是松 壮一郎 先生の過去の回答履歴一覧|6ページ目
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こんにちは、Apollogさん
早速ですが、生後4ヶ月半のApolloくんの問題行動に対しての治療で精神安定剤の使用はやめるべきだと思います。
生後4ヶ月半であれば、ちょうど社会化を学んでいる段階ですので、この段階での安定剤投与は意味がないだけでなく、かえって今後の社会性にも悪影響を与えかねません。
今はまず、Apollo君の行動が、どういった原因で来ているのかを理解してあげることが必要だと思います。
行動治療に詳しい獣医師などの診察を受けるのが一番だと思いますが、とりあえずはわかる範囲でApollo君の状態を推察してみます。
お聞きした限りでは、Apollo君の行動は、飼主さんの気を引くため、注意を引くための行動の可能性があります。
それらの行動がその後に続く抱っこや、フード等によって強化されていった可能性があります。
たとえば、散歩中、他の遊びや興味を持つことがApollo君の目の前にあった場合、同様の行動をするかし...2012/01/18 10:29 -
こんにちは、sumosumo02さん
スモーキーちゃんの写真見せていただきました。
少々判断が難しいのですが、目の虹彩もしくは毛様体とよばれる部分の腫瘍が疑われます。
赤茶色の膜に見えるものは、前眼房への出血だと思います。
悪性リンパ腫の診断も受けていますので、おそらくはそれらに伴う二次性の腫瘍病変だと思われますが、詳しくは検査してみての診断になります。
原発性の腫瘍の場合には、猫の目の腫瘍の場合、転移性が強いため、腫瘍の成長速度や他臓器への転移の有無などを確かめた上で眼球摘出も行いますが、残念ながら今回のような二次性の腫瘍病変の場合には猫ちゃんの今後の生活を考えると、摘出しない方が為になると思います。
ただ、今後眼圧が上がる緑内障等の症状が出るようでしたら対症療法となるとは思いますが、治療を受けるようにしてあげてくださいね。症状としては、なんとなく左目だけが大きく見える、涙が多く出る等の症...2012/01/17 19:11 -
こんにちは、つーちゃん
さて、ヘモバルトネラ症(猫伝染性貧血)とは、微生物の一種リケッチアに属するマイコプラズマが赤血球に感染することにより貧血やそれに伴う症状を引き起こす病気です。
感染経路はまだはっきりしていない部分もありますが、吸血昆虫による媒介や咬傷による伝搬、初乳や胎盤からの感染も考えられています。
また、猫伝染性白血病(FeLV)との関連も知られており、てんちゃんの場合もそれらの感染がないかの検査も必要だと思います。
検査としては、血液を使っての直接クームス試験や血液塗抹の顕微鏡検査などをすることになります。一般に血液検査と呼ばれる血液生化学検査とは異なります。また、クームス試験は通常外注検査に出すのが一般的です。
血液塗抹も場合によっては外注検査に出す場合もありますが、よく勉強している先生などは自分で染色して見るケースも多いでしょう。特に、血液塗抹をみるとヘモバルトネラ感染症...2012/01/17 17:50 -
こんにちは、hanahanayosiさん
にゃちゃんですが、ギプスを外した後、レントゲンでの検査はされたでしょうか?
何らかの原因でギプスがゆるんだり、位置がずれたり、今回のようにギプスが締まったりした場合、整復箇所がずれたり変形したりしていることが心配です。
術後にはなかった麻痺のような症状が出ていることや、触ることが出来ないというのも、何らかの異常が考えられます。
今回骨折した中足骨を中心にレントゲンを撮ると同時に、股関節や膝関節などの異常が無いか、まずはレントゲンを撮って、確認してもらうことが大切だと思います。
また、レントゲンを撮った上で異常がないのであれば、一時的な炎症や関節腫脹、絞扼による神経麻痺が考えられますので、それぞれに合わせた今後の治療が必要だと思いますので、担当の獣医師によく聞いてみてください。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2012/01/17 10:13 -
こんにちは、ここにゃんさん
腸リンパ管拡張症による蛋白喪失性腸症と診断されたようですね。
腸リンパ管拡張症のおおもとの原因ははっきりしないことが多いため、対症療法がメインの治療になることがほとんどですが、ココアちゃんもステロイドによる治療に反応してくれてよかったと思います。
血液中のアルブミン濃度もうまく維持できているようですね。
さて、ステロイドによる副作用が心配ということですが、現時点ではステロイドをやめることによる症状の再発が心配ですので、飼主さんの判断だけで投薬を中止することはしないでくださいね。副作用については、投与量の多い少ないだけで大丈夫とはいえないので、普段からの一般状態や血液検査などをしながらモニターしていくことが大切だと思います。場合によっては投与量を今後も調整していくことにもなるでしょう。
また、おそらくは低脂肪食を用いた食餌療法を併用されていることと思います...2012/01/17 09:55 -
- 質問カテゴリ:
- 目の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードプードル / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、ミムロ君の飼主さん
失明したミムロ君のケアの仕方についてのご質問ですが、木曜日の深夜の発作からふらふらするというお話が少し気になります。ミムロ君の目を見ていただきたいのですが、そっと顔を手で支えて正面から顔を見た時、目が左右もしくは上下に小刻みに動いたりはしていないでしょうか。もしそういった眼球の動きがある場合は前庭障害がある可能性がありますので、病院での診療をお勧めします。その場合、薬によりふらつきがおさまる可能性があります。
是非、一度確かめてみてくださいね。
さて、ではご質問にもどりますが、いろいろなところにぶつかって大変という話。ケージの中ではストレスがたまるのではないかという話ですが、ケージにある程度の広さがあれば、ぶつかったり、思わぬ段差のある室内放し飼いよりはミムロ君も安心できると思います。怪我をさせてしまうリスクも減ります。
また、たえずうろうろするとい...2011/10/13 10:25 -
こんにちは、ぽんたさん
早速ですが、マイボーム腺腫の手術はきちんとした手技であれば、時間なども短時間で終わる安全な手術になります。
必要な器具も、一般的な眼科用のピンセットや剪刀、持針器などがあれば十分です。
麻酔時間も短時間で済むことと思います。
ただ、安全な手術とはいっても、まぶたの皮膚の寄せ方や術後の傷の管理などによっては痛々しい傷跡なども残る可能性が無いとは言えません。
ただ、傷跡も時間の経過とともに目立たなくなることも事実です。
また、手術も早期であれば腺腫が小さいので傷も小さくすみますが、手術が遅れると腺腫が大きくなり、そのため傷が大きくなるので早期の手術をお薦めします。
不安を抱えての手術では踏ん切りもつかないことと思いますので、不安な点などは実際に手術にあたる獣医師によく話を聞いて決めてください。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2011/10/13 10:09 -
こんにちは、つぉんさん
tsonkaちゃんの様子ですが、粘膜のような便に血が混ざっていたとのこと。鮮血が混ざっていたのでご心配なのだと思いますが、血液の量が少量で、鮮血である場合は、直腸等からの一時的な出血の可能性が高く、炎症などで痛んだ腸粘膜からの出血だと思いますのでひとまずは様子を見ていただいても大丈夫だと思います。
犬は、腸内細菌を早めにリセットして腸管の再生を促すため血液混じりの粘膜便をすることがありますが、回数も1,2回程度で終わるようであれば、人の下血とは違い、様子を見てもらって構いません。
下痢の原因の可能性としてははっきりわかりませんので、下痢が続くようであれば病院での診察が必要ですが、今回は様子を見てあげてもらっていいと思います。
なお、このコーナーは即時回答が出来ないため、少々時間が遅くなってしまいましたが今後の参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください2011/09/23 10:15 -
こんにちは、みっきぃさん
かゆがっている姿を見るのは、飼主さんとしてもつらいですね。
さて、今回のお話ですが、トラ蔵君の血液検査はしていない状態でのステロイドの投薬開始と、アトピカの使用計画の説明があったということなのでしょうか?
通常、糖尿病の疑いがあるのであれば、それらの検査をしてからステロイドを使用開始するはずですし、逆にすでにステロイドの投薬を始めているということは、その心配はないという判断なのか?少し疑問が出てきます。
アトピカ(シクロスポリンA)はTcellに作用し、免疫系の活性化を妨げることによりアレルギー反応を抑える薬ですが、他のタイプの作用機序でも、ノミのアレルギーに有効な薬はいくつもあり、それらの検討をしてもらってもいいのではないかと思います。
また、アトピカ自体がまだ高価な薬でもあり、飼主さんの負担も大きいというご心配もよくわかりますので、この件に関してはよく担当...2011/09/17 11:00 -
- 質問カテゴリ:
- 目の異常
- 対象ペット:
- 猫 / シャム(サイアミーズ) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、じゅんじゅんさん
純ちゃんの眼球振盪(眼振)ですが、結論から言うとあまり心配はないでしょう。
通常、眼球振盪が見られた場合、白内障や、内耳(前庭部)の疾患、網膜などの異常を疑い、検査などをすることになりますが、歩き方の異常や嘔吐などが見られない場合は生まれつきの眼球振盪を疑うことになります。
わたしも、診察の中で時折これらの先天的な眼球振盪に出会うことがありますが、目が細かに揺れていても、補正がかかっているのか普段の生活にはなんら支障が無いようです。
また、種類的にもシャム系の猫で、目がブルー、網膜色素が薄めでどちらかというと瞳孔が赤く見える子に多いような気がします。今回の純ちゃんにも当てはまっているようですね。
純ちゃんに関しても食欲や歩き方の異常などに問題がなければ、もともと眼球振盪はあったと考えても問題ないと思います。
また治療なども必要ないでしょうね。
参考...2011/09/17 10:30