野矢 雅彦 先生の過去の回答履歴一覧|2ページ目
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- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、まだ若いのにかわいそうですね。どうしたら少しでも楽にしてあげられるかということですが、これらの血液検査以外の検査や尿検査、超音波検査の結果はどうだったのでしょうか。6才という若い年齢と1ヶ月前から元気食欲消失ということを考えると、なぜ腎臓に障害が起こったのかということを考え直すことが必要です。超音波検査やレントゲン造影撮影による腎臓構造の評価や尿検査で尿比重、尿タンパク、尿潜血、尿円柱そして感染症等の評価、血液による赤血球、白血球、貧血の評価や腎臓以外の臓器の評価、可能なら腎臓生検などをもういちど徹底的に見直してみてはいかがでしょうか。例えば、これらの評価の結果、腎臓の悪化した原因が糸球体腎炎であったならSLEなどの免疫介在性疾患が背景にあるということですからステロイドを使用することで症状が改善することもあります。また、今回はCaが高値ですが本来のCa値はAlbとの補正が必要なのです...
2009/03/09 02:16 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / アメリカンコッカースパニエル / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、まず、4才以上の犬の皮膚病を診察するに当たって大事なことは、本犬の体質や罹患している病気、生活環境、食事内容、精神的要因などの背景を考えて、真の原因を検討しなくては皮膚病は改善しません。しかし、今回は詳細なお話しを伺うこともできませんので、現況に対する処置を行い、どこまで改善できるかということをみてから次のステップに進むという形を考えてお話しします。症状と写真から推察できることは脂漏症になっているということです。したがって、まずは、脂漏症の治療をていねいに行ってみてはいかがでしょうか。そのためには脂漏症用の薬用シャンプーで週に数回、32~33℃の微温湯で身体を濡らし、シャンプーをかけて5~10分間、指の腹で皮膚を伸ばしながら擦り込むようにマッサージし、その後 よく洗い流し、タオルドライとします。ノルバサンシャンプーは脂漏症には適していませんので、脂を落とす作用のあるものやマラ...
2009/03/02 23:49 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常
- 対象ペット:
- 犬 / ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、高齢のゴールデンということですが、手術のできない理由はどこにあるのですか。すでに転移しているとか心臓が悪いとか甲状腺機能低下症があるなど麻酔のかけられないはっきりした理由があるのであればわかりますが、高齢だから手術できないというのは理由になりません。また、腫瘍は針生検や組織生検などで病理検査をおこなった上でかなり悪性なのでしょうか。腫瘍の得意な先生の診察を受けられることをお薦めします。現在、腫瘍科認定医制度があるのですが法的に広告媒体に認定医であることを記載することができないので、電話で腫瘍の認定医か否かを確認されるか認定医でなくとも腫瘍が得意か否かを問い合わせてみてください。お大事に。
2008/10/22 01:56 -
こんにちは、若いプードルで手術後のかゆみということですので、鑑別としては
神経性、精神性皮膚炎、接触性皮膚炎、細菌感染、外耳炎、アトピー、何らかのアレルギー、疥癬症、薬疹、その他などさまざまです。特に下顎や口囲を気にしているのであればその付近の骨、神経、筋肉の異常もチェックしておく必要があります。まず行うべき検査は、毛抜き検査、皮膚掻爬検査、神経学的検査、レントゲン検査でしょう。
夜に、そして布団の上でとありますので布団の材質が合わないとか、夜になって気持ちが落ち着いたときに想い出したようにとか寝る前のクセだったものが家族が注目し始めたことなどがかゆみ症状を引き起こしているのかもしれません。
皮膚の生検検査を必用に応じておこないますが、私的にはこの子の場合は布団アレルギーや精神性を考えたい所なので、試しに、夜は一緒に寝ないで布団のない別の部屋に寝せてみるということをおこなってください。...2008/10/22 01:30 -
- 質問カテゴリ:
- 食事、栄養について
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリバー / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、後肢がふらつき、排便が思うように行えないということですが、老化現象と考える前に、まずは高齢であるからこそ原因を究明し、その原因にあった治療を施してあげるべきでしょう。これらの原因として考えられる病気を大きくわけると脊髄障害
筋肉障害、関節障害、腫瘍などです。大まかでも良いのでどこが原因なのかを区別したうえで薬やサプリメントを使用しなければ効果を期待することはできません。ぜひ、かかりつけの先生に身体検査やレントゲンなどだけでもよいので診察をお願いしてください。おだいじに。2008/08/31 03:46 -
心配ですね、症状と年齢、犬種から考えられることは、真性てんかん、水頭症、各種脳炎などですが、他に肝性脳症や不整脈なども考えられます。現在症状が全くなければ病院に連れて行っても診断がつきにくい事が多いのですが、不整脈や肝性脳症などは検査でわかりますので早めに診察を受けて下さい。脳の異常は通常の診察では症状がでていなければわかりませんので、現在異常がないのであれば、まずは日記をつけることです。日記はできれば1枚のカレンダーに記録して下さい。記録をつけることで行動の異常や痙攣発作の有無がどのような間隔でそしてどのような程度で起こったかなどがわかるようになります。1ヶ月以上の間隔でかつ軽い発作であれば様子を見ていてかまいませんが、発作が頻繁に起こっている場合や重い発作が起こっている場合には、
MRIなどの検査などを受けて診断をつけて早く治療法を決めていく必要があります。
また、発作が起こったときは...2008/08/06 00:32 -
- 質問カテゴリ:
- 皮膚の異常 / その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは。回答が遅くなりましたがコトちゃんの具合はいかがですか。良くなっていればよいのですが・・・。症状と経過からみて精神的ストレスとはいえないでしょう。
何の病気ということはわかりませんが、病状の経過特に全身の皮膚が紅く呼吸も荒いということからいくつかのやっかいな病気を考えさせられてしまいます。例えば、TSS(Toxic Shock Syndrome)、血管炎、多型紅斑、中毒性表皮壊死症等です。
もし、まだ完全に回復していないのでしたら早急にしっかり診察できる病院で診てもらってください。お大事に。2008/04/10 17:45 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
こんにちは、脾臓という臓器で、腫れもなく出血もなく1才という年令からするとまったく問題ありません。仮に脾臓が裂けていたとしても出血も腫れもないということであれば過去の裂傷ですので、すでに治癒の方向に向いているということです。脾臓は血液の塊のような臓器ですからもし、開腹して肉眼的に見てわかるような裂傷(脾臓破裂など)が起こったとすればお腹の中にかなりの出血を起こし、傷の大きさによっては数時間以内に死亡することさえあります。また、椅子から落ちて打ち所が悪くおなかを打った場合には、ほとんどが脾臓の鬱血によって一時的に部分的に腫れることがあるていどです。おだいじに。
2008/01/12 16:05 -
こんにちは、塁君は元気も食欲も特に落ちているわけでもなく嘔吐も間欠的であること、年令も若いことからまず疑いたいのは、異物です。他に区別しておきたい病気は胃炎、幽門けいれん、腸内寄生虫、食道裂孔ヘルニア、胆嚢障害、門脈シャントなどの肝障害、腎障害、アレルギー、他でしょうか。いずれにしてもまずはレントゲン検査をおこないはっきりしなければバリウムレントゲン検査を行ってもらうとよいでしょう。腸内寄生虫は頻回の便検査で、胆嚢障害、肝障害、腎障害は血液検査と超音波検査で、腎障害はさらに尿検査も加えて診断を下します。もし、腹腔内睾丸が悪さをしているとしたら今回みたいな吐き気ではなく激しい腹痛をうったえぐったりするでしょう。
おだいじに。2007/12/02 01:05 -
こんにちは、年令や症状の経過から推測すると「脾臓梗塞」ではないかとおもわれます。脾臓という臓器に何らかの原因で部分的に梗塞が起きると瞬時に激痛が起こり悲鳴をあげて失神することがあります。しかし、突然の激しい症状にもかかわらず10分ほどで立ち上がり、数時間後には何事もなかったかのように普通に戻ってしまいます。
予防方法はなく治療も特に必要としないことがほとんどです。多くの場合1回しか起こらないのでその他の病気との鑑別は難しいのですが、繰り返し起こすようであれば精査が必要です。おだいじに。2007/09/22 17:13