是松 壮一郎 先生の過去の回答履歴一覧|88ページ目
全1055件中 871 ~ 880 件目を表示
-
- 質問カテゴリ:
- 性器の異常
- 対象ペット:
- 猫 / ジャックラッセルテリア / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、エネコさん。
停留精巣のガトー君ですが、犬、猫ともに停留精巣の遺伝性はかなり強く示唆されておりますので、本来はしない方がよかったですね。ただ、終わったことですので、次回以降は気をつけていただければいいと思います。出来れば、産まれた子を繁殖に使うことは避けてもらうように一言添えてもらい、不妊、去勢手術をしてもらうようにしてくださいね。
さて、停留精巣についてなのですが、犬の場合、停留している精巣の腫瘍の発生率は、下降している精巣に比べると実に13倍の発生率という報告があり、また確かに多くみられます。
ただし、この話は犬の場合でして、猫の場合は停留精巣であっても、下降している精巣であっても発生率に差はないとされており、また精巣腫瘍の発生自体もまれです。
今後の発情の事も考慮すると去勢をお勧めしますが、雄猫の停留精巣の腫瘍の発生については、あまり心配されなくてもいいと思います。
...2007/03/01 17:56 -
こんにちは、kurutaさん
クルタ君の耳血腫の免疫療法の件について、簡単に説明させていただきますね。
耳血腫の場合、物理的な衝撃で血管が切れてそこからの出血が止まらず血腫になるというケースに加えて、免疫的な障害から末梢血管の壁が破れやすくなっていて、そこがちょっとした事で破れて血腫になるケースがあります。また、上記の2つが重なって長期化することもあります。
基本的には、ステロイド等を用い、血管の破れやすい状態を改善し、同時に対血管性止血剤で末梢血管の血管抵抗性をあげて、新たな出血を抑えます。血腫部分は出血していると同時に、吸収もされていますので、出血がこれらの投薬により完全にコントロールされると吸収量の方がまさり血腫の縮小がみられるケースもあります。収縮が観られた場合には、血腫を吸引せず、経過を観察。血腫の縮小がみられない場合には吸引や手術を検討するというのが、だいたいの流れになります...2007/03/01 17:40 -
- 質問カテゴリ:
- 手・足の異常 / 食欲の異常 / 便・肛門の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、ひばちゃんの飼主さん。
さて、ひばちゃんの状態、悪いようで心配ですね。
経過を聞いている限りでは、いろいろと疑問があります。
通常のステロイド治療で、消化管障害がこれほど強く出ることは異常でその場合には、早急にステロイドの投与をやめなければなりません。消化管穿孔等が起きていないかの検査をして、点滴等の必要な処置をします。またブスコパンは消化器障害の際にはよく使いますが、出血性の大腸炎の際には、細菌感染が疑われるため、通常は投与しません。
また、エラスポールはリウマチなどの全身性の炎症疾患の際の肺障害(主に肺炎)の治療の際に使われることもある薬になります。
現在ひばちゃんが呼吸器障害を起こしているのであれば、その必要もあるのかもしれませんが。お話を聞く限りでは、使用目的が不明ですね。
実際診療に当たっていないため、どのくらいの投与量で、現在どういった状態なのか、また検査結...2007/03/01 17:13 -
こんにちは、鈴木さん。
ルナちゃんですが、前庭障害だと思われます。中耳炎などから来る末梢前庭疾患か、脳内の異常に伴う中枢前庭障害かの鑑別が必要だと思われます。
鈴木さんのおっしゃる通り、頭か、内耳の前庭部の異常が一番疑われます。
末梢前庭疾患であれば、経過は良いのですが、本人は眼振といって、目が回っている状態です(症状としては、人間のメニエール症候群と同じようなものだと思ってください)
まっすぐ歩こうとしてもうまく歩けず、段差を落ちたり、顔をぶつけたり、思わぬ怪我をすることがありますので、ケージに入れるなど、怪我をしない環境を整えて上げてください。
また、食欲が落ちたり、嘔吐をしたりする場合もあります。その場合にも適切な処置が必要となりますので、診察を受けてあげてください。
どうぞお大事になさってください
2007/03/01 10:40 -
上の歯を全部抜くことになると言われ今後のことが心配です・・。
- 質問カテゴリ:
- 歯・舌・口の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ジャックラッセルテリア / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、tomoko.iさん
さて、ボニーくんの写真拝見しました。
切歯の歯石はさほどひどくないようですが、歯肉はかなり後退しているようですね。ぐらぐらもしているということで、歯周ポケットも深いのかもしれませんね。歯周ポケットが深い場合には、その部分からの雑菌の感染が多くなりますので、その場合には抜歯した方がいいという判断になるかもしれません。ただし、まずは麻酔下での歯周ポケットや歯肉炎の状態を確認してから決めることだと思います。
確認ですが、上の歯を全部抜くと言われたのでしょうか?犬歯や、臼歯(奥の歯)も全部なのでしょうか?
切歯だけを全部抜くということであれば、歯周ポケットの状態によっては、それもいいと思いますが、犬歯等を含めて全部を抜くとなるケースは、かなり歯周病が進行しており、歯根治療だけでは対応しきれない場合だと思います。最初からいきなり全部の歯を抜くということはあまり考えら...2007/03/01 10:25 -
- 質問カテゴリ:
- 歯・舌・口の異常
- 対象ペット:
- 犬 / シェットランドシープドッグ / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、ariel225さん。
新しい家族を迎える準備ですね。バニーちゃんと仔犬との新しい生活が楽しみになりますね。
さて、今回仔犬のオーバーショットのご質問にお答えしますね。
まず、仔犬のオーバーショットが今後ひどくなるかどうかですが、こればかりは今後の成長により異なりますので、一概には言えません。ただし、小さなオーバーショットであれば、成長期に飼主さんが上唇部を気付いたら手のひら(親指とひとさし指の間のまたの部分)で押すことをしばらく続けるという、ものすごく単純な方法で治ることもあるようです。人間の不正咬合の際の矯正と同じです。あまりこのことに期待されると困るのですが、生後4ヶ月位までであれば、有効なこともあるという程度に頭に入れておいていただけるといいと思います。
オーバーショットが今後の生活で及ぼす影響ですが、このまま1,2mm位のオーバーであれば、さほど問題は無いと思います。た...2007/03/01 10:06 -
こんにちは、松原.kさん。
ひめちゃん、退院おめでとうございます
2/18の発症からの入院でしたので、結構長い入院生活でしたね。おつかれさまでした。
さて、退院後の様子聞かせていただきましたが、いくつかの症状が残ってしまったようですね。
髄膜炎という診断だったようですが、具体的な病名ははっきりしなかったのでしょうか。髄膜炎や、脳炎にもいろいろな種類があり、特に原因によりその後の経過は様々になります。
また、髄膜炎が、脳炎などに進行してしまっていないかなども、予後に関係してきます。
基本的には、発熱、頭痛等の症状は、急性期が過ぎると、解消されていきますが、運動障害に関してはその完治には少し時間がかかります。また、場合により盲目等の症状が出てしまうケースもあります。
おそらく、ひめちゃんも今は発熱はおさまっていると思われるのですがいかがでしょうか。
前回お話したように、運動や興奮することな...2007/03/01 09:49 -
こんにちは、kurutaさん。
耳血腫と診断されたクルタ君、経過が思わしくないようですね。
耳血腫でこういう経過をたどるケースが時折あるようですが、内服薬等による免疫療法はとられているでしょうか?
具体的な治療方法は、それぞれの病院で異なるとは思いますが、アプローチとして、今回の先生のような治療方法も間違っていないと思います。手術がうまくいっても、新たな場所での再出血までは防げないでしょうし、それを獣医師の責任とするのは酷なような気がします。
しかし、kurutaさんのお気持ちもわかります。
これで治ると思われたのに、また治療が最初からやり直しのような気がしているのだと思います。
けれど、クルタ君の病気は、目の前にあります。何とかいい方法をみんなで探してみましょう。
免疫障害により血管の壁が破れやすくなっている子で、くせなどで耳をよく振る子の場合、よく耳血腫が長引く事もあるようですが、その場...2007/02/28 17:12 -
こんにちは、あさあささん
やはり左足に何かしらの異常があるのは間違いないと思います。
夜、止まり木から落ちるということで、新たな怪我をしないとも限りません。
骨折を含め、様々な病気の可能性がありますので、まずは診察を受けてみてください。鳥専門の動物病院がお近くになければ、鳥の診察も可能かどうか病院に問い合わせて、診察を受けてあげてくださいね。
どうぞお大事になさってください
2007/02/28 10:29 -
こんにちは、shuai君の飼主さん
画像見せていただきました。
経過などから、原因としては、2つ考えられると思います。
まず一つは、外にも出ないということなので、自分で目を掻くときなどに傷つけて、そこが化膿してしまったという可能性。
もう一つは、歯髄炎、歯肉炎などで歯の根元部分の化膿巣が広がった場合、今回のようにまず頬の部分が腫れたり、涙が出たりといった異常のあと、化膿巣が破裂するケースも多くあります。
環境などからも、歯や歯肉の異常が隠れているケースが一番疑われますので、慢性化しないうちに、診察を受けて、必要であれば麻酔下で抜歯や歯根部のクリーニングをして、必要な処置を受けてあげてください。
どうぞお大事に
2007/02/28 10:04