だいじょうぶ?マイペット

ダックス特有の・・・

質問カテゴリ:
手・足の異常 / 便・肛門の異常 / ケイレンをおこす

対象ペット:
/ スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
岡山県 / かばさんさん

 
2005/12/12 22:25

はじめまして、
どうぞよろしくお願いします。
あまりにも突然のことでチョット気が動転しています。
3~4日前から下痢気味でしたが人間用のビオフェルミンを2錠づつ朝晩ご飯のときに与えて、
まあまあ落ち着いてきていた矢先、
今度は後ろ足が突然フラフラとして前足だけで歩いている様な状態になり、
あわてて名前を呼んで抱いてやろうとしましたが、
ウ~とうなり声を上げ、
抱きかかえることができませんでした。
あわてて獣医さんへ連れて行こうとしましたが、
時間にして
多分ほんの4~5分で治まったと思います。
その時に、
一瞬癲癇かしらとも思いましたが、
意識ははっきりとしていたようなので、
今思えばダックス特有のヘルニアかしらとも思います。
ヘルニアと癲癇の症状を教えて頂けたらと思います。
それから、
時々下痢をします。
アレルギーの検査を受けたほうが良いのでしょうか?

 下痢の原因はアレルギーだけではありません。ダックスには、IBDという特殊な胃腸炎も多いです。
 また、椎間板ヘルニアが4,5分で治まることはありません。神経症状や発作と考えて(癲癇ばかりが発作の原因ではありません)対処するべきです。
 下痢にしても神経症状にしても、その場で命に関わるものも多々あります。本来であれば、すぐにかかりつけ医に相談して、診察を受けるべきではないでしょうか。
 人間用のお薬は、動物に使用すること自体はなんら問題ありませんが(人も動物も同じ薬です)、投薬量は全く異なります。ほんの少しで良い物や人以上に服用しないといけないものまで。今回の投薬が、指示されたものであれば問題ないと思いますが、注意してください。また、犬や猫にはDog speedと言う考え方があって、病気の進行や負担は人の7倍と考えます。ということは、1日様子を見てしまうと、7日見た事になります。結果的に問題なければよいですが、その待った結果が問題になる事がとても多いです。様子を見る場合、その点も重々留意してくだい。大げさかと思っても、かかりつけ医にちょっと電話してみる、この方が安心ですね。
 病気の症状などは、本やインターネットで調べられるはず、その点はご自分で勉強できるはずです。動物の命を預かる以上、飼い主さんは、犬のことを理解する努力を、一緒に生活を始める前からしておかなければいけません。人でも、出産育児をするときに、何も勉強せずに体験することはないと思います。

投稿者 かばさん さん からの返答

はじめまして、早速ご回答ありがとうございました。幸いあの後元気ですごしております。もう少し勉強をして、なにかあった時には冷静に対処できるようにしたいと思います。

椎間板ヘルニアは、ヘルニア部位以降の疼痛から麻痺です。
癲癇は、意識の無くなって痙攣する大発作と、意識はあるが痙攣だけ(主に間だい性痙攣といわれる発作)を起こす小発作があります。一般に数十秒から数分で収まり、あとは何もなかったかのように戻ります。
症状からすると、癲癇ではなさそうですが、ヘルニアの場合症状は持続的です。
下痢は、アレルギーの検査をする前に、まずは糞便検査が先です。
寄生虫や、消化酵素の欠落などを考え、そのあとで、原因がつかめなければ、食事の切り替えか食餌性アレルギー(アレルゲンの特定)の検査ということになります。

投稿者 かばさん さん からの返答

はじめまして。早速回答頂きありがとうございました。先生のご回答を参考にして、この先なにかありましたら、冷静に対処してやりたいと思います。

通常、犬のヘルニアが一過性で自宅放置で治癒することはありません。犬のヘルニアは、ヒトのヘルニアとまったく病状が異なります。誤解を恐れず言えば、ヒトの交通事故の脊髄損傷なみの重篤さです。なぜならば、ヒトのそれは脊髄神経が末端の細くなったところで起きやすいのですが、犬のそれはかなり脊髄が太いところでおこるので、発生時の痛みはひどく、また放置すると下半身不随まで進行します(ヒトのヘルニアの初回発症で下半身不随になることは稀でしょ?)。

アレルギー検査に関することですが、検査会社も公表してるように、万能検査ではありません。例えば食事性アレルギーは、メカニズムは不明なのですが、このアレルギー検査には引っかからないことが多々あります(食事性以外に関しては、まあまあ精度は
上がっていますが・・・)。

他の先生も指摘なさっているように、まずは糞便検査など通常の検査を行うべきです。

投稿者 かばさん さん からの返答

はじめまして。早速のご回答ありがとうございました。先生方のご意見を参考にしてまずは、出来る事から対処していきたいと思います。

 時々下痢を起こす原因は数多くあります。食物アレルギーも原因の1つです。しかし、食物アレルギー単独での発症はかなり少ないです。さらに、血液検査および皮内反応を実施してもその結果が正しいかどうかは不明です。アトピー性皮膚炎以外のアレルギーを評価する場合、高額な検査をする意味はほとんどありません。

 それよりも、食物アレルギーの検査は除外食試験が確実です。低アレルギー性のフードを3ヶ月間与えて症状が改善すれば、食事が原因の下痢だと判断するものです。ただし、この期間は一切他の食事を与えてはいけません。こちらのほうがよっぽど正確な結果がでるし、同時に治療効果を調べることができます。

 血液検査、レントゲン、エコーなどで異常が見られない下痢の原因は食物アレルギーよりも、消化の悪いものを食べている、油分の多いものを食べている、神経過敏などの方が多いです。そして、このような原因であっても低アレルギー性のフードで改善することもあります。

 また、てんかんとヘルニアは全く症状が違います。てんかんは意識がなくなった状態で全身が痙攣します。多くは全ての手足が硬直した状態で痙攣します。ヘルニアであれば、脳の問題ではありませんので必ず意識があり、全身の痙攣を起こすこともありません。

 後足がフラつくなら、やはり椎間板ヘルニアを疑わなければいけません。姿勢反応、脊髄反射、痛覚の検査など特別な装置を使わなくても椎間板ヘルニアについての重要な評価は可能です。そこで問題があるなら特別な検査を実施するという手順を踏んでいけば、苦労に差はあるかもしれませんが、どのような地域にお住まいでも対処はできるはずです。

投稿者 かばさん さん からの返答

はじめまして。早速貴重なご意見をありがとうございました。先生方のご意見を参考にして、冷静に対処できるよう勉強していきたいと思います。

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