肺高血圧症の治療中です。食欲がなくどんどん痩せていきます。

質問カテゴリ：: その他 / 食事、栄養について
対象ペット：: 犬 / シーズー / 男の子 / 15歳 0ヵ月
質問者：: 兵庫県 / プリンさん（この方の過去の質問 10件）
: 2022/03/11 16:59

数年前から三尖弁閉鎖不全症で投薬治療をしていたのですが今月に入ってから肺高血圧症（軽度の胸水あり）になり、投薬治療中です。
食欲があまりなく（水は飲みます）、好きなものなら少しは食べるという状況です。
体重はこの1週間ほどで6.5から6.0まで減りました。このまま本人の意思に任せていてはどんどん痩せていってしまいます。担当の獣医師さんからは何でもよいので食べさせてくださいと言われますが、必要量にはまったく届かず（例えば、100kg必要な場合に20kg程度しか食べていないという状況です）このままではどんどん痩せて弱っていきそうです。栄養チューブのようなものを無理に食べさせようとしたのですが、ストレスを与えると発作を起こすリスクがあり、それもできません。
この状況であれば、栄養点滴等をお願いした方が良いのでしょうか？
よろしくお願いいたします。

栗尾雄三先生からの回答

konomi動物病院（広島県）

獣医師の栗尾と申します。

栄養が十分にとれていない時に栄養点滴をすることは理にかなっていますが、心疾患がある場合には注意が必要です。弁膜症があるということは血液の流れが良くありません。流れが良くない血管に点滴を入れる事は症状の悪化をもたらす可能性があります。

なので、結論的には栄養点滴には反対します。多くの獣医師がそう回答すると思います。

病気があるときに食べなくなって痩せてしまうことは仕方ありません。さらには15歳と高齢なので、体重を増やすことは非常に困難だと思います。食べれる範囲で食べさせつつ、胸水が溜まらないように治療をしていくことが最善だと思います。

決して前向きな考え方ではありませんが、心臓についていえば体重は軽い方が楽にはなるはずです。心臓病の多くの子が体重が徐々に減ってきます。できるだけ飼い主様のもとで生きるためにそうしているという考え方もあるということです。

どうぞよろしくお願いします。

2022/03/15 20:36 参考になった！ 0

投稿者プリンさんからの返答

栗尾先生、お返事ありがとうございます。
とても迷っていたので、「栄養点滴には反対」という先生の明解な
ご回答にとても助けられました。ありがとうございます。

肺高血圧症の薬が効いてきたのか、3/14頃から少しづつ食欲が回復し、
今のところはですが、かなり食欲が戻ってきました。
体重は増えませんが、減ることもなくなりました。

今は落ち着いていますが、予断は許さない状況なので、
食べれる範囲で食べさせながらできることをやっていきたいと思います。

2022/03/16 12:12

投稿者プリンさんからの返答

栗尾先生、度々申し訳ありません。
もう1点質問させていただきたいのでよろしくお願いいたします。

しばらく調子よくご飯を食べていたのですが、また少し食欲が落ちてきました。
そうなると薬を飲ませることができません。
今は肺高血圧症の薬の他、心臓の薬2種を飲ませないといけないのですが、強制的に飲ませると発作を起こしてしまうのでフードか何かに混ぜるしかない状況です。
このような状況で薬を飲めなくなってしまった場合はどのようにすれば
よいでしょうか。
度々申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

2022/03/17 15:03

再び栗尾雄三先生からの回答

連絡が遅れてしまい申し訳ありません。

私は食欲がない時には飲み薬は控えるようにお伝えすることが多いです。ただ、これは意見の分かれるところかもしれません。

一般的に肺高血圧症や心臓の薬というのは食欲にはほとんど関与しません。無理に飲ませないといけないようなものではないと思います。

とりあえず食べれるものを探すようにしていくか、他の治療を検討するかなどになるかと思います。

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konomi動物病院　獣医師　栗尾雄三

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2022/03/22 21:10

投稿者プリンさんからの返答

栗尾先生、お返事ありがとうございます。

肺高血圧症の薬を飲み始めるまでは、ほぼ毎日発作が起こり
呼吸もしんどそうだったのですが、飲み始めてからそれらの症状が
落ち着いてきたので、どうしても飲ませたいと必死になってしまっています（投薬は本来は1日2回なのですが、無理をさせられないのでとりあえず1日1回にしています）。

発作や呼吸困難などを起こさないようにできる限り苦しまないように
過ごさせてあげたいので、なかなか投薬を止める決心がつかないという状況です。

食事については先生にアドバイスいただいたように食べられるものを探し続けていきたいと思います。

ただ、治療や方向性については今後どうしていけばいいのか、本当に迷っています。

栗尾先生なら、どのような治療・方向性を選択されるでしょうか？
何度も申し訳ありませんが、ご意見をいただけたらありがたいです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

2022/03/23 10:42