是松 壮一郎 先生の過去の回答履歴一覧|9ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 対象ペット:
- 犬 / ウエストハイランドホワイトテリア / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、オムライスさん
早速ですが、レントゲンの読影だけで、3週間で影の大きさが変わっていないから悪性ではないと判断することは危険だと思います。
悪性腫瘍でも、3週間程度で大きさがほとんど変わらないこともよくありますし、なにより、レントゲンでのサイズの測定は胸腔内の異物の場合あまり正確ではありません。
レントゲンの撮影原理の話になりますが、放射線が線管と呼ばれる一ヶ所から扇型に放射され、それを平面のフィルムに写しとる形式のため、線管に近ければ大きく、フィルムに近ければ小さく(より実際のサイズに近く)写ります。
胸腔は呼吸により厚みが変わりやすいため、サイズの変化が起こりやすいのです。
また、実際の胸腔の影の大きさがどの程度の物なのか、デンシティがどのくらいなのかは不明ですが、心臓に近いサイズの悪性の肺腫瘍がある場合、無症状で過ごすということは、まずないのではないかなと思います。
...2011/06/18 09:59 -
こんにちは、くぅそらフォンさん
3頭とも無事新しい飼い主さんが見つかって良かったですね。
落ち着いたところで出産が出来、可愛がってくれる人の元で生活できるようになった母犬さんもそして仔犬達も幸せだと思います。
さて、早速ですが、里親さん達に引き渡すスケジュールの件、仔犬の伝染病の心配、母犬、仔犬のストレスなどなどいろいろ考えた上で一番おすすめのスケジュールは7/3or7/10に母犬だけを里親さんに引き渡し、仔犬達は二頭でしばらく過ごさせ7/25頃に二度目のワクチン接種をした後7/31に仔犬を里親さんに託すという方法です。
母犬のストレスもさることながら、仔犬達の伝染病に対する免疫の不完全さが心配ですので、それらに万全を期すためにも、状況さえ許せば、上記の方法が一番安全なスケジュールなのではないかと思います。
ただ、もうどうしても7/3か7/10のどちらかで選ばなくてはならないということであれば、7/3に母犬...2011/06/15 12:00 -
こんにちは、nekosukeさん
猫の糖尿病治療はよく難しいと言われています。
私の知り合いの獣医師も何人かが猫の糖尿病はコントロールが難しいと言います。
一方で、一般的な糖尿病の症状は、腎機能の低下等が無ければ比較的早く消失します。そんなに難しくないよという知り合いもいます。
私も、診療していて確かに難しい一面はあると思うのですが、実は犬と比べて特に難しいということはあまり感じたことがありませんでした。
では、何故猫の糖尿病治療は難しいのか。
原因の一つには猫の血糖値が興奮や緊張ですぐに上昇することにあるのではないかと思っています。
つまり病院での計測値が少々高めに出る要因があるため、平静時の血糖値が正確に測れていない可能性があるのです。
そのためインシュリン量が過量になりすぎ、インシュリンによる医原性低血糖発作などが起きるケースが予想以上に多いのではないか。
大切なのはなるべく猫がリ...2011/06/14 18:23 -
こんにちは、えちりんさん
ミルクちゃんの子宮蓄膿症、とても心配ですね。
開放型ということで治療の選択肢が内科療法(支持療法と抗生剤)と外科療法(手術)というふうに広がっていて悩まれているのだと思います。
子宮蓄膿症は全身状態によっては、点滴や抗生剤などの敗血症に対する治療をまず優先して行うこともありますが、基本的には手術が一番いい選択肢となります。
麻酔にたえられるかどうかの心配は、まず血液検査で肝機能腎機能をしらべることによりかなりわかると思います。
肝機能、腎機能の数値がかなり悪い場合はそれらの治療をしながらタイミングを見計らっての手術も検討対象に入るかもしれませんね。
手術を前提として、事故の無いようにきちんと調べてもらった上で手術をしてあげてください。
いずれにせよ、内服だけではなく、静脈点滴などの支持療法はとても大切です。
ミルクちゃんの体をしっかりといたわってあげてく...2011/06/14 11:18 -
こんにちは、ゆきざるゆききさん
慣れない土地での、りんちゃんの病気の治療、本来の病気への心配以上に診察に対する不信感もあったりで心労が大変なことと思います。
お住まいの地域の動物診療、眼科診療の状況などはわかりませんが、前回の下痢に関しての一連の話などを聞いても、少々理解できないところがあるので、患者さんの側も良く用心して獣医師の話を聞くことが大切だと思います。
今回のりんちゃんのようなケースであれば、まず、眼球の角膜(目の表面の透明な膜の部分)に傷や異常がないかの観察、結膜や上眼瞼などの傷や炎症の有無、目やになどの色や粘度の判定、涙の量を計るシルマーテストなどを最初に行うことになると思います。その後、引っかかる部分などをさらに詳しく調べていくことになりますが、その判断をするのも獣医師ですので、その獣医師にある程度の知識と観察力などが必要になります。
難しいのは、現地の獣医師に飼い...2011/06/11 11:28 -
こんにちは、にゃんこのままさん
生後一ヶ月というと、やっと自力での排便排尿などが始まったくらいですね。
まだ、環境の変化などにも弱く、ちょっとした変化やストレスで便秘になったり、その逆に下痢を起こしたりします。
しんぱちくんも環境が変わったことにより、なかなか排便もうまくいかないのだと思います。排泄の体勢を取りながらも、鳴いて排泄をやめてしまうことが気になりますので、実際に獣医師に診察を受けたほうがいいのではないかと思います。
少し肛門などを刺激して大腸の状態などをチェックしてもらったほうがいいでしょうね。
参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください
2011/06/10 11:48 -
- 質問カテゴリ:
- 食事、栄養について
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、ぽんぽこさん
早速ですが、k/dを健康な6歳のピース君に与えてもいいかというご相談ですが、特に問題はありません。
たんぱく質が制限されており、非蛋白性のエネルギーでカバーされているため、たんぱく質を必要とする成長期の仔猫や、妊娠授乳期の母猫にはk/dは不向きですが、ピース君には問題ありませんので、どうぞ使ってあげてください。
オメガ3脂肪酸なども含まれており、高価な缶詰めではありますが、腎臓の負荷を軽くしたり、健康を維持するのにも役立ちますので、残った缶詰めを使ってあげてくださいね。
先に天国に行ってしまった猫さんの事はおつらかったことと思いますが、ゆっくり思い出しながらk/dも使ってください。
参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください
2011/06/10 11:34 -
- 質問カテゴリ:
- 意識に障害がおこる / その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアピンシャー / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、ごちるんさん
腰が抜けたように倒れるということ、実際にその場で心臓や呼吸器などの問題がないかの診察をしたうえじゃないとはっきりしたことは言えませんが、おそらくは失神の中でも神経性の原因による脱力発作に分類されるものではないかと思われます。
脱力発作は、主に強い感情(怒り、恐怖、喜び、驚き)などにより、体の筋力が突然低下する現象です。
心原性の失神や、呼吸器性の失神に比べると緊急性は無く、発作後も通常の生活に戻れるので、強い感情のトリガーになるような事をなるべく避けていただくのが一番だと思います。
フラちゃんの場合であれば、他の犬との接触をなるべく避けるという事ですね。
治療としては、計画だてられた行動療法や、塩酸クロミプラミンなどの薬剤を用いた治療を併用して行うこともありますが、完治は難しいようです。
フラちゃん、かなり怖い思いをしたのだと思いますので、あまり無理に他...2011/06/03 16:47 -
こんにちは、まる丸さん
これからの季節、ノミの問題は大変ですね。
フロントラインを2週間前に塗布しているのにノミがついていたということですが、使用したフロントラインが、量販店やペットショップなどで売っている類似品や、並行輸入品ではなく、動物病院で購入した国内流通の正規品のフロントラインでしたら、獣医師に相談して、場合によっては同じロット品の確認もしてもらうといいかもしれません。
また、フロントラインに問題がなくても、環境(散歩コースなど)でノミが繁殖している場合、薬が作用してノミが死ぬまでのタイムラグが発生していて、弱りかけたノミが見つけられるケースもあります。
ひとまずは、購入した動物病院で相談していただき、出来ればメーカーへの確認もしてもらったほうがいいと思います。
メーカー側も、正規品で効かないのであれば、それらに関して調査をしてくれるはずです。
また、もし使ったフロントラ...2011/06/01 09:55 -
こんにちは、あんずくんの飼い主さん
胸部のレントゲンで肺水腫と肺の老化によるレントゲン像が判別できるかどうかですが、撮影時の条件などによっても異なりますが、基本的には出来るはずです。
たしかに加齢によって肺血管の輪郭が不鮮明になったり、線上陰影と呼ばれるものが増えたりしますが、それらと肺水腫による変化はかなり異なるものです。ただ、肺の異常はレントゲンだけでの鑑別は難しいのは事実で、レントゲンだけではなく、超音波エコーや聴診などの検査を含めての鑑別となります。
参考になれば幸いです
2011/05/26 12:04