北森 隆士 先生の過去の回答履歴一覧|89ページ目
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乳腺腫瘍は、良性、悪性、炎症性に大別されます。
炎症性の場合は、手術適応ではありません。
良性、悪性乳腺腫ともに手術適応ですが、悪性の場合はリンパ節まで摘出する場合がありますし、また、全ての乳腺を摘出することが望ましいので、良性か悪性か状況によってまったく費用は異なります。2006/01/12 12:40 -
ここの質問の回答によく書くのですが、色々検査をして、結論が出ず、飼い主がどうしても原因を追求して治療したい、つまり対症療法ではなく、根本的に治療を望む場合は、高度な検査(CT、MRIなど)をするというのもひとつの考えですよ。
そして、あなたの場合も、可能であれば、CTで検査してはいかがでしょうか?最新の獣医学の検査は、かなり洗練されております。例えば最新のCT検査では0.数ミリの異常を発見できますし、人と異なり、それは確かに全身麻酔下ではありますが、1万例規模のCT検査で麻酔事故ゼロというデータを公表しているラボもあります。
2006/01/12 09:25 -
元気な子犬の選び方は、他の先生方がご指摘されている通りですが、一点、指摘させて下さい。
それは、性格が『おっとり』した子が良くて、チワワを選ぶことについてです。チワワは、無論その子その子によって違いますが、かなりの確率で、性格がきつくなる、権勢症候群が出やすい種類です。
もしそのことをあなたが知らずして再び『おっとり』のイメージでチワワを購入するとしたら、犬種を考え直して下さい。チワワの性格に関するトラブルを相当経験している・・・多分全ての先生がそうでしょうが・・・・・ので、あえて指摘しておきます。
2006/01/11 19:34 -
可能であれば最新のCTを有する施設でCT検査を行った方が良いと思います。スキャンの時間は15分程度ですし、開腹手術に有する時間よりも短いですよ。また、CTをとってそのまま手術に移行することも可能です。CTにより肝臓ばかりでなく、脊髄の検査も同時に可能ですしね。
例えば、肝臓に腫瘍があったとして、それがどこまで組織を障害してるかは眼で見るだけではわからないこともあります。肝臓の大きな血管近くにあれば、手術自体も行わない方が良い場合もあります。それを見極めるために、つまり病態を含め、本当に手術可能かどうかを調べるためにも、まずは高度なCT画像診断が必要です。
加えて言えば、超音波検査も、超音波画像診断装置のグレードによってまったく診断精度が異なります。CTが無理であれば、更に上位機種の装置を有する大学病院レベルの施設でセカンドオピニオンを求めてみては如何でしょうか?
バイオプシー(病理検査)も、...2006/01/11 19:04 -
腫瘍に関しては、腫瘍それ自体の問題と、腫瘍が産生する物質による体内状態の変化(変な表現ですみません、がん悪液質といいます)の2つの問題があります。
腫瘍の種類が記されていないのであくまで一般論ですが、後者のがん悪液質を改善させてQOLを向上させる栄養学的なアプローチとしては、低炭水化物・高蛋質・高脂肪の食事を摂取させるという方法があります。そのように(つまり癌の際のお食事として)設計され、実際に延命率を向上させるというデータもある処方食もありますので、担当の先生にきかれてみては如何でしょうか?2006/01/10 18:47 -
直ちに診察してもらいましょう。良性のものでは進行性の色素過剰症がネコではしばしば診られますが、黒色腫(メラノーマ)、虹彩リンパ肉腫という悪性度の高い腫瘍の可能性もあります。
2006/01/10 17:49 -
ご心配のことと思います。
文面から、大腸の腺ガンだと推察します。成書にあるように、犬の消化管原発の腫瘍は、珍しいケースだと思います。
私の知っている報告では、上記のガンだとすると、質問の内容に記されているような平均生存率ではなく、もう少し短い、1年前後だと思います。
制がん剤を用いた化学療法での明確な延命効果は報告されていないと思います。放射線療法は報告されていますが、完治できません。非ステロイド系抗炎症剤に分類されるある種の薬剤が有効であるとの報告がありますが、これも完治させるものではなく、QOLの向上だと思います。
もし可能であれば、最新のCTを完備し、ヒトなみの高度な外科手術を行えるような設備を有した病院でのセカンドオピニオンを求めてはいかがでしょうか?2006/01/09 23:18 -
直ちに病院へ行きなさい。チョコレートは、たくさんとれば、確実に死亡します。また、死亡しないまでも、急性膵炎を併発する
可能性もあります。2006/01/09 11:55 -
乳腺腫瘍は、良性、悪性、炎症性乳がんに大別されますが、それぞれ対処法がことなります。
良性、悪性乳腺腫はともに外科手術以外明確に効果があると報告されている治療法はありません。ただし、悪性か良性かで、摘出範囲(リンパ節をどうするか等)が異なります。
悪性の場合は、摘出時のしこりの大きさによって延命期間も大まかに報告されています。進行ステージが0~4段階に分類でき、ステージ1の2年後再発率は約70%、ステージ2では95%。ステージ4では完治しないと言われています。ひとつの目安としては、大きさが3センチよりも大きいかどうかで予後、再発率が変わります。もちろん悪性であれば、全身状況さえゆるせば直ちに摘出すべきです(状態によっては、片側ずつ2回にわけて)。
炎症性乳がんに関しては、残念ながら治療法はありません。考え方にもよりますが、手術自体も回避したほうが良い場合もあります。
鮫の軟骨、...2006/01/08 21:50 -
食糞は膵炎の際みられますが、それ以外は、ほとんどの場合で犬にとっては正常(本能的)な行為です。
動物はいかに栄養素を摂取するかで進化の過程が分かれています。肉食獣は丸ごと動物を食べ、草食獣は胃内発酵することによって栄養素を摂取するわけですが、ここで雑食獣である人、犬などはそれらとは異なった戦略をそれぞれ選択しました。人は火を使い栄養素(特に炭水化物)を分解させてより効率よく吸収する方法を、犬は他の動物の糞を食すことにより少しこなれたた状態で摂取する方法に気づきました(無論それだけではないのですが)。
現代では食糞は異常行動のように考えられていますが、その昔(平安時代ぐらい)まだトイレがなかった時代、日本では人糞を野犬に食べさせて処理していたくらいです。
さて食糞を止めさせる方法ですが、これがなかなか良い方法が無いのです。例えば、小さい時から、便をしたらすぐ片付けるよ...2006/01/07 09:56