北森 隆士 先生の過去の回答履歴一覧|87ページ目
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皮膚の痒みは、ひとつひとつちゃんと検査していけば、ある程度、原因は解明されると思います(もちろん完治は難しい場合もありますが)。
また、検査ではなく、お薬の反応から、原因を解明する手法もしばしばとられます。例えば、ステロイドに反応する痒みであるかどうかも、とても重要な所見です。
皮膚科に関しては、しっかりと話を聞いてくれる病院をみつけ、あまり転院せず、根気よく治療することが重要です。
ちなみにステロイドは、用法用量さえ守っていれば(ここが重要ですが)、そんなに危険な薬ではありません。アトピカのような免疫抑制剤よりもファーストチョイスはやはりステロイドだと思いますよ。他の薬剤と違って、もともと生体内にあるものですから・・・。予想される副作用がわかっているというのも、よくよく考えれば、安心なことなのです。
なお、アレルギー血液検査にまったくひっからない食事性アレルギーは、処方食によ...2006/02/15 21:38 -
腫瘍によっては、発症からの余命や、制癌剤の延命効果について報告されているものもあります。
もう一度、腫瘍名をはっきり書いて投稿されると、色々な先生方から、より多くの様々なコメントがもらえるかもしれませんよ。2006/02/15 16:43 -
- 質問カテゴリ:
- 鼻の異常
- 対象ペット:
- 猫 / ゴールデンレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
ウイルス性鼻気管炎の原因ウイルスであるヘルペスウイルスは、薬が到達しない神経内にとどまるために、慢性化した場合は、完治させることはできないと言われています(ヒトのヘルペスによる帯状疱疹と同じです・・・ネコのそれヒトにはうつりませんので念のため)。
体調の悪化や寒冷ストレスがかかると症状が表出し、体調の改善とともに収まってくるという臨床経過をたどります。つまり、鼻気管炎由来のものであれば、くしゃみはなかなか完治はしないと思います。
さて、治療に関してですが、
ご質問の内容からは、そのセンセイの行った処置がベストかどうかはわかりかねます。入院に関しては、ネコさんの性格もありますしね・・・・・。ただ、そのセンセイにとってもはじめて見る子で、その子が呼吸が荒ければ、酸素室に入れるとか、点滴を行うとか・・・・どこまで行うかはともかくとして、入院を勧めるのは妥当な選択だと思いますよ。
心配し...2006/02/14 00:12 -
疾患を特定するために、色々な検査法があるのです。お話のご様子では、まだまだ検査したりないのではないでしょうか?
例えば、視覚の問題、上昇した白血球やGPTの問題(発作時によくある一過性のものかもしれませんが)、またウイルスを否定するには血液検査が必須でしょう。更に高度検査ならばCT、MRIでしょう。
『てんかん』だったにしても、発生頻度(月1~2回以上の発作)によっては、お薬を使用したほうがよいとも言われています。
もう一度、担当のセンセイと心配な点についてお話されては如何でしょうか?2006/02/13 23:10 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
市販されてるミネラルウォーターなるもののなかには、動物にとって時には制限した方が良いCaやMgなどが、他のものよりも100倍も入っている商品もあります。
色々考え方はあろうかと思いますが、ヒトも美味しく飲めるのであれば、通常の水道水で十分だと思います(ところによっては水道水が信用できない地域もありますからね・・・)。
ちなみに、ミネラルの入ってない水は、通常状態では存在しませんから、水道水もミネラルウォーターというえば、そうなのですが・・・。2006/02/13 22:36 -
文面だけでは、明確には回答しづらいのですが、
麻酔が効きづらいという部分と、呼吸がおかしくなってウンウンと言うのがよくわかりません。
人工呼吸器さえつければ、呼吸は正確に管理できるはずです。
通常、心電図に異常があれば手術を中止する事はありますが、呼吸がおかしくなって中止と言うのは、人工呼吸器さえ装着していればありえません。最新の麻酔を使用し、人工呼吸機で呼吸を管理すれば、内蔵機能、心電図、血圧さえ問題なければ、通常手術は可能だと思いますよ。
なさけないかな我が獣医業界は、去勢・避妊手術とはいえ、病院間にかなりの差があるのが実情です。
失礼とは存じますが、他の病院に問いあわせては如何でしょうか?
ちなみに、麻酔薬でのアレルギーは、異常な体温の上昇として現れます。麻酔が効かないという形では現れません。
2006/02/13 22:12 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ラブラドールレトリーバー / 性別不明 / 年齢不明
他の先生もご指摘のようにまずはちゃんとした診断をつける事です。
その上でのお話ですが、センセイによっては色々意見があるところだとは思いますが、
当院では、認知症の場合、イヌの行動があまりにも飼い主の生活や周囲の社会環境を阻害する場合は、治療というよりは、イヌの生活を制限させるタイプのお薬を使用します(眠るようなお薬や、神経活動を抑制するようなお薬)。
鳴き声の問題も、あまりにひどい場合は、声帯除去術もあります。
上述の内容は、センセイによっては、お認めにならない方もいらっしゃるとは思いますが、一度相談されてはいかがでしょうか?
2006/02/06 02:26 -
- 質問カテゴリ:
- せきやたんが出る
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
1日ドックの場合は、
聴診(心音の検査)、血液検査(内臓の機能、血球数の検査)、尿検査、糞便検査、口腔内の検査(歯石のチェックなど)、眼科系検査(白内障のチェック)がメインでしょうか・・・・・。
病院によっては、また、状態によっては、レントゲン、血圧・心電図検査、エコー検査(心臓の機能、腹腔内の臓器の検査)が加わると思います。
<日常で気になる事なく元気に走り回っているのですが、一般の
<健康診断に追加して調べた方が良い検査又は調べられる検査
<などはあるのでしょうか。
病院によって、一般の健康診断という概念に差があるので、やはり担当のセンセイに、しっかり聞くのがよいでしょう。2006/02/03 12:45 -
補液(輸液)の一般論を述べます。
リンゲルには、酢酸リンゲル・乳酸リンゲル・リンゲルの3種類があります。このうち肝臓系疾患には乳酸リンゲルは禁忌です。
次に、相談者の質問では、輸液ルートが皮下となっていますが、リンゲルは、皮下ではなく血管から輸液した方が良いと思います。それはリンゲルに含まれるNa、K、Ca成分のうち、K、Caは皮下組織へ漏れると炎症を惹起させるからです(数回程度なら問題ないですが・・・・)。K、Caは、経口接種が可能なのですから、長期的視野に立てば、皮下でおこなうのであれば、生理食塩液で十分だと思います。
最後に、
輸液は、体内の成分を検査・測定してから行うのが基本です。無論、毎日そのような検査をする必要はありませんが、定期的なチェックは行わないといけません。
2006/02/03 12:34 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明
主訴(症状、病状)があって、レントゲンや血液検査など様々な検査結果があって、はじめて我々獣医師は疾患を特定することが可能になります。この質問内容では、正確な解答はできません。
<何をどう聞けばいいか分からなくなっていたので聞けませんで<した
とのことですが、あなた自身がこの質問でなさってるように、
『肝臓が大きいと何か病気になりやすいとか、異常がでるとかあるのでしょうか?』
と、もう一度、担当のセンセイにきけばよいと思いますよ。ワンちゃんのためにも、担当のセンセイと、何でも聞ける関係を構築してください。2006/02/02 11:30