藤田 実 先生からの回答
当院ではヨークシャーテリアが同様のケースでありました。
100g位でしたので麻酔も手術も大変でした。生まれたての赤ちゃんは体の割に大きなお腹をしています。
腹筋も腹膜もやわらかいので表皮はつきましたが腹膜腹筋は整復できませんでした。
生後6ヶ月くらいで避妊手術と同時にヘルニアの整復を行い、現在は兄弟犬や母犬より大きくなり元気です。
1才になって元気そうな様子ですので手術には耐えられると思われます。腹膜、腹筋も整復できると思います。
もし、手術をしない場合ヘルニアはもっと広がり、腸や腹くう臓器まで皮下のすぐしたに脱出してくるおそれがあり、危険もまします。腹筋が薄いとご心配ですが、薄いのではなくて両側に寄っているのです。
兄弟犬はともかくゴマメは元気に1才になって元気なのですから
主治医の先生とよく相談して避妊手術も一緒にして頂くといいと思います。
2006/04/12 19:48 参考になった! 0
投稿者 ゴマキャン さん からの返答
ありがとうございました。
やはり同じようなケースがあるのですね。
ではごまめもヨークシャテリアの子と同じように手術を前向きに考えていきます。
とても分かりやすい回答、お忙しい中ありがとうございました。
2006/04/19 07:48
腹筋がないのに対しての弊害
こんにちわ、はじめまして。我が家のごまめ一歳についてなのですが、宜しくお願いします。
Mダックスのブラックタンの母親から生まれた、ダップルのごまめなのですが、
お腹が破けていて腸が飛び出た状態で生まれてきました。
他兄弟2匹のうち一匹(ブラックタン)も同じ状態で、
もう一匹の方は手足が小さく口蓋裂がある奇形児でした。
不幸中の幸いと言うべきか、帝王切開をしていたので、
その延長上で獣医さんにその場でお腹を塞ぐ手術してもらえたのですが、
結局兄弟の二匹とも3日生きましたが死にました。
その後ごまめの方はお腹が膿んだり中々皮膚がくっつかなかったものの、
無事生き延び、現在に至っております。
が、3ヶ月くらいになった頃に気づいたのですが、お腹の皮膚は綺麗にくっついているものの、
中の腹筋がくっついておらず、中でパックリ割れていて
皮膚の上から内臓が触れる状態になっていました。
小さい体での手術がムリということで、今まで様子を見てきましたが、
現在はおへそから下に縦指四本分、横指二本分の穴が皮膚の下で開いたままの状態です。
少し前までは皮膚の下に薄い膜が張ってたようで、それが内臓とかを押さえてるようだったのですが、
いつのまにかそれがなくなり、腸などがもっこり出ています。
かかりつけの獣医さんの話だと穴が大きいためボビンのようなものでその穴を早くふせぐべきだと言われていますが、
今は他に問題もなくとっても元気で、普通のMダックスより足が長いので、
床や階段にブツけたりなどの心配はないようなのですが、手術して穴を埋めるリスク
(1.赤ちゃんの頃に戻した内臓がベストな状態でかろうじて今生きているかもしれないから、それが開腹して動かすことが怖い。
2.直接内臓がある皮膚and腹筋自体が薄くなっていて、縫合してもくっつかないのではないか
3.他に内臓奇形などがあり、手術に耐えれる体かが不安など)
が心配なので、できればこのまま閉じずにいたいと思っています。
前置きが長くなりましたが、このままの状態で、
何かしらの弊害が起こる可能性はあるのでしょうか?
このような症状があって生き残った犬の存在、もしくは
帝王切開などの開腹手術で同じように筋肉だけくっつかなかった犬の処置などはどうなっているのか
など、できる範囲でいいので、お答えいただけないでしょうか?
宜しくお願いします。