野矢 雅彦 先生の過去の回答履歴一覧|4ページ目
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こんにちは。キャンディちゃんの外陰部は腫れていますか。腫れていれば生理(正しくは発情)による出血でよいかもしれませんが、7才という年齢を考えると子宮蓄膿症、子宮腺筋症、子宮内膜炎、膣炎、膀胱炎等の可能性もあります。念のために病院で診察を受け超音波検査、膣粘膜の細胞診他の検査をおこなってもらってください。おだいじに。
2006/08/16 12:35 -
- 質問カテゴリ:
- 熱が出る
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは。血液検査の結果だけでも具体的にわかるとよいのですがいかがでしょうか。今回もっとも知りたいことは、白血球の分類(百分比)と中毒性変化の有無です。もし、幼若好中球が増加しかつ白血球に中毒性変化がみられた場合には、食欲があろうとも命に関わることがあるので、すぐに原因を究明する必要があります。また、炎症の有無はCRPを検査するとわかります。処方されたくすりを飲ませていても改善がみられない場合は、薬を飲みきる前であっても再度診察を受けて下さい。おだいじに。
2006/08/11 16:54 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ワイアーフォックステリア / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは。問題点は、かゆみ、てんかん、肝臓障害、食物アレルギーの4点ですね。まず、今回のかゆみですが薬の副作用を考え、肝臓の数値も下がっているので投薬をやめてみればよいでしょう。副作用であれば投薬をやめてしばらくするとかゆみは止まります。次にてんかんですが、肝臓からくる発作であれば重度の肝臓障害か門脈シャントなどの先天性疾患がある場合です。今回の検査の数値だけでははっきり言えませんが、数値の変化からみても重度の肝障害はないとおもえますので肝臓とてんかんとの関係は少ないでしょう。痙攣を繰り返すときは、MRI検査と神経学的検査を受けて脳腫瘍などを除外してもらってください。肝臓障害は、他の検査結果と合わせて総合的にみることと超音波検査で内部構造の評価、必要に応じて肝生検をおこない確定診断を下します。最後に食物アレルギーですが、正確な評価は食事制限テストによっておこないます。ただ、この子の場合処...
2006/08/11 16:32 -
こんにちは。まず、尿比重と尿沈渣所見そして血液検査の結果、腎臓と膀胱の超音波検査またはレントゲン造影検査はどうでしたか。私達は、尿中にタンパクがでている場合には第1に糸球体腎炎を疑います。それを裏付けるために、膀胱穿刺による尿検査で尿タンパクの高値、尿円柱の出現を確認し、さらに低比重尿の有無をみます。血液検査では、時に貧血がみられ血液化学検査では、高コレステロール血症と低アルブミン血症がみられます。ちなみにBUN,Cre,Pの上昇は初期の腎障害ではみられませんので、これらの数値が正常だから腎機能は大丈夫とはいえません。以上の検査で条件をすべて満たす場合は治療を開始するか、より確定するためまた合併症をみつけるための更なる検査をおこないます。この場合および条件を満たさない場合は超音波検査やレントゲン陽性造影検査をおこないますが、最も確実な診断は腎臓の生体切除検査による病理診断です。
おだいじに。2006/08/03 01:13 -
こんにちは。正常な耳垢の色は、人と異なり多くの場合黒っぽい色をしていますが時にフケ症の子では、薄く黄色みを帯びていることもあります。
量は耳垢腺の発達具合によって個体差があり左右でも異なります。また、匂いも独特の匂いがあります。耳垢の色が黒く病的なものとしては、マラセチア、耳ダニ、細菌、耳垢腺腫瘍または過形成などがありますが今回の場合、耳垢検査で正常とでているので治療というよりもお手入れということでときどき耳洗浄をしておけばよいでしょう。
目やにに関しては、結膜炎が第1に考えられますが目やにの量が多いときは他の眼の疾患も区別しておく必要があります。おだいじに。2006/07/29 03:43 -
こんにちは。かなり重症のようですので、極力早く精密検査を受けるとともに治療を開始したいところです。歯石治療後ですので、心内膜炎、腎臓障害、肝臓障害、免疫介在性溶血性貧血などは必ず鑑別しておいた方がよいでしょう。特に、熱中症と診断されたということから発熱があったと思われますので正確な血液検査(白血球の百分比と中毒性変化の有無など、赤血球の形態異常や球状赤血球、ハインツ小体、寄生体の有無など)は必須です。また、血液化学検査(CRP,CPKも含めたい)、心臓と腹部の超音波検査、全身のレントゲン検査、尿検査も再度おこなってもらいましょう。これらの検査をして上記の病気が除外された場合には、胃腸障害、脳神経障害、筋肉障害、免疫介在性疾患も考慮してさらに検査が必要となる可能性があります。ちなみに、今回の場合子供さんによるストレスは考えられません。とにかく手遅れになる前に、かかりつけの先生に診ていただき、納得...
2006/07/17 13:30 -
こんにちは。ネコちゃんはおしっこは出ているのでしょうか?また、腎臓の機能はどうなのでしょうか。膀胱腫瘍があっても排尿があり転移や貧血、腎不全などがなければ食欲がなくなることはないものです。更に、3週間も食欲がないのであれば二次的に脂肪肝になっていて食べれなくなっている可能性もあります。もうひとつ、どのような抗ガン剤かはわかりませんが、内服であれ腫瘍の種類を確定せずに使用するのは非常に危険ですし、通常でも定期的に副作用のモニターをしながら慎重に使っていくものです。この子の場合、その先生には申し訳ありませんが、大学病院か腫瘍の専門医あるいは適確な診断のできる病院で、再度診察をゼロから受けなおしていただいた方がよいように思います。まだ、6才ですから早急に診察を受けて下さい。もしかしたらもっと単純に歯肉炎あるいは口腔内や食道内、胃内に糸状異物がひっかかっていてクチャクチャしているだけかもしれま...
2006/05/22 21:16 -
こんにちは。下痢と腹水の原因が、心臓疾患とそれ以外の疾患とが合併していないか調べてみてはいかがでしょうか。5月17日の検査結果は初めての検査ではないでしょうから初診時の検査結果も知りたいですね。腹水の性状、血液中のTP,Albはどうであったのでしょうか。また、追加検査として可能であれば心臓を含めた全身の超音波検査も行い、心臓の病態や腫瘍の有無、臓器の形態的異常の有無を正確に把握しておきたいものです。もし、超音波診断装置をお持ちでない病院であれば、紹介していただけばよいでしょう。血液中のTP(総タンパク)、Alb(アルブミン)をみることで、タンパク漏出性腸症などの消化器疾患や肝線維症、門脈シャントなどの肝臓障害、糸球体腎炎などの腎臓障害等々に関する追加検査が必要か否かがわかります。腹水の性状によっても心臓疾患に由来しているか否かがわかります。心臓性以外の腹水を溜める病気を 見つけることができたならば...
2006/05/22 15:53 -
こんにちは。勝男君とても心配ですね。まず、吐き気か咳かの区別が大切です。また、睾丸炎か陰嚢炎かはわかりませんが発熱がありぐったりしたことに関連している可能性も考えなくてはなりません。開腹検査や内視鏡検査を行う前に、胃と食道を中心としたバリウム造影レントゲン検査をおこなうべきでしょう。食道拡張症、異物、胃炎、腫瘍、癒着、肺の疾患などが鑑別になります。さらに、9月以降血液検査をされていないようですので白血球数、百分比をはじめとした検査を再度行いたいものです。もし、バリウム検査で明らかな異常が判明した場合と正常とは思えないというばあいは内視鏡検査や開腹手術を行わないと診断できないかもしれません。お大事に。
2006/04/24 18:18 -
こんにちは。モタちゃんの目を見てください。眼球が縦か横に動いていませんか?もし、縦に動いていれば脳障害、横に動いていれば内耳や中耳の障害(前庭障害)または脳障害です。非常に激しいめまいが起こっている状態なので立ちたくとも立てないのです。基本的には2週間位の看病が必要です。前庭障害であれば無処置でも2週間くらいで改善してきますが、脳障害であればそれ以上の日数を要するかさらに悪化してきます。
確定診断はMRIでつけることも可能ですが、17才という年齢を考えると経過で判断した方がよいと思います。治療法は、鎮静剤でめまいを抑える程度しかありませんが前庭障害であれば、多くの場合わずかな後遺症が残る程度で、また元気な生活が送れます。
横眼震とは眼球が目頭と目尻をいったりきたりする状態です。
おだいじに。2005/12/07 21:38