だいじょうぶ?マイペット

縦隔型リンパ腫の末期の過ごし方

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ ミックス / 女の子 / 3歳 1ヵ月

質問者:
愛知県 / 壁上土さん

 
2023/06/30 12:43

うちの猫(mix、メス、3歳1ヶ月)は生まれつきの白血病ウィルスキャリアで、発症しないこともあるということから、免疫力アップのサプリなどを与えていました。

6月初めに息が荒いのに気づいて病院に行き、縦隔型リンパ腫と診断されました。抗がん剤治療をするか、ステロイドを投与するかの選択で、前者がうまくいっても半年後には再発すると言われ、後者を選びましたが、状況はあまり改善しませんでした。

胸水を抜いてもらい、1度目は50cc、2度目は70ccで、それなりに効果があったのですが、26日に3度目を抜いてもらったところ20ccしか溜まっておらず、腫瘍が肺を圧迫していて、獣医さんはなすべき手立てがないという感じでした。それでも抗がん剤治療を勧められました。

ここ3、4日は餌も水も受け付けません。薬も嫌がって吐いてしまうため、本人が嫌なことはやらない方がよいかと、今は自然に任せています。呼吸困難になっていて、見ているのもかわいそうですが、また病院に連れて行くのもストレスだと思うと、なにもしてやれません。残された時間で何かやれることはあるでしょうか。どう過ごすのがよいでしょうか。

獣医師の栗尾と申します。

率直に回答が難しい内容になっています。
何かできることがあれば、もちろん提案するのですが、それがないため今に至っているのかと思います。
無理なものは無理という感じです。
見るのがかわいそうというのは獣医師も同じです。
何かしてあげたいのですが、抗がん剤以外に手立てはありません。
抗がん剤治療を選択しない場合は、覚悟を決めるしかないと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三

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どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 壁上土 さん からの返答

通常のお仕事だけでもお忙しいはずなのに、わたしの無理な質問に対し、早速ご回答をいただき、本当にありがとうございます。

「無理なものは無理」というのはごもっともだと思います。
セカンドオピニオンを得ていなかったのが心残りで、質問をさせていただきました。
先生のアドバイスで覚悟ができました。
点滴などもしないほうが苦しまないで済むとも聞いていますので、自然に任せるつもりです。

静かに旅立ってくれるのを祈っています。

投稿者 壁上土 さん からの返答

自宅で最期を看取ることを決め、今日の夕方、今までお世話になった動物病院に、現状を伝えに行きました。
生き続けるには、抗がん剤治療しか解決方法がないことを教えてもらい、自宅に帰りました。

帰ると、みぃ(うちの猫です)はお風呂の脱衣場で横たわっていました。風を通すため、裏口の扉を開けると、そこから外に出ようと突進しました。こんな力がまだあるんだという勢いでした。危うく抱きとめましたが、これだけの生命力があるならば、ひょっとして、抗がん剤治療をおこなったらうまくいくかもしれない。そんな気持ちが湧いてしまいました。

早速、動物病院に電話をかけて抗がん剤治療を試みたいと述べ、嫌がるみぃをクレートに押し込めて車で5分の動物病院に着いたら、みぃは亡くなっていました。
苦しんだ様子は全くなく、クレートの底に横たわっていました。
クレートに入れられて、車で運ばれたのがストレスだったのでしょうか。
本当にかわいそうなことをしてしまいました。
わたしはそんな治療はして欲しくない、という意思表示だったのかもしれません。

でも、あのまま脱衣場で亡くなるよりも、よかったのかもしれません。
いろいろ考えると後悔ばかりです。

猫が死ぬ間際、人はいろいろな哲学的なことを、猫から試されている気がします。
一昔前は、人間が死ぬ場所は自宅でした。そこでは猫の看取りと同じ葛藤が起きていたはずなのに、いつしか人間の看取りの場は病院に移り、昔ほど苦悩することがなくなっているように思います。
それに対して犬や猫の看取りの場は、自宅である場合が多いのでしょう。
家族同然の犬猫の生き死にに対し、一つ一つの決断を飼い主がしなければならないことは、なかなか大変なことです。その重圧に耐えられる人はどのくらいいるのでしょうか。
ペットを飼うことは、結婚したり子供を持ったりすることと同じく、覚悟が必要なことになっている気がしました。

今回、ご縁があって、やりとりをさせていただきました。獣医さんのお仕事は、動物の病を治すだけでなく、飼い主を含めた幸せを作り出すお仕事であり、とてもたいへんだということがよくわかりました。
いろいろとありがとうございました。

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