今道 昭一 先生の過去の回答履歴一覧|18ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 耳の異常 / 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
耳の縁に皮膚病変を作る皮膚疾患はいくつかあります。
生後7ヶ月のM.ダックスでは、細菌や疥癬あるいは糸状菌などの感染症の他にも耳辺縁の脂漏症やパターン脱毛なども含めて考えていく必要があります。
耳辺縁の脂漏症は、症状がある部位の毛が簡単に抜けてしかも一緒にフケのようなものがたくさん取れがちです。
一方でパターン脱毛では大きな鱗屑はあまりみられません。
また、疥癬はかゆみが強いのが大きな特徴です。
糸状菌も明らかな症状があるときは、顕微鏡の検査で毛の中の胞子を確認してもらいましょう。培養だけでは見落とすことがあります。
細菌感染については抗生物質の治療に対する反応で評価をするとよいでしょう。
このように1つ1つ確認していくと診断がつくことが多いです。
しかし、これら以外の疾患もあります。
上記の手順では診断がつかないときはさらに検査が求められます。2006/12/16 17:43 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
脱毛症を考えるときは、感染症や皮膚炎の有無とどこに脱毛が起こっているかなどいくつか大切な所見があります。
まずは、この点について確認してもらいましょう。
アカラスや糸状菌は少なくとも検査で除外しておくべきでしょう。
もし、何らかの疾患が疑わしいときは血液検査やホルモン検査も考慮してみましょう。
しかし、どれも高額な検査になります。
M.ダックスということですので、胸の脱毛といえば、やはりパターン脱毛などは評価してもらいましょう。
この疾患は治療も可能なことがありますが、美容的な問題であることがほとんどです。
心配されているようですが、検査を進める際はより的を絞って的確に選択することです。2006/12/13 19:13 -
- 質問カテゴリ:
- 性器の異常
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
紫色に変色する原因として、発赤や紫斑などが考えられます。
あるいは正常な色調かもしれません。
皮膚の色調変化に伴って、皮膚の痒みや痛みあるいは皮膚の厚さに変化を見たり、見なかったりすることがあります。
これらは診察を受けることで明確になると思われます。
安心のためにも一度診察を受けてみてはいかがでしょうか?2006/12/12 19:43 -
時折、カットや毛刈り後に毛が伸びてこないことがあります。
多くの場合は元通りになるようですが、中には戻らないこともあるようです。
毛には成長期と退行期あるいは休止期があります。
もしかすると、多くの毛が何らかの刺激で休止期になって、伸びていないのかもしれません。
治療によって毛が生えてくることもありますので、一度病院で相談してみましょう。
また、今後は脱毛が進行したり、皮膚の色素沈着などに注意しながら経過をよく見てあげましょう。
2006/12/11 23:55 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
膿皮症が再発するときの治療の原則は、
"今ある膿皮症を完治させ、その後に膿皮症を起こさせる基礎疾患を検索する"
なかなか治らない膿皮症は完治するまで効果のある抗生物質を続けることが重要です。
時には数ヶ月かかることもありますが、ブドウ球菌による膿皮症であれば、皮膚疾患で頻繁に使用される抗生物質に耐性ができることはそれほど多くありません。
効果が得られない理由として多いのは、抗生物質の投与期間が短い、投与量が少ない、抗生物質の選択が不適などです。
まずはこの点をしっかりと評価してもらいましょう。
一旦膿皮症が完治したら、引き続き基礎疾患を評価しなければいけません。
外部寄生虫、皮膚糸状菌症、アレルギー性疾患、脂漏症などが主な基礎疾患です。
この基礎疾患を見つけて、それを治療することで再発を予防することができるかもしれません。
特に夏にひどくなるという既往歴があるなら、ノミアレ...2006/12/11 23:45 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアシュナウザー / 性別不明 / 年齢不明
アカラスの効果的な治療は論文で発表されています。
それぞれの病院で採用されている治療があると思いますので、まずは担当医と相談しましょう。
私がよく採用する治療はイベルメクチンの内服とドラメクチンの注射です。その他にもミルベマイシンなども利用できるかもしれません。
それぞれの効果はそれほど変らないのかもしれません。
当院では主に通院できるかどうか、費用、副作用を基準に選択しています。
また、疥癬治療と比べると治療期間が長く、少なくとも2ヶ月以上かかると考えておきましょう。
しかし、疥癬の感染が確認されていて、耳先端にカサブタがあるなら、まだまだ疥癬が疑われるようにも思えます。
2006/12/11 23:27 -
痒みを示す皮膚疾患はいくつかあります。
多くの場合、外部寄生虫感染症、微生物感染症あるいはアレルギー性疾患や脂漏症というカテゴリに入ります。
もちろん、それ以外の皮膚疾患もありますが、まずは上記の疾患について評価してあげましょう。
体のベタツキがあり、カビが発生しているというのはマラセチア感染のことかもしれません。
この場合はシャンプーと飲み薬でマラセチア感染を抑えることから治療がはじまります。
しかし、膿皮症を併発していることも多いので、こちらの評価も欠かせません。
そして、シーズーならアレルギー性疾患と脂漏症についてできるかぎり早めに調べるべきです。
また、最近の知見として、過剰なマラセチア増殖はマラセチア自体がアレルゲンとして皮膚症状を悪化させている可能性も指摘されています。
ステロイド剤と抗真菌剤の治療によってマラセチア感染のコントロールがうまくいくことがあることから...2006/12/11 23:12 -
パピヨンで抜毛が多いというのは時折伺います。
季節に合わせた換毛かもしれませんし、あるいは、らむちゃんは1歳になったばかりですので、成犬の被毛になっただけなのかもしれません。
すぐにはわからないかもしれませんが、今の時点で病的な脱毛か生理的な抜毛かを判断してもらいましょう。
その後、抜毛がさらに多くなったり、何らかの症状が加わったというときは再度判断してもらう必要はあります。
また、アレルギーであれば、抜毛以外にも痒みがあると思います。
しかし、その痒みは軽度のことから重度のことまでありますので、この点もあわせて一度獣医師に判断してもらうとよいでしょうね。
2006/12/09 00:00 -
急性心不全の状態でしょうか?
血液検査は実施しているようですので、もし、まだレントゲン検査を実施していないのであれば、状態を見ながらできるだけ早期に心臓や肺あるいは腹部のレントゲンを撮っておきましょう。
もし、可能であれば超音波で心臓の検査をすると今ある心機能や心臓の問題点がより的確にわかると思われます。
しかし、超音波の検査を正確にするには獣医師にも技術が要求されます。
急性心不全から回復するためには今の状態を正確に把握して問題点を整理しなければいけません。
また、治療も入院する必要がないかどうか検討するべきではないでしょうか?
通院ではできなくても、入院すると酸素室での呼吸の安定化や頻繁な利尿剤の投与、必要なら昇圧剤など有効な治療があるかもしれません。
適切な治療によって、一旦状態を改善させてできるだけ早急にレントゲン検査はするべきです。
悪化しているのであれば、もう1度今...2006/12/08 23:49 -
まずは爪や指を舐めるのが病的な問題か精神的な問題からなのか判断する必要があります。
最初に病的な問題がないかどうかを調べましょう。
たとえば、トゲやケガ、外部寄生虫、微生物感染、アレルギーなどが考えられます。
病的な問題がないと思われるときは、精神的な問題と捉えて治療をするのはよいことだと思っています。
この際は、ストレス要因をできるだけ除きながら、お薬や行動療法を実施するのですが、一定の知識が必要です。
ストレス要因は食事によることもありますが、日常の何気ないことがストレス要因になっていることも多いです。2006/12/06 13:33