だいじょうぶ?マイペット

避妊手術後の腎不全や、術後癒着、糸に反応する肉腫について

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ スタンダードプードル / 女の子 / 3歳 10ヵ月

質問者:
静岡県 / ハニーママ2014さん

 
2018/07/21 19:21

先日大切なうちの子が子宮蓄膿症の疑いで手術しました。
一度出産経験もあり、4歳になります。元々兄弟が去勢した後に先天性の腎臓不全ということで死んでしまったこともあり、かなりナーバスになってなかなか避妊を決意できずにおりました。
手術は2時間にも及びなかなか子宮の位置が深くて手間取っていたようでした。一部始終モニターで確認ができるので、ずっと見ておりましたが、たまらない気持ちでひたすら無事を祈りました。
手術も終わり、当日帰宅後にトイレに出すと点滴で沢山水分が入っていたせいか、長いおしっこをしました。麻酔の代謝のためにしっかりトイレをと言われていたのでその夜は2度トイレに出し、朝の5時に又トイレに出しました。大もほんの少し出ました。兄弟犬のことを配慮して覚醒しやすい麻酔をしたせいか、夜中中痛みがあるのか何度も寝たり起きたりを繰り返し、寝返りばかりうってほとんど落ち着かないままで朝を迎え、朝は食欲は無く、手でつまみながら食べさせると食べてくれました。
それからも今日で3日目ですが便と尿は普段とほぼ変わらず出ています。
食欲は今日あたりからほぼ戻ってきているようです。
けれどまだ元気がありません。寝てばかりいます。いつになったら元気になって手術での麻酔による腎臓障害の可能性を考えなくて済むようになりますか?何かあったらと考えてしまい生きた心地がしません。
あとはは糸アレルギーや、癒着などが原因の臓器への障害。糸に反応して起こる肉腫など、考えたら怖いことばかりです。どのくらいの期間を見たら、これらの不安材料を考えずに済むような判断ができますか?
又、問題になる前に定期的に事前にできる検査(超音波?)などはありますか?うちの子に何かあったらと思うと不安で潰れてしまいそうです。どうぞ教えて下さいませ。

まず一番重要なのは、術前の状態だと思います。
術前の段階で既に腎不全があったのかどうか?
手術当日に帰宅出来るような状態だったのか?
この辺りがどうかでまた変わってきますし、子宮蓄膿症の場合手術して終わりではなく、術後のケアも重要です。
自分もそうですが、一般的には術後数日は入院点滴してある程度回復してから退院にします。
手術当日に退院は余程の理由がないとリスク大きすぎて出来ません。
腎不全が心配であれば、術後の血液検査をしてもらった方が確実です

経験則ですと、術前に既に腎不全があった場合(程度は様々)子宮蓄膿症で術後数値が正常化するのは1週間くらいですかね、もちろん全ての数値が正常化するのはもっとかかります。
糸アレルギーとかは数ヶ月かそれ以上の年単位での、あくまで可能性です。ただ今は良い縫合糸もあるので発生例は少なくなってると思います
癒着などについては手術時の様子が全てなので、その時点で子宮からの漏れ、癒着等なく、腹腔内洗浄もされていればそこまで心配はいらないのかと思います。

定期的には最低限の血液検査検査をしつつ、消化器症状等の観察だと思います……

はじめまして。
まず、子宮蓄膿症という病気でも腎不全が起きる病気(その他にも様々な症状を起こす厄介な病気なのですが)ということをご理解頂く必要があります。私が知る限り、「健康な犬に麻酔をして腎臓病になるリスク」よりも「子宮蓄膿症で腎臓病になるリスク」のほうがかなり高いです。また「子宮蓄膿症で腎機能が低下しているときに麻酔/手術をすることで腎臓病が悪化して腎不全になる」ことも十分考えられます。

それをできるだけ避けるため、通常は手術前の評価をきちんとして、手術前に点滴や内科治療を行ってできるだけ体の状態を良くし、術後も点滴で腎臓その他の臓器の負担を減らすことを試みます。子宮蓄膿症は「子宮に膿が溜まる病気」ではなく「子宮内の細菌が全身に回って悪さをする」病気で、手術はあくまで「子宮内の膿を取り除いている」」だけで、全身に広がっている細菌全てを取り除けているわけではありません。術後も積極的な治療を行って細菌感染のコントロールをする必要があるでしょう。

縫合糸のアレルギーは、残念ながら可能性がゼロではありません。縫合糸を使わない機器を使用して手術をしても似たような反応が出ることがわかっていて、全く問題を起こさない手術法はありません。

同様に、癒着も、手術をすれば必ず(程度の差はあっても)癒着は起こります。というか、癒着するから傷が治ったりするので体の反応としては必要なものです。

しかし、適切な縫合糸を使用した場合のアレルギーのリスクや適切な手術に伴う最低限の癒着のリスクは、不妊手術を行わないことで起こる子宮蓄膿症や乳腺腫瘍と行った命に関わる重大な問題から見ればごく僅かなリスクだと思います。

まずは手術をしてくれたかかりつけの病院に、何が不安でどうしたいのかをきちんと相談してください。まだ手術からそれほど日数が経っていなければ、まずは現在の病状がきちんと改善するまでは集中的な治療や検査が必要だと思います。
それがしっかり落ち着いてから、今後の予定をかかりつけの先生と考えたらいいのではないでしょうか。

心配しすぎて検査をしすぎれば、金銭的にもワンちゃんにも負担が大きいでしょうから、どの程度やるのがバランスがいいかはその家庭ごとに違うでしょう。満足がいくような治療が受けられるかどうかは、主治医とのそうしたコミュニケーションがきちんと取れるかどうかにかかっています。頑張ってください。

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