因もあるとは思います。
様子に改善がないようでしたら、受診されることをお勧めします。2008/03/01 17:50 -
猫にも肛門嚢という肛門線からの分泌物を貯めておく袋があります。肛門の左右両脇になり、それが分泌過剰あるいは炎症になった際にお気づきになられることが多いです。
犬と同じように肛門嚢絞りをしてあげると改善することがあります。
そのほかには肛門周囲の感染や炎症などが考えられます。2008/03/01 17:46 -
誤飲してしまった薬と皮膚疾患の因果関係ですが、その成分などにもよると思います。ただ可能性は低いように感じますが…
ここからは推定ですが、やけど用塗り薬(オロナインみたいなものだとしますと)には、基材となっている油脂分と薬効成分くらいだと思います。前者自体は食べてもあまり大きな害にはならないと思います。薬効成分は飲み込んだ量に影響されます。
改善しているようでしたら幸いです。お大事になさって下さい。2008/03/01 17:39 -
アカラスによるかゆみや皮膚のただれは二次感染によるところが大きいと思います。アカラスそのものを駆虫するのはもちろんのこと、二次感染を抑えるためにかゆみ止めや抗生物質を併用するのが主な治療方法です。
皮膚の程度によっては駆虫のための薬浴や、シャンプーを使用することもあります。
幼犬のアカラスは、免疫機能が不完全な時に発症することがほとんどですので、通常成長に伴って改善することが期待できますが、それでもやはり長期戦になることはあります。
幼いワンちゃんも非常に体力を使うでしょうから、栄養価の高い食餌と良好な飼育環境の下治療に専念できることが最良であると思います。2008/03/01 17:28 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
拡張型心筋症によって結果として僧帽弁閉鎖不全が起こることがあります。これはいわゆる「僧帽弁閉鎖不全症」は「僧帽弁」そのものが変性して生じます。弁が弾力性を失ってそこへ血流がぶつかった際に「雑音」が聴取されることが多いです。
拡張型心筋症から派生した僧帽弁閉鎖不全状態は弁の形態に変化がなくても弁輪といわれるいわゆる僧帽弁のついている部分も拡張してしまうことによって生じるものです。もちろんこのような場合でも雑音が生じることはあります。但し、逆流の程度によっては、聴診で確認できないほど微量であることもあります。
したがって、僧帽弁閉鎖不全でも「人間の耳には雑音なし」となる場合があります。
詳細を心エコー検査で確認するのが(出来ればドップラー計測の出来るものがよいでしょう)もっとも弁機能を評価出来るものと思います。そのうえで治療の内容が検討できるかと思います。
2008/03/01 14:23 -
- 質問カテゴリ:
- 歯・舌・口の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
ご質問にお答えできる範囲で回答させていただきます
下顎骨の切除は大きく分けて全切除、片側切除、部分切除に分けられます。私個人がこの手術を行ったことはありませんが、摂食は舌を使えば可能だということです。
大学に診察をされるようですので、場合によってはそこで手術をされるかもしれません。良く御相談の上検討されてみて下さい。
2008/03/01 14:12