だいじょうぶ?マイペット

老犬、歯、腎臓、食欲低下について

質問カテゴリ:
歯・舌・口の異常 / 体重の異常 / 食事、栄養について

対象ペット:
/ 柴犬 / 女の子 / 15歳 4ヵ月

質問者:
千葉県 / はなさん (この方の過去の質問 1件)

 
2020/11/23 11:35

15歳になる柴の女の子です。6.5キロです。

●現在服用している薬●
・てんかんのため
フェノバールを1日2回、1/4錠ずつ。(1歳すぎから)
・心臓が少し悪く咳もでてるため
ピモベハートを1日2回1.5錠ずつ。(去年10月から)
・咳が酷くなったので、軟骨?コラーゲンを補充するため月1回カルトロフェン注射(今年5月から)
・甲状腺機能低下症のため
チラーヂンを1日2回、1錠ずつ。(今年10月から)

●最新検査結果●
今年10月です。異常値だけ掲載します。
()は今年4月のです。
ALT 97 (76)
ALP 420 (765)
GGT 11.6 (11.8)
IDEXX SDMA 22 (15)
BUN 35 (24)
CRE 1.3 (1.4)
FT4 CLEIA 5.3 (9.2)
NT-proBNP 482 (3376)

肝臓はフェノバールの影響もあるので、いつも通りまずまずな感じだそうです。
心臓は前々回から3000超えているので、今回の正常値はおかしいとの事で数ヶ月後再検査します。


腎臓は数年前から悪く、ロイヤルカナンの腎臓サポートを食べさせています。
年に2回の定期検診をし、腎臓に対する他の処置はしていません。

歯と食欲、腎臓や老化について
質問させていただきます。

今年の8月に下の前歯が1本ぐらついているのに気が付き、その後抜けてしまいました。
その時期は食べずらそうでしたが食欲もあり問題ありませんでした。
かかりつけ病院では、歯が抜けるのは年だし仕方ないねっていう感じだけでした。
そしてここ最近、また他の下の前歯が2.3本ぐらついてしまっていて、ご飯も食べづらそうです。

歯と直接関係があるかはわかりませんが、
9月ぐらいから食欲が無くなり、元々8キロ程あった体重が1か月で1キロほど落ちてしまいました。
定期検診の結果、その原因は、前からある腎臓病の進行と甲状腺機能低下症、と言われました。
その時期にストレスも重なり、痴呆?の回転も悪化しました。
10月からチラーヂンを飲ませていますが、食欲はイマイチで、現在6.5キロまで落ちてしまいました。検査数値ではチラーヂンの効果は出ているそうです。
腎臓病食じゃなくてもいいからとにかく食べさせるよう、かかりつけ先生から指示があり、色々なものを試していますが、なかなか以前ほど食べてくれません。ドライをふやかしたり、缶詰や豚肉やササミ、チュールなど様々な形状のものを試したりしています。
奥歯の方に入れてあげたり、柔らかいものだと自分でかじりつく事もありますが、食欲で見るとわがままになってしまってるのか、食べたり食べなかったりです。
歯は以前無麻酔の歯石取りをたまにやってもらったりしていました。最後にやったのは去年の9月で、その時は歯周病になりかけていると言われました。
(病院ではく無麻酔歯石取り専門です)
歯磨きもしたりしていましたが、今年に入って老化が進み、痴呆も入ってきて目の前のものに何でも噛み付くようになってしまい、歯磨きなども出来なくなってしまいました。今はオーラルガードを舐めさせています。寝ているときに歯を少し触る事ができますが、グラグラしています。

現在上げているフードは、
メインは今まで通りロイヤルカナン腎臓サポートセンシティブドライです。それに今回、
ロイヤルカナン腎臓サポート缶
アニモンダインテグラプロテクト腎臓ケアウェット
フォルツァ10リナールアクティブウェット
フォルツァリナールアクティブドライ
ヒルズk/dシチュー関係
スペシフィック心腎肝ウェット
いぬちゅーる海鮮
デビフささみ缶
デビフシニア犬缶
茹でた豚肉
ゆで卵白身
ブロッコリー

などをランダムに混ぜています。
中にはうんちがゆるくなってしまいます。
ドライをふやかし、缶と混ぜると水分が増えてしまい、すぐ要らないってなってしまう事が多くたくさん量を食べられません。
ドライだと奥歯に入れてあげて、ある程度たべますが、すぐ飽きてしまい、私の指もたまに噛まれます。


腎臓病や甲状腺の影響で食べないと思っていたのですが、実は歯がぐらついて痛くて食べが悪いのでしょうか?
今現在、歯にしてあげられる事はありますでしょうか?
今は体重維持が必要なので何でも食べさせてと言われていますが、腎臓にあまり影響ない、カロリーのある良い食材などありますでしょうか?
栄養高や高カロリーなもの、例えばヒルズの回復期缶などは腎臓にはやはり良くないでしょうか?

最後に、
今は常に左回転をしていて、お散歩も回転しながら進む状態で、パット裏やスネ付近の毛が擦れて皮膚が赤くなってきてしまいました。
パットは硬くなってしまっているのでパットクリームをまめに塗っています。
赤くなった皮膚や傷に塗る身近な市販の薬などはありますでしょうか?
また、常に左回転なので体が曲がってしまいそうです。常に右側を下にして寝たり座ったりしているので、たまにひっくり返すのですが嫌がります。
何か対処はありますでしょうか?

今のところ元気はありたまにおもちゃであそんだりします。最近は夜寝なくなり、たまに数回ですが夜泣きします。老化が進み、できるだけ穏やかに過ごしやすい生活をさせてあげたいと思い、試行錯誤していますがはじめての事ばかりで戸惑っています。

かかりつけ先生はとても良い先生ですが、病院が本当に混んでいて忙しく、ゆっくり相談に乗ってもらう雰囲気ではありません。。。


長文になり申し訳ございません。
歯の写真をアップさせていただきます。

どうぞよろしくお願いします。

  • 補足画像
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獣医師の栗尾と申します。

質問に順番に回答してまいります。

①腎臓病や甲状腺の影響で食べないと思っていたのですが、実は歯がぐらついて痛くて食べが悪いのでしょうか?
血液検査の結果的には食べれないような数値ではないかと思います。甲状腺については機能が低下していても食欲は問題ないことが多く、投薬をすることで食欲が減ることもありません。なので腎臓病や甲状腺はあまり関係なさそうです。一方で歯の問題ですが、歯が悪いときには歯ぎしりをしたり、歯をさわろうとしたり、痛がる特有の症状が出てくることがあります。ただ、これも前歯(切歯)がぐらついている程度では食欲が落ちることはほとんどありません。奥歯(臼歯)が問題となれば話は別かもしれませんが、歯に関してできることは以前のような歯石とりや一般的なデンタルケアになるかと思います。あくまで奥歯の問題であればとなります。

②腎臓にあまり影響ない、カロリーのある良い食材などありますでしょうか?
腎臓はタンパクに弱い傾向があります。そして犬は一般的に脂肪分には弱いです。そうなると残すは糖分となります。糖分といえば米やパンなどの炭水化物に多く含まれます。子犬の時にも糖分は必要で、低血糖に注意とよくいわれます。高齢になると赤ちゃんにもどっていくものです。ドッグフードであれば腎臓食が良いかもしれませんが、なんでも良いので食べるものを探すしかありません。人間食であれば米やパンがおすすめです。

③赤くなった皮膚や傷に塗る身近な市販の薬などはありますでしょうか?
代表的なものはワセリンでしょうか。あとはヒルドイドなど。ともに薬局等で簡単に手に入るかと思います。歩き方や寝相によって皮膚が赤くなったり、時に褥瘡ができたりは仕方ありません。高齢犬の宿命ともいえるものです。態勢を変えるのを嫌がっても、ある程度は変えてあげるべきです。あとは柔らかい環境づくりとなります。それでも皮膚がわるくなると思います。それは仕方ありません。そういうものです。

以上になります。

いろいろ申し上げましたが、高齢犬で体力の限界ではないかなと感じます。急に弱ったように感じられるかもしれませんが、そういうものです。ひとことでいうなら老衰になります。ひどい病気等でなければ改善は難しいように思えます。一方で老衰であればチラーヂンは控えた方がよいかもしれません。余計に代謝をあげて体重が減りすぎるかもしれません。食欲があれば甲状腺のケアは良いかもしれませんが。

どうぞよろしくお願いします。

************************************

konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三

アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。

■評価をお願いいたします
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
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■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
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どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 はな さん からの返答

栗尾先生

ご丁寧なご回答をありがとうございます。

以前
検査数値によると腎臓は40%以上75%以内で機能がしなくなっている状態、
甲状腺機能が低下しているので、食欲や元気が落ちている可能性がある、
とかかりつけ先生に言われていたので、今回の食欲低下や体重減少はこれらが主に影響しているものだとと思っていました。
体調の変化があまりにも急だったので、老衰も徐々にしていくものだと思っていたので、老衰の可能性が高いとは思ってもいませんでした。

ワセリンは普段から家にあるのでぜひ使ってみたいと思います。
お米やパンは昔から好きなので、食べさせてみようと思います!


ここで、また質問なのですが、
チラーヂンですが、甲状腺機能が低下している事、食欲がなく体重が落ちてしまっている事、それを改善する為に投与しましょうとなり、投与量は体重に比べて少なめですが、後日数値は正常値に入りました。
前回の検査の時と正常範囲数値や数値単位が違うのでよくわかりませが、チラーヂン投与後2週間で
→FF4血清機サイロキシン2.5 です。

チラーヂンは代謝を上げてしまうとの事ですが、
例えばチラーヂン投与を控えて、甲状腺機能が低下したままで問題はないのでしょうか?


あと、今は口にご飯を手で入れてあげていますが、どの段階でお腹いっぱいないのかよくわりません。
ゲップしたら止めるべきなのか、口に入れてぺっで出す時もあるので、そうなりだしたら止めるべきなのが、色々なフードを混ぜたりしているので、1日の投与量がよくわからなくなっています。
口に入れて食べ続ける限り与えても大丈夫なのでしょうか。

体重が落ちる前の1日量はあきらかに食べられなくなっているので、どのくらい食べさせれば良いのかわかりません。元々8キロ程あった子で、今は6.5なので、フードの投与量は6.5で考えるべきでしょうか?

こないだ、珍しくすごく食べる時がらあったので、追加追加であげたら少しして、嘔吐してしまいました。
全て吐いたわけではないのですが。。。
食事中だろうが食後だろうが、常に回っているので、嘔吐したのはもしかしたらそのせいなのでしょうか?


また長文になってしまって申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。

再び 栗尾雄三 先生 からの回答

回答してまいります。

①チラーヂン投与を控えて、甲状腺機能が低下したままで問題はないのでしょうか?
これは場合によります。甲状腺単独の問題でればホルモン剤をあたえるべきです。しかし、別の疾患があるときは、そうでないことも多々あります。例えばカゼをひいたり、お腹が痛くなったりしたら、甲状腺というのは自然に抑制されるものです。生体の防御反応のようなものです。体があえて甲状腺を抑えている可能性がある場合はホルモン剤の投与は控えるべきかもしれません。

②口に入れて食べ続ける限り与えても大丈夫なのでしょうか。
本人が食べるのであれば与え続けていただいてよいかと思います。

③今は6.5なので、フードの投与量は6.5で考えるべきでしょうか?
投与量は多ければ多いほどよいかと思います。6.5kgの目安は健康な犬が基準となっています。病気で弱っているような犬はもっとたくさん食べないといけません。10kgでも12kg分でも食べてほしい状態かと思います。

④食事中だろうが食後だろうが、常に回っているので、嘔吐したのはもしかしたらそのせいなのでしょうか?
これはそうかもしれませんし、単に食べ過ぎたからかもしれません。吐かない程度に与えることが重要ですね。これは飼い主様の方がよくわかるかと思います。

どうぞよろしくお願いします。

投稿者 はな さん からの返答

栗尾先生

度々ご回答ありがとうございます。

チラーヂンは時と場合によるのですね。
かかりつけ先生に今一度今回の投与の必要性を確認してみようと思います。

フードは様子を見ながら多めにあげていこうと思います。


色々と質問させていただきましたが、とても参考になるお話をしていただきありがとうございました。

お忙しい中、本当にありがとうございました。

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