是松 壮一郎 先生の過去の回答履歴一覧|33ページ目
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こんにちは、チャタちゃんの飼主さん。
腎不全の治療、随分頑張っていらっしゃるようですね。チャタちゃんもきちんと看病してもらえているようで、幸せなことと思います。
さて、腎不全による眼底出血の可能性ですが、これはあります。腎不全は血管障害を引き起こし、血管の壁がもろくなっているところに加えて、高血圧にもなりますので、眼底などの毛細血管が通常よりも破れやすいのです。そのため頭をぶつけたりした際に眼底出血を起こす傾向が強くなります。
治療は基本的に点眼薬になり、また止血作用は正常に働いている事から、眼圧さえ上がっていなければ、一時的な出血でおさまる事がほとんどです。
ただ、眼圧が上がってしまうと、厄介ですので、見た目で、左右の瞳孔の大きさが違う、眼球が出っ張っているように見える、といった異常は早めに獣医師に伝えるようにしてくださいね。
週に二度の皮下点滴の際もこまめに診察してもらってくださ...2007/12/08 10:25 -
こんにちは、kyoumogenkiさん
ななちゃんの目の様子はいかがでしょうか?麻酔の際にアトロピンという瞳孔が開く作用を持つ注射を同時に投与することがあり、その作用が残って、瞳孔が開き、光の関係で目が緑っぽく見えている可能性があります。ただし、その作用は長いものではないので、半日経ってもそのような状態であれば、すぐに診察を受けるようにしてください。
また、麻酔の際に目が開いたままで、その際に眼球を傷つけたという可能性もお話だけでは否定出来ませんので、涙の量が多い、充血しているといったことがあるなら、すぐに診察してもらってください。
質問をいただいた時点では、まだふらつくということですので、麻酔覚醒直後のアトロピンの作用によるものではないかと思われますが、心配なことがある際には遠慮なく担当の獣医師に相談してみてくださいね。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください2007/12/08 09:47 -
こんにちは、ユカさん
ミケちゃんの繰り返しの血尿、飼主さんとしては気掛かりなことだと思います。
出来れば、最初の段階からエコー検査をして膀胱結石の状態(数や大きさ)を見ていてもらうと、処方食により、結石が小さくなったり、数が少なくなったりしている状態を見ることが出来、飼主さんとしても良くなっていることが実感出来るのだと思うのですが。
今回の繰り返しの血尿もおそらくは、膀胱内の結石が処方食により小さくなることによって、尿道を通るような大きさになり、その際に尿道の壁を傷つけて出血があるのではないかと思います。
水を飲む量も尿の回数も増えているのはいい傾向だと思いますが、エコー検査等、体に負担の無い検査で膀胱内の様子を見せてもらえるといいですね。
年齢などを考慮しても、基本的には現在の処方食による治療でいいと思いますが、膀胱の結石の状態などは定期的に診察してもらえるようにした方がいいと...2007/12/07 10:42 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、coharumamaさん
小春ちゃんの様子ですが、症状をお聞きした限りでは、偽妊娠(想像妊娠)ではないかと思われるのですが、いかがでしょう?
通常は不妊手術を行なっていれば偽妊娠もありませんが、卵巣を残す術式や、取り残した卵巣などがあった場合、また、副卵巣という卵巣様の分泌臓器があった場合、その卵巣より黄体ホルモンが分泌されて今回のような偽妊娠の症状を示す場合があるとされています。
また、不妊手術を行なっていないのであれば、なおさらだと思います。
たいていは、2週間ほどで収まりますが、その間は、無理に人形を取ろうとしたり、そばによると、威嚇や噛みついてきたりすることがありますので、注意が必要です。
また、偽妊娠に対する直接の治療薬ではありませんが、分離不安神経症に対する内服薬を使って効果がみられる事もあり、当院でも処方することがあります。
不妊手術を行なっているのに、今回のような症...2007/12/07 10:25 -
- 質問カテゴリ:
- 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、佐倉さん
今回の排便困難の原因として、2つほど可能性が上げられます。一つは、高齢により筋力が弱ったため、りきむ力が足りず肛門付近で便が詰まっている場合、そして、もう一つが肛門周りが腫れているということから、狭窄を起こし、排便困難を引き起こしている場合です。
前者(筋力が弱っている場合)であれば、まずは浣腸により便を出し、その後便を柔らかくする内服薬を使って対処するといいでしょう。また、後者(肛門周囲腺腫などを起こしている場合)は原因となっている腫瘍等の障害への対策が必要になります。
肛門周囲の分泌腺は睾丸から出る男性ホルモンの影響を受けており、男性ホルモンの分泌が多くなると分泌腺の活動が活発になり、腫れてきますので、今回も停留精巣(降りてきていない睾丸)からのホルモン分泌が多くなってきている可能性もあります。その場合には精巣の除去手術が必要になってくるでしょうね。
また...2007/12/07 09:34 -
こんにちは、りくまささん
生理の前や、生理出血が始まって2~3週間位の間は乳腺もはってくることがあります。おそらくまりんちゃんも同じ理由から、乳腺がはっているのではないかと思われます。
正確には触診してみないとはっきりは言えないのですが、飼主さんが触って見て、全体にぷよぷよと膨らんだり、柔らかい大きなしこりが触れるようであれば問題ありません。
年齢などからも乳腺腫瘍はまず心配は無いと思いますが、触ってみた時に硬い豆粒のようなしこりを感じたなら、その時は念のために診察を受けるようにしてもらえればいいのではないかと思います。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください2007/12/06 09:53 -
こんにちは、biankaさん
睾丸が下に降りずおなかの中や本来の場所ではないところに精巣がとどまるという、いわゆる停留精巣は通常の精巣に比べて腫瘍化しやすいので注意が必要です。これは体温の影響を受けているためといわれていますが、早めの摘出手術が推奨されます。
年齢的には4歳半ということですので、決して早くはありませんので、今後のことも考えると早めに手術をしてもらって、不安を取り除いた方がいいのではないかと思います。
完全に腹腔の中に入っている場合には開腹手術になるかもしれませんが、術前に充分説明をお聞きになって決めてあげてくださいね。
参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください。2007/12/05 10:06 -
こんにちは、HOSOさん。
テツ君の咳、原因が不明ということで、ご心配なことと思います。
また、「肛門腺がん」と診断されたということですが、実際には、摘除後病理検査を待たねば悪性腫瘍(がん)の判定は出来ませんので、現在は、良性悪性不明の肛門周囲腺腫もしくは肛門嚢腫というところだと思います。
少々乱暴な分類になりますが、肛門周囲の悪性腫瘍には、大きく肛門嚢腺癌と肛門周囲腺癌とがあります。腫瘍の出来た場所により名称も異なるのですが、触診した時、腫瘍の境界があまりわからず、浸潤性の高いのが肛門嚢腺癌、はっきりしているのが肛門周囲腺腫で、その中でも悪性のものが肛門周囲腺癌というとらえ方も出来ます。
両者とも、悪性の場合はリンパ腺を伝っての転移性が高いため注意が必要です。逆に良性の肛門周囲腺腫であれば、予後はいいものと思われます。
現在回答しているのが12月5日のため、すでに検査の段取りに入られてい...2007/12/05 09:59 -
こんにちは、てつパパさん。
くしゃみというのは、主に鼻腔に異物や刺激物(エアゾールなど)がある場合に起きますので、気管支等の異常が原因とは考えにくいのですが、引きつけのような呼吸で、時に嘔吐を伴うというのは気管の狭窄との関連が気になります。
冬になり、空気の乾燥や、気温の急激な変化などについていけず、上部気道炎を起こしたりもしやすい時期ですので、あまり経過を見るのではなく、早めに治療に取りかかった方がいいと思います。
また、くしゃみも頻繁でなければ様子を見てもいいのですが、連続的に継続して起こる場合には、何らかの異常が考えられますので、気をつけて診察してもらってください。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください2007/12/04 09:18 -
こんにちは、もこりんmamaさん
子宮蓄膿症、糖尿病、慢性腎不全の併発を起こしているということで、大変リスクの高い状態ですね。
腎機能、血糖値などの数値が不明ですので判断しかねますが、子宮蓄膿症というのは、開放性で、よほど条件がいい場合でないと、抗生剤のみでの完治は難しく、手術が第一選択になる病気です。
また、手術が遅れれば遅れるほど敗血症なども併発し、大変危険です。
最初の病院の先生が「リスクはあるけど手術しましょう」と判断されたのも、よほど子宮蓄膿症が進んでおり緊急の手術が必要だと判断されての事だと思います。
最初の診断からさらに時間も経っており、今現在手術が出来るかどうかわかりませんが、このままモコちゃんの状態が悪くなるのを見守るだけよりは、リスクも考えた上で手術をすべきだと思います。
どうぞお大事になさってください2007/12/02 11:53