今道 昭一 先生の過去の回答履歴一覧|19ページ目
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- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアシュナウザー / 性別不明 / 年齢不明
疥癬症が完治しないときは、4週間だけではなくもう少し治療を続けるとよいでしょう。
特にたくさんのワンちゃんがいるときは、全員が完治するまで治療を続けましょう。
治療がうまくいかないときは、常に何らかの要因があるのでは?と考えていく必要があります。
もちろん、疥癬が完治しきっていない、疥癬がいなくなった後に皮膚炎だけが残っているなども考えられます。
しかし、疥癬以外にも皮膚疾患があるかもしれません。
正確な診断のためには、病歴の把握、病変の分布、症状などを正確に判断する必要があります。
2006/12/04 17:33 -
まず病変が見られる部位と症状を正確に整理しておきましょう。
結膜、鼻、唇・お尻・足の指の間などの潰瘍やびらんといった皮膚症状を示しているときは、系統立てて診断を進める必要があります。
そして、少なくとも、アカラス、糸状菌、マラセチアなどは簡単な検査による評価が必要です。
そして、病歴、症状、感染の評価を総合して、考えられる疾患を絞り込み追加検査を実施する。
難治な皮膚疾患は系統的に診断を進めないと完治は期待できません。
また、尿検査の結果も血液検査やレントゲン検査で裏づけをとる必要があります。
血液検査やレントゲンでも尿ビリルビンや尿蛋白が見られるような結果が得られたときはこれまでの尿検査の結果が正確に判断されると思われます。
鼻の症状が強いときは、レントゲンや細胞診で鼻を評価する必要もあるでしょう。
さらに熱も毎回の興奮によるものか病的なものかを判断しなければいけませ...2006/12/04 17:22 -
この時期に悪化するのであれば、乾燥やストーブなどの暖房器具による影響かもしれません。
あるいは、冬に増加するアレルゲンに対するアレルギー性皮膚炎についても評価してあげる必要があります。
毎年繰り返すようであれば、しっかりと診断してその対策を考えてあげましょう。2006/11/28 16:33 -
直径3ミリほどのフケの固まりのような湿疹があるときは、細菌感染、皮膚糸状菌およびアカラス症は最低限調べてあげましょう。
この3つの皮膚疾患はフケや湿疹あるいは脱毛だけの症状を示すことがあります。
特に皮膚糸状菌は他のワンちゃんに感染すると治療が大変困難になります。
早めに受診しましょうね。2006/11/28 16:07 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアピンシャー / 性別不明 / 年齢不明
診断にはまず掻いているところが薄くなっているのか、あるいは掻いていない部位まで毛が少なくなっているのかを判断しましょう。
掻いて薄くなっているときは、痒みを見る疾患として診断を進めていきます。
しかし、掻いていない部位で毛が薄くなっているのであれば、脱毛を主体とする疾患について調べていきます。
文面からは痒みが少ないようですね。
まずは、アカラスなどの寄生虫、皮膚糸状菌や細菌感染については調べてあげましょう。
また、被毛検査で被毛の発育サイクル、脆弱さ、異常な色素、糸状菌感染あるいはアカラスなども調べてあげましょう。
これだけの検査で診断のために多くの情報が得られることがあります。2006/11/28 16:04 -
皮膚トラブルと、泌尿器トラブルを併発しているワンちゃんは時折見かけます。
これまでに私が実施した治療では、1つの処方食ではなく複数の処方食を混ぜて与えるというのが効果的でした。
アレルゲンを含まず、しかも尿酸化作用の強いフードとアレルゲンを含まない栄養バランスのとれたフードの組み合わせをよく使います。
この場合、食物アレルゲンの特定は非常に重要です。
除去食試験や食事の負荷試験で鶏肉や牛肉が確実に皮膚症状を悪化させているのかどうかを確定しておきましょう。
あるいは、これまでに食べたフードの原材料と皮膚症状を照らし合わせることもアレルゲンの確認に役立ちます。
そして、アレルゲンとなる食材が確定されれば、あとは数ある泌尿器疾患のための処方食からアレルゲンを含まないフードを選ぶとよいと思います。
1つのフードだけでは尿pHがうまくコントロールされないときもあります。
このときは尿酸...2006/11/24 16:55 -
- 質問カテゴリ:
- 耳の異常 / 皮膚の異常 / その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアピンシャー / 性別不明 / 年齢不明
耳先に病変を作る皮膚疾患はたくさんあります。
まずは痒み、脱毛、炎症の程度などの症状によってこれらを鑑別していきます。
また、カサブタの存在は重要な所見です。
もちろん、耳以外に全身の症状を調べることも忘れないで下さい。
私なら年齢を考慮すると、診断手順として外部寄生虫、糸状菌や細菌感染の除外から始めて、耳辺縁の脂漏症などを検討してみるかもしれません。
その他にも薬や昆虫に対するアレルギー反応として見られることもあります。
また、稀な疾患として脈管炎、自己免疫性疾患などもあります。原因不明のときはこちらを思い出してみましょう。
2006/11/19 01:43 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 猫 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
ネコちゃんから人へ感染する可能性がある皮膚疾患には、
皮膚糸状菌症、疥癬、ノミなどが考えられます。
家族の方に発疹がでているなら、上記の疾患については必ず調べてもらいましょう。
ネコちゃんの症状がひどいケースでは、この3つの疾患の診断は比較的しやすいと思われます。
しかし、ネコちゃんの症状が軽い場合は、検査でもなかなか判断できないかもしれません。
治療法は原因によって異なります。
ノミの治療薬の副作用は最小だと思っています。
皮膚糸状菌の治療薬は副作用がないわけではありませんが、この病気を放置することはできません。
副作用が出ていないか常にチェックしながら、治療をしてあげましょう。でも、それほど頻繁に副作用が起こるわけではありません。
疥癬は治療で完治する病気です。診断がついたらしっかりと治療してあげましょう。2006/11/19 01:24 -
細菌感染あるいはマラセチア、または外部寄生虫の感染がないのに脂漏症を示しているときは、脂漏症を起こす基礎疾患を探す必要があります。
過去にも同じような症状を示したことがあるのか、あるいはないのかで診断手順は異なります。
特に12歳ですから、高齢になると見られやすくて症状があう疾患の鑑別リストを作り、これらを順次評価していく必要があります。2006/11/18 01:05 -
膿皮症を再発するときは、根底にある基礎疾患を確認することが重要です。
10歳で初めて膿皮症を経験したというケースとこれまでにも何度か膿皮症やその他の皮膚疾患を繰り返したことがあるというケースでは診断手順が異なります。
もちろん、現在の症状についてもきっちりと整理しておく必要があります。
再発する膿皮症の診断には様々な検査が必要になることがあります。
そのため、これまでの病歴や現在の症状を整理することは非常に大切です。
これらが整理されていないと、適切な検査が選ばれずにいくつもの検査が必要になります。
皮膚科検査は高額なものが多いので、病歴や現症状の整理は怠らないようにして下さい。2006/11/16 22:27